こんばんは、吉田です。
長年この仕事をやっていると、整体師の先生方と飲みに行ったりする機会がよくあります。その時によく盛り上がるのが「整体師あるある」。
悩みは人それぞれと言いますが、整体師として働いていると共通している部分も多々あります。悩みだけでなく、思わず「クスっ」と笑ってしまうような整体師特有な話や、「そうだよねーあるある」とみんなで共感できる話も結構あります。
そこで今回は、整体師の先生が現場で働いていて「うんうん、それよくある!」という出来事を紹介していきます。この記事を通して、整体師の世界・日常のリアルな部分を感じとってももらえれば、嬉しく思います。
目次
整体師あるある5選
今回は数ある整体師あるあるの中から、厳選した5つを紹介していきたいと思います。
- 治療している自分の方が重症
- 予約がバッティング
- 実家に帰ると家族に「体を治して!」と頼まれる
- 白衣にお昼ご飯のソースをこぼす
- 朝一は開院の1時間前から並んでいるご年配の方がいる
整体師あるある1.治療している自分の方が重症
若手の整体師によくあるのが、患者さんよりも自分の方が重症というケースです。
そもそも整体師になろうと思ったきっかけが、「自分のような怪我をした人を救う仕事がしたいから!」という人が多いからです。
つまり、『整体師=もともと怪我持ち』のケースがかなり多いと言えます。そうした状態で、例えば、1日20人前後の患者さんの施術をしていると、自分自身の体にも負担がかかってきます。
患者さん「私長時間歩くと腰が痛いのよー」
若手整体師「(いやいや、俺はいま腰が痛いんだけど!)」
このように冗談みたいな状況がよく生まれます。
整体師として活躍するためには『自分の体のメンテナンスが欠かせない。非常に重要』ということです。
手首や指の腱鞘炎もあるある
腰痛がもっとも多い傾向にありますが、同じくらい多いのが手首や指の腱鞘炎です。特に、若手整体師に多くみられます。
単純に、マッサージの時に力を入れすぎていることが原因のことが多いです。慣れないうちは、どうしても指圧する際に力に頼ります。例えば、これを1日20人続けると、手首や指への負担が増えることは当然です。
経験を積んでくると、自分の体の使い方やケアの方法もわかってくるのですが、最初は誰しもこういった経験があったのではないでしょうか。
いずれにせよ、自分の体と向き合う事の重要性を忘れないで欲しいと思います。
整体師あるある2.予約がバッティング
2つ目のあるあるは、自分のミスで患者さんの予約時間がかぶってしまうことです。これはよく私の生徒さんからも相談を受けます。
このミスを犯してしまうと、申し訳なさでいっぱいになり、相当落ち込むと思います。
予約のバッティング怖いところは、SNSなどで拡散されてしまうことです。お客様も悪気があるわけではないかもしれませんが、SNSなどで拡散されると整体院としてはかなりのマイナスイメージです。
実際にツイッターでは、予約バッティングに関するツイートをいくつも見つけることができます。
整体なうです。完全にきょう予約バッティングが起きているオーラ
— 古田希美恵 (@pknalbumen) 2016年10月19日
整体の予約時間がバッティングしてもう一人の人に譲った。明日以降、何かいいことが起こるはずだ。
— ゆけこ (@yukeco) 2016年7月7日
普段施術してもらってる整体さんのところにいったらなんと予約がバッティング…。
どうやら整体師さんが俺が先に予約を入れてたのを気づかずに他の人の予約を入れた模様。
バッティングの相手は携帯ももたないおばあちゃんだそうなので、再度行くことにした。まさかバッティングとは(^_^;)— 金曜 (@kinyou_gdnight) 2016年1月7日
予約バッティングの原因としてよくあるのが、複数の媒体で予約を受けている場合です。
例えば、基本的にはHPで予約を受けているのに、たまたまお客さんから直接LINE@で連絡がきて予約を受けてしまった時。
この時すぐにHPの予約にも反映させれば全く問題ないのですが、直後に電話がかかってきたりしたら、人間はどんどん忘れていく生き物ですから、予約のことはすっかり忘れてしまいます。
