グーグルアドワーズのPPC広告を出したから、とりあえずこれでひと安心!

そんな風に思っていませんか?

Googleアドワーズで広告を出せば、確かに通常の広告以外の記事よりも上部に表示されます。

でも、あなたのWEBページが必ずトップに来るわけではありません。

今はもう、インターネットで広告を出していることが当たり前の時代です。

当然あなた以外にも、広告を出している人はたくさんいます。

その同じジャンルの広告を出しているライバル達を押しのけて、広告の中でも上位を勝ち取らなければ、広告を出している意味はありません。

今回はグーグルアドワーズで出したPPC広告の掲載順位が決まる仕組みを、開業したての整体師さんにもわかるように解説していきたいと思います。

GoogleアドワーズのPPC広告の掲載順位とは

そもそもPPC広告って、どこにどうやって表示されているの?

開業されたばかりで、

「見様見真似ではじめて広告を出しました!」

という方はまず疑問に思いますよね。

▼の画像をご覧ください。

 

こんな感じで表示されます。

これを見ていただければわかると思いますが、検索時に広告は4位までしか画面上部に表示されません。

つまり、同じキーワードで広告を出しているお店がたくさんある場合は、広告を出していても誰にも見てもらえない可能性があります。

そして、もし表示されたとしても1番目に表示された広告と、上から4番目に表示された広告では、見てもらえる可能性が全く違います。

特に都内で『腰痛 治療』や『肩こり 改善』のような検索需要が多いキーワードは、かなり熾烈な競合があると思っていてください。

GoogleアドワーズのPPC広告の掲載順位は品質スコアと入札単価で決まる

Google AdWordsでの掲載順位は、▼のように算出されます

品質スコア × 上限クリック単価 =  広告ランク(掲載順位)

品質スコアと上限クリック単価が、広告ランクである掲載順位の決定に影響するのです。

「じゃあ大御所の整体院が、クリック単価を相場よりもかなり高めに設定していたりしたら、勝ち目はないんですね・・・」

そんなことはありません!

『品質スコアが高い=クリック率が高い優良な広告』

とGoogle AdWordsのシステムが判断すると、上限クリック単価が低く、競合他社より入札価格が下回っていても、広告ランクが高くなることがあります。

品質スコアの評価ポイントを確認

品質スコアをシステムが決定する際の仕組みは、「検索ネットワーク」と「※ディスプレイネットワーク」で異なります。

※ディスプレイネットワークとは?

Googleの検索結果ではなく、Googleと提携する様々なWebサイト・Gmail・YouTubeなどの画面に表示される広告です。

GoogleがあなたのWebサイトの中身を分析した上で、上記で説明した検索結果以外の場所に広告を表示してくれます。

これは、リマーケティング広告と言い、あなたのWebサイトに一度訪問してくれた読み手を追跡して広告を表示してくれます。

 

検索ネットワークでの品質スコアでは、広告グループ内のキーワードと広告の関連性、そしてリンク先ページの品質や広告の過去のクリック率などの要素で決められます。

一方、ディスプレイネットワークの品質スコアは、広告グループ内の広告およびキーワードとサイトとの関連性、そしてリンク先ページの品質で決められます。

また、両ネットワークともに過去の実績が加味されます。

品質スコアの改善を試みる際は、これらを意識しましょう。

品質スコアのチェック方法

品質スコアはGoogle AdWordsの管理画面でチェックできます。

ただし、初期の段階ではキーワードごとの品質スコアが表示されません。

そこで、「表示項目の変更」をクリックし、「統計情報を選択」から「品質スコア」を追加して表示します。

 

▼が品質スコアが表示された画面。

この▲の画像では、一番右に品質スコアが表示されていますが、表示項目の順番を並び替えることも可能です。

この「品質スコア」は10点満点で表示されます。
少し小さくて見にくいかもしれませんが、上の画像で(5/10)と出ているのは10点満点中5点という意味です。

GoogleアドワーズのPPC広告で、品質スコアを改善する以外に広告を見てもらえる方法は?

ここまでで、基本的には品質スコアを改善しなければいけないことは、わかっていただけたかと思います。

ただし、それでもどうしても都内で「腰痛」や「肩こり」関連のビッグキーワードを狙うとライバルが多すぎてなかなかトップで表示させることは難しいです。

それこそある程度まとまったお金を投入しないと、成果を得ることは難しいかもしれません。

ですのであえて「腰痛」や「肩こり」といった

『ビッグキーワードで勝負しない』

という方法もあります。

▲の整体院は、「足の裏 痛い」で検索すると、表参道という激戦区ではありますが、1番上に表示されます。

「足の裏 痛い」をキーワードプランナーで見てみても、月間の検索ボリュームが33,100あります。

推奨入札単価も18円と、かなり低い金額となっています。

このワードで成約できるかどうかは、広告の中身の内容次第にはなってしまいますが、都内に開業したけれど、広告費用をそこまでたくさん用意できないという方は、こういったニッチなジャンルをせめてみるのも面白いかもしれません。

まとめ

Google Adwords広告は、検索した際にトップページの上部に表示されます。

ただし、上位4つまでしか表示されません。

そして整体院の所在地が都内であったり、狙うキーワードが「腰痛」や「肩こり」などのビッグキーワードである場合は、ライバルが多いため、ただ広告をやみくもに出すだけでは表示することすら難しいです。

ですので、グーグルAdwords広告で、ライバルたちを押しのけて上位に表示させるためには『広告ランク』を上げる必要があります。

広告ランクは、

品質スコア × 上限クリック単価 =  広告ランク

で算出されます。

品質スコアが高ければ、上限クリック単価がライバルよりも低かったとしても、広告ランクでライバルを上回り上位表示させることも可能です。

品質スコアは、Google AdWordsの管理画面でチェックすることができます。

もし品質スコアを高めていくことが難しいと感じる場合は、あえて競合がいないニッチなキーワードで狙っていくという方法も試してみてください。