ここ数年で国内のインスタグラム利用者が増えてきているのをご存知ですか?
インスタグラムの利用者は2014年頃から急激に増え始め、2017年10月には日本国内でのアクティブユーザー数が2000万人に達するなど、Instagramは今急成長しているSNSです。
(参考:ITmediaビジネスONLINE”Instagram、国内月間ユーザー2000万人突破 ビジネス利用も活発”)
2017ユーキャン新語・流行語大賞では「インスタ映え」が年間大賞に選ばれていることからもインスタグラムに人気が集まっているのが分かります。
企業アカウントの登録数も加速しており、今後さらに拡大するであろうSNSと言われています。
また、インスタグラムは検索ツールとしても活用され、検索エンジン代わりにインスタグラムで検索するという利用者も増えてきています。
そこで、「整体院にインスタグラムの利用は必要なのか?」という疑問が湧いてきます。
結論からいうと、
上手に活用することで、あなたの院を多くの人に知ってもらうきっかけになり、結果、集客につながる可能性が高いといえます。
目次
インスタグラムの利用者は増加傾向にある
インターネット利用動向データの提供を行っているニールセン デジタル株式会社が2017年9月に発表した「SNSの最新利用状況」によると、インスタグラムの利用者数の増加率が高いことが分かります。
(出典元:Nielsen「Mobile NetView18歳以上の男女」2017/09/26 URL:http://www.netratings.co.jp/news_release/2017/09/Newsrelease20170926.html)
前年比43%増となっており、Twitter、Facebookと比べるとその増加率は著しく高いです。
インスタグラムに関しては、2017年8月時点で1706万人の利用者数だったのが、同年10月のFacebook日本法人公式発表では300万人プラスの2000万人に増えていることからも、特に人気が出ているSNSであることが分かります。
(情報元:ITmediaビジネスONLINE ”Instagram、国内月間ユーザー2000万人突破 ビジネス利用も活発”)
性年代別利用者数
これまで、インスタグラムの利用者は20代後半~30代女性が多いと言われてきました。
しかし、2017年の利用者数を見ると、性別年齢問わずに前年より増加傾向にあることが分かります。
(出典元:Nielsen「Mobile NetView18歳以上の男女」2017/09/26 URL:http://www.netratings.co.jp/news_release/2017/09/Newsrelease20170926.html)
男性に関しては、20代、40代、50代以上の増加率はそれぞれ50%を超えており、女性向けのアプリという考え方は終了したと言えるでしょう。
また、女性においても、これまで利用が少なかった40代、50代以上で大きく増加しており、特に50代以上に関しては100%を上回る増加率です。
このことからも、インスタグラムは2017年に大きく成長したSNSであり、今後も多様な活用が期待できるツールであると言えます。
インスタグラムの特徴
インスタグラムは投稿に必ず写真が必要になります。
写真 + コメント + #(ハッシュタグ)の3つを揃えて投稿します。
そのため、写真映えするファッション、料理、旅行などの投稿は人気が高くなる傾向にあります。
しかし、ここ2年ほどでよく見られているコンテンツが変わってきています。
(画像引用元:ITmediaビジネスONLINE”Instagram「国内月間ユーザー2000万人突破 ビジネス利用も活発」2017/10/3 URL:http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1710/03/news064.html)
写真は、米Facebook日本法人が2017年10月3日に、国内月間アクティブユーザー数が2000万人を突破したと発表した時のものです。
【よく見るコンテンツ】について、2015年の調査と比較され増減が示されています。この2年間でユーザーが求めているコンテンツが大きく変化しているのが分かります。
以前は有名人への憧れやセンスの良い写真をフォローしているいる人が多かったようですが、最近は検索ツールとして利用するユーザーが増えてきていると言われています。
(参考サイト:App Ape Lab.「セレブよりハウツー?プロに聞いてみたInstagramの活用法3つのポイント」)
インスタグラムが検索ツールとして利用されるようになったということは、独自サイトに近い役割を果たしてくれるツールとして成長しているといえます。
写真投稿以外にも、24時間で自動消滅するストーリーズというライブ配信や短編動画を投稿できる機能、簡単に2択のアンケートを実施できる機能などもあり、多様な使い方ができるところもインスタグラムの魅力となっている。
インスタグラムを検索ツールとして活用するユーザー心理
インターネットで店舗の情報を検索すると、独自のサイトを運営していない店舗の情報は少し古いものが表示されたり、“いま”知りたい情報でない場合があります。
SNSには、最近店舗を訪れたユーザーが投稿しているため、“いま”知りたい情報が詰まっており、知りたい情報の最新を知ることができるというメリットがあります。
例えば、スカイツリーに行きたいユーザーがインスタグラムで「#スカイツリー」と検索すると、いろんな表情のスカイツリーを見ることができます。また、それだけではなく、周辺の飲食店の情報なども知ることができるため、まさに「ユーザーが今知りたい情報」が詰まった検索ツールとして活用されているのです。
今後は、ますます検索ツールとしての活用が活発になると予測されていることもあり、内容の濃いコンテンツを投稿することで、あなたの院のファン(見込み客)を育てることにもつながります。
性別年齢問わず、利用者数が増加傾向にあるインスタグラムの活用は治療院にとってもメリットがあるといえるのではないでしょう。
整体院のインスタグラムの活用例
インスタグラムで「整体」と検索すると、99件の院がアカウント登録されていました。(2018年2月3日現在)
埋め込んだ投稿は一例です。
施術の様子、地域情報誌への掲載情報、店舗内の様子などが投稿してあります。
ユーザーが求める答えを提供する
インスタグラムをビジネスにつなげるために必要なことは、ユーザーが求める答えを提供するようなコンテンツを投稿することです。
- 内容の濃いコンテンツ
- コンセプトが決まったコンテンツ
- 写真にまとまりのあるコンテンツ
などを意識してアカウントを運用することで、「見込み客」を育てるツールとして活躍してくれます。
投稿は1日1回以下で十分
インスタグラムへの投稿は1日1回以下で十分と考えられています。
あまり多いとタイムラインを占領してしまうため、ユーザーを飽きさせる原因になるからです。
内容の濃いコンテンツを、週に数回投稿することを心掛けて利用を始めると効果的です。
(参考サイト:App Ape Lab.「セレブよりハウツー?プロに聞いてみたInstagramの活用法3つのポイント」)
まとめ
競合の多い整体業界において、自社独自のホームページと合わせてSNSを活用し情報を発信することは、これからビジネスを発展させていくために必要な手段の一つと言えます。
中でも、ここ2年ほどで利用者が急増しているインスタグラムを活用することは、あなたの院を多くのユーザーに知ってもらうきっかけ作りとして非常に有効で効果の高い方法と言えるでしょう。
ユーザーの悩みが解決されるような、内容の濃いコンテンツ作りを心掛け、インスタグラムを集客ツールの一つに加えることも考えていきましょう。
この記事があなたの参考になれば幸いです。