「これから整体院を開業しようと思うんですけど、どんな服装にしようか迷っています。」
たまにこんな相談を受けます。
極論、自分の整体院であれば服装に関しては自由です。
無難に白衣でも、アロハシャツでも、お客さんが着てくれて経営が成り立つのであれば、なんでもいいかもしれません。
でも私は服装にはある程度気を使うべきだと思っています。
お客さんは服装で整体院を選ぶわけではありませんが、服装で印象がだいぶ変わります。
施術以外のところで悪い印象を持たれたらもったいなくないですか?
接客業なので、お客さんに良い印象を与える服装で仕事をするべきです。
今回は整体院の服装について書いてみました。
整体院の服装の種類
冒頭でも書きましたが、個人経営の整体院では整体師の服装は自分で決めることができます。
つまり自由です。何を着ても構いません。
ただ、一般的に多いのは▼の4種類ではないでしょうか。
- 白衣
- ポロシャツにチノパン
- スポーツウェアー(ジャージなど)
- 私服
ひとつずつ解説していきます。
整体師の服装1 白衣
これは整体院で誰もがイメージする服装です。(▲の画像みたいな)
白衣にするメリット
- 清潔感がある
- パッと見で施術をしてくれる場所だということが伝わる
- 信用してもらいやすい
などが挙げられます。
白衣にするデメリット
- 堅い印象がある
- 汚れが目立つ
- 他と差別化しづらい
があります。[/aside]
最近は、白以外の白衣のところも多いです。
紺や青などであれば、汚れが目立ったり他と差別化できないといったデメリットは軽減できるかもしれませんね。
整体師の服装2 ポロシャツにチノパン
次に多いのが▲のようなスタイルです。
ポロシャツ・チノパンのメリット
- 動きやすい
- 白衣に比べて柔らかい印象
ポロシャツ・チノパンのデメリット
- 先生という雰囲気を出しずらい
整体師の服装3 スポーツウェアー、ジャージなど
▲のようなスポーツトレーナースタイルです。
トレーナースタイルのメリット
- 動きやすい
- スポーツ選手などに運動指導をしやすい
トレーナースタイルのデメリット
- ストレッチ専門店などと区別がつけずらい
- 高齢者などに徒手療法を行う際には雰囲気が合わない
このスタイルは、お客さんの層が若い人や、スポーツ選手が中心のところである必要があるかと思います。
整体師の服装4 私服
一言私服と言ってもいろいろあります。私服で個性を出すなら▲のような美容師さんのようなスタイルはオシャレでいいかもしれません。
私服のメリット
- 個性を出せる
- オシャレな雰囲気が出せる
私服のデメリット
- センスが問われる
- お客さんの層を限定する必要がある
私服はハイリスク・ハイリターン
オシャレな美容室のようなスタイルや、高級感を出すような服装にすることで、それにマッチした人からは他の整体と比べて好感をもってもらうことができます。
ただ、そのようなスタイルを好まない人が来た場合には逆にマイナスなイメージを抱かれる可能性があります。
例えば、バーテンダーのような若者ウケしそうなオシャレな雰囲気の服装をしたとします。
ここに近所の70代のおじいさんが来たら、一瞬お店を間違えたのかと思うはずですし、落ち着かないと思います。
つまり、私服で他と差別化できるような服装をする場合は、客層を絞る必要があります。
また、自分が着たい服をただ着るという、自分本位の私服スタイルは論外です。
どんな服装にするにしても必ず気をつけないといけないこと
どんな服装にするにしても共通して気をつけなければいけない点があります。
それは▼の3つです。
- 汚れている服
- シワだらけの服
- 匂いがする服
この3つのうち1つでもあると、不衛生なイメージがつきます。
患者さんに不快な思いをさせてしまいますので、どんな服装にするにしてもここだけは気を付けましょう。
これは絶対気をつけるべき点1)汚れている服
服が汚れているとそれだけで不衛生な感じがしてしまいます。
多くの人は、服が汚れている先生に自分の体を触ってほしくありません。
そしてこれに関しては白衣だとすごく目立ちます。
特に気をつけるべきは
- 襟の部分
- 裾の部分
あとよくあるのは、白衣のままお弁当などを食べて、ソースや醤油をこぼしてしまい、そのまま施術をしているケース。
気持ちはわかりますが、これは裾や襟の汚れよりも目立ちますので絶対に着替えてください。
そのためにも、服装は必ず職場に何着かストックしておくべきですね。
これは絶対気をつけるべき点2)シワだらけの服
たまに目につくのが、着ている服がシワシワでヨレヨレな先生。
これだけでだらしない印象を持たれてしまいます。
「自分の服のシワも直せない先生が、私の体を治せるのかしら?」
こんな風に思われてしまうかもしれません。
毎回アイロンをかけたりするのはめんどくさいという先生は、はじめからシワになりにくい素材の白衣を買いましょう。
これは絶対気をつけるべき点3)臭いがする服
よくあるのが、夏場に連日同じ服を着ていて汗の臭いがするケースです。
整体師はどうしたってお客さんと体が密着しますので、受付さんなどよりも細心の注意を払わなければいけません。
自分の臭いはなかなか気が付けないですし、かといってお客さんはそこを指摘してくれるわけではありません。
不快に思ったら、私たちには知らせずに自然に去っていきます。
もしかしたら、気が付いていないだけで、あなたの整体院もあなたの臭いが原因でお客さんを失っているかもしれませんよ。
気をつけましょうね。
あとは、タバコの臭い。
これも非喫煙者にはすぐにわかります。
タバコは仕事着では吸わないようにしましょう。
まとめ
一般的に多いのは▼の4種類ではないでしょうか。
- 白衣
- ポロシャツにチノパン
- スポーツウェア(ジャージなど)
- 私服
白衣 | ポロシャツ | スポーツウェア | 私服 | |
メリット | ・清潔感がある
・パッと見で施術をしてくれる場所だということが伝わる ・信用してもらいやすい |
・動きやすい
・白衣に比べて柔らかい印象 |
・動きやすい
・スポーツ選手などに運動指導をしやすい |
・個性を出せる
・オシャレな雰囲気が出せる |
デメリット | ・堅い印象がある
・汚れが目立つ ・他と差別化しづらい |
・先生という雰囲気を出しずらい | ・ストレッチ専門店などと区別がつけずらい
・高齢者などに徒手療法を行う際には雰囲気が合わない |
・センスが問われる
・お客さんの層を限定する必要がある |
どんな服装にするにしても共通して気をつけなければいけない点は▼の3つです。
- 汚れている服
- シワだらけの服
- 匂いがする服
これらを意識しながら、あなたの整体院に最適な服装を考えてみてください。