そして当日気がつく。しかし、気が付いた時にはもう遅いですよね。
予約バッティングを避ける対策
予約をHP以外で受ける際は、その場でHPの方に反映させること。
その後で、お客さんに返信するようにすること。
これを徹底する。もしくは予約管理専用に受付の人を雇い管理してもらう。
整体師あるある3.実家に帰ると家族に「体を治して!」と頼まれる
3つ目のあるあるは、家族に「体を治してくれ!」と頼まれるケースです。整体師さんであれば、みなさん経験されているのではないでしょうか。
年末年始なんかは実家に帰ると、両親から下手すると親戚みんなを施術したりすることもあります。そしていざ施術を始めると、「痛いよ!もっと優しくやって」などと、好き放題言われたりします。
「そうそうそこ!そこ気持ちいからそこしばらく揉んでて」なんて言われて、ただのマッサージ屋さんになることも多いようです。休むつもりで帰ったのに、余計に疲れたなんて話もよく聞きます。
家族の施術は、正直面倒に感じることが多いと思います。しかし、家族は最高の練習相手になります。
なぜなら、家族は遠慮ない感想をストレートに教えてくれるからです。
・まだ痛い
・変化がわからない
・説明の意味がわからない
など。お客様が遠慮して言えないような本音をズバズバ教えてくれます。なので、家族を施術することを通して、あなたの整体師としてのスキルを磨いてもらうことも1つの有効な手段です。
整体師あるある4.白衣にお昼ご飯のソースをこぼす
4つ目のあるあるは、お昼ご飯を白衣のまま近くのお店に食べに行って、白衣にソースをこぼしてしまう事件です。マヌケに思えますが、よくあります。
白衣が汚れてしまった時に注意したいことは、しっかりキレイな白衣に着替えることです。当然のことのように思えるかもしれませんが、汚れた白衣のまま施術してしまう先生は少なくありません。白衣はケチらずに、必ず着替えてください。
患者さんからだらしない人と思われたら、私たちの商売はおしまいです。服装・体系を含めた上で、清潔感を大事にしてください。
対策
汁物の昼食は注文しないこと。もしくは、白衣を着替えてから昼食に行ってください。どうしてもめんどくさくてそれができないという方は、制服を白い白衣でないものに変えましょう。
<整体師の服装に関しての参考記事>
整体師はただ白衣を着ればいいと思ってませんか?整体師の服装を解説します
整体師あるある5.朝一は開院の1時間前から並んでいるご年配の方がいる
最後のあるあるは、朝一の開院前に必要以上に早くきていただいている方がいるという話です。特に予約制ではない整体院だと頻繁にあると思います。
朝9時開院なのに、早い人だと8時から門の前でスタンバイしていたりします。スタッフより早くきてくれる方もいたりして、なんだか申し訳ない気持ちになってしまうことも多いです。
待ってくれる人がいることは、「うちの整体院は流行ってますよ。人気ありますよ」というアピールにはなります。行列が集まるところに人が集まるという心理があるぐらいなので、整体院の経営としてプラスに働く要素と考えることができます。
しかし、注意点もあります。
例えば、夏は外に立っているだけでも熱中症のリスクが出てきます。もし万が一、開院を待ってくれているお客様に何かあれば、整体院のイメージは大きくマイナスです。
熱中症に限らず、待ってくれているお客様のことを配慮してあげることが、1つ大切なポイントになると言えます。
まとめ
今回挙げさせてもらった整体師あるあるは次の5つでした。
- 治療している自分の方が重症
- 予約がバッティング
- 実家に帰ると家族に「体を治して!」と頼まれる
- 白衣にお昼ご飯のソースをこぼす
- 朝一は開院の1時間前から並んでいるご年配の方がいる
共感していただけたでしょうか?
整体師のあるあるを通して、整体師の現状を感じてもらえたら嬉しく思います。また、5つのあるあるそれぞれから、経営に活かせるポイントを見つけることも大事です。
「あるある」という日常の中に、整体院が飛躍するヒントが隠れていることは多いです。当たり前のように思える日常に目をこらしながらも、経営のヒント・ポイントを見つけられるようになってください。