みなさん、LINE@を使ったことはありますか?
「居酒屋やカラオケなどのクーポンを使うために登録しました!」
なんて方は多いんじゃないでしょうか?
他にもスーパーや、ファミレスなどでも最近はLINE@を使っているお店が増えてきているように感じます。
実は私も『ビール1杯無料』や『10%OFF』の謳い文句に誘われて、つい何軒かの居酒屋でLINE@を登録してしまいました。
先日も仕事終わりに、LINE@登録済みの居酒屋から『焼き鳥2本無料』のクーポンが届いたので、ついつい行ってしまいました。
金曜の夜だったのでお酒は飲みたい気分でしたけど、もともとその日に飲みに行くつもりはなかったのに行ってしまいました。
まんまと居酒屋の策略にハマってしまいました(笑)
さて、勘の良いみなさんはもうお気づきになられましたね?
これって実は整体院や治療院でも同じなんです。
整体院や治療院でも居酒屋さんと同じようにLINE@を使ってリピーターを増やすことができます。
ということで、今回は整体院や治療院がLINE@を使うと、リピーターが獲得できる理由について、解説していきたいと思います。
目次
整体院がLINE@でリピーターを増やせる理由その1. 来店するキッカケを作れる
もしあなたのお店で今リピーターが取れていないとしたら、それはあなたのお店のサービスが悪いわけではないかもしれません。
腰痛がどうしてもひどい時、
『この今の痛みをとにかくなんとかしたい!』
と思いますよね。
だから、すぐにメールで問い合わせたり、電話をしたりしてでも、予約を入れようとしますよね?
でもあなたの治療で、この腰痛の痛みが良くなってきます。
すると、
『まだ少し痛いからまた行かなきゃなー。でも今は忙しいから落ち着いたら連絡しよう。』
『落ち着いたら連絡しよう。』
この落ち着いたらは、ほとんどの場合一生くることはありません。
痛みがひどい時 = なにをするよりも先に今すぐ連絡する
なのですが、少し良くなると治療への優先順位が下がります。
これってある意味治療家としては、素晴らしいことだと思います。
それだけ施術で結果を出せているわけですから。
でも経営者としては、完璧に治るまではお店に来てもらいたいですよね。
再来店のきっかけ作り!そこで『LINE@』
もともとこのお客様は、あなたの施術に価値を感じていますし、必要性も理解しています。
ただ再来店させるための『きっかけ』がたりないだけなのです。
そのきっかけをこのLINE@で作ることができます。
具体的には
『来週の月曜~水曜の枠をこのLINE@でご予約していただいた方は、10%引きで施術をさせていただきます。』
こんな感じでLINE@限定クーポン券を発行することで、あなたの施術に価値を感じていたお客様に対して、最後の一押しをすることができます。
これ冒頭で書いた、先日私がつい居酒屋に寄ってしまったのと全く一緒ですよね。
このLINE@を配信するタイミングや、文章の書き方、クーポン券の内容などには、少しコツがあるのですが、これはまたの機会にお話させていただきますね。
整体院がLINE@でリピーターを増やせる理由その2. 予約へのハードルを下げることができる
ほとんどの整体院さんは、HPから電話やメール (予約申し込みフォームなど)で予約の連絡を入れるシステムになっていますね。
でもこの電話やメール(予約申し込みフォームなど)って、結構ハードルが高いです。
これが、
『今忙しいから後で予約しよう。』
と、後回しにされてしