「LINE@のアカウントは取ったんだけどあまり機能してないなー」

「せっかく作ったのに勿体ないなー」

そんな風に思っている整体院の方は、結構多いと思います。

なぜ多くの整体院がLINE@を上手く使えていないのか?

それには理由があります。

そしてちょっとしたコツを覚えるだけで、LINE@はとても集客に使えるツールになります。

今回は

『LINE@を使いこなして、集客に繋げる具体的な方法』

をお伝えしたいと思います。

LINE@を活用しての集客が上手くできない理由

みなさんが知っているような大企業はもちろん、私たちのような店舗型の整体院でも成功事例があるLINE@。

その一方でLINE@のアカウントを持っているのに、成果が出ていない整体院も多いのが現状です。

LINE@のアカウントを取得したのに、集客に活用できていないのには、大きく分けて2つの理由があります。

成果が出ない理由1 友達登録者の数が少ない

成果が出ない1つ目の理由は、LINE@内での友達登録者の数が少ないことです。

LINE@がどんなに優れたツールであっても、メッセージを送る先である友達の数が少なければ当然成果は出ずらいです。

アカウントを取得して、HPに友達登録用のリンクを貼ってほったらかし。

これでは、ダメなのです。

まずは友達登録100人を目指しましょう

DM(ダイレクトメール)の成約率(サービスの購入・利用)が2.6%と言われています。

DM成約率

引用元:「DMメディア実態調査2016」 調査報告書要約版
2017/05/31のPDF(アクセス2018/2/12)https://www.jdma.or.jp/upload/research/20-2017-000055.pdf

 

成約率が2.6%となると、友達が100人いてやっと2~3人効果が出るという事です。50人なら1~2人。

LINE@と近い性質を持ったDMのこの結果からも、友達登録者が100人以下では成果がほとんど得られないことがわかっていただけるかと思います。

また、非常に感覚的な話で申し訳ありませんが、私の過去のコンサルの経験と照らし合わせても、友達登録者が100人を越えたあたりから毎月安定的な成果が出るようになってきます。

もちろん店舗の戦略によって、成果ので始める友達登録者数に多少のバラツキはありますが、まずは100人の友達登録を目指しましょう。

友達登録者100人と聞いて、無理と思ってしまった方、安心してください友達の増やし方にはコツがあります。

これに関しては、下で詳しく解説していきますのでご安心ください。

成果が出ない理由2 メッセージを配信しないから

成果が出ない理由の2つ目は、メッセージを配信しないからです。

どんなに友達登録者が多くても、配信しなければまったく意味がありません。

「そんなことはわかってるけど、何を配信したらいいかわからない。」

「どれぐらいの頻度で配信したらいいのかわからない」

コンサルティングをしていると、そんな声をよく聞きます。

これについても後ほど詳しく説明していきます。

LINE@で友達登録者を増やすコツ

上で述べたように、LINE@で集客を行う上で、友達登録者を増やすことは必要不可欠です。

友達登録者最低100人が目標と聞いて、諦めかけている方。

整体院で友達登録者100人は、コツを掴めば意外と集まります。

ここでは、友達登録者を増やすコツを3つお伝えしていきたいと思います。

友達登録者を増やすコツ1 お店で登録を促すタイミングを決めておく

整体院で友達登録者を増やすことが、それほど難しくない大きな理由は、お客様と直接お話をする時間が長く取れるからです。

スーパーのレジのおばさんが会計時に、

「ついでにうちのLINE@に友達登録してください!」

と突然言われても、躊躇(ちゅうちょ)してしまうと思います。

会計をしているわずかな時間では、信頼関係を構築できていないので当然です。

その点私たち整体師は、患者さんを施術している間に信頼関係を築くことができます。

しかも痛いところが治って、患者さんが感謝してくれている時に、

「次回の予約はこちらからご連絡ください」

と伝えれば、大抵の場合友達登録してくれます。

ですのでLINE@の友達登録を促す際は、必ず施術後にしましょう。

切り出すタイミングや言い方なども統一して、システム化してしまった方が、こちらも慣れてきて友達登録してくれる確率が上がります。

そして、できれば後回しにせずその場で登録してもらった方がいいです。

家に帰ると忘れてしまう方が多いですからね。

友達登録者を増やすコツ2 登録時に特典を付ける

登録時に特典を付けるのも、友達登録者を増やすコツの1つです。

あなたも居酒屋で

「今登録していただけた方は、ビール1杯無料です!」

と言われて居酒屋の友達登録をしたことありませんか?

私はよくあります。

整体だと、おまけとして物を付けることは難しいかもしれませんが、時間を15分延長することや、値段をほんの少し下げてあげることはできます。

値引きをしてまで登録してもらう必要があるのか?という質問がよくきますが、一度友達登録していただければ、今後継続的にこちらからアプローチすることができます。

大きく値引きをする必要はありませんが、5%〜10%割引をするだけの価値はあると思います。

友達登録者を増やすコツ3 友達登録をいつまでに何人集めるか目標を決めておく

友達登録者を増やしていく作業は、チラシ配りやポスティングなどに比べて即効性がなく、その時は登録を増やす行動をしなくてもやり過ごせてしまいます。

特に自分一人で院長をしていると、なあなあになってしまい、結局行動を起こさずに終わってしまうケースが非常に多いです。

そんな甘い自分を律するためにも、月間で友達登録○○人と目標を決めましょう。

この目標設定に関しては、LINE@だけに限らず、経営者としてお店をやっていく上で必ず必要なことですので、ぜひ設定するようにしてください。

LINE@でメッセージを定期的に配信するために必要なルール決め

LINE@で集客が上手くできていない理由の2つ目は、『メッセージを配信していないから』だというお話をさせていただきました。

そもそもなぜ配信できないかというと、配信することに関して明確にルールを決めていないからです。

ルールさえ決まっていれば、やること自体はそんなに難しいことではないので、あとは淡々とこなすだけです。

その配信方法のルール決めに関して解説していきます。

配信頻度と配信日時を仮決めしておく

多くの整体院が配信できていない原因は、配信頻度と配信日時を決めていないからです。

配信する日を決めていないと、

「今月はどんな内容の文章を送ろうかなー」

と考えているうちに1ヶ月経ってしまいます。

気がついたら3ヶ月何も送ってなかった。なんてこともよくあります。

こうなると余計に突然送りにくくなってしまい、そのままLINE@休業中なんてことになりがちです。

ですので、可能であれば月の初めに配信する日をあらかじめ決めてしまい、スケジュール帳に書き込んでください。

配信頻度はどれぐらい?

配信頻度に関して、オススメは月に1〜4回のいずれかです。

どうしても送る内容がなくて困るという方は、月初めにお店のお休みの日を配信してみてください。

これなら配信の内容に悩んで、そのまま永久に放置することはありませんよね。

「でも、そんな内容でいいの?」

と思われる方がいるかと思います。

もちろん他にも書くことがあれば、書いていただいたほうが良いです。

ただ送る内容に悩んで、何も送らないよりよっぽどいいです。

少なくともあなたの存在を1ヶ月に1回は思い出してもらえるからです。

自分がよくしてもらった、好意を持っているお店から、お店の休みの日の連絡が来たからといって、不愉快だという人はほとんどいないと思います。

配信する文章のひな形を決めておく

LINE@でメッセージを配信できない理由の1つに、毎回送る内容をその都度考えることがしんどいということがあります。

これは、ある程度文章のひな形を作ることで解消できます。

例えば、毎月お休みの日を連絡するのであれば、文章をいじるのは休みの日付のところだけで大丈夫です。

クーポンの配信も、最悪クーポンの内容以外の文章はそれほど大きく変えなくてもOKです。

それでも送らないよりははるかにマシですし、だいたいの人が前回のお店からのLINE@の内容なんてほとんど覚えていません。

ですので、ある程度自分の形みたいなものを早めに作るようにしましょう。

まとめ

LINE@のアカウントを取得したけれども、集客につながらない原因は

  1. 友達登録者が少ないから
  2. メッセージを配信しないから

この2つを改善することができればLINE@は、集客にものすごく効果を発揮します。

友達登録者数を増やすためには、

  1. お店で登録を促すタイミングを決めておく
  2. 登録時に特典を付ける
  3. 友達登録をいつまでに何人集めるか目標を決めておく

の3つが重要になります。

LINE@でメッセージを定期的に配信するためには

  1. 配信する日時と頻度を決める
  2. 配信する文章のひな形を決めておく

の2つのことが重要になります。

これらを実践していくことで、整体院がLINE@でお客さまを集客することができています。

今LINE@を始めようとしている先生や、アカウントは取ったけどほとんど使えていないという先生。

この機会に、ぜひLINE@に本気で取り組んでみてはいかがでしょうか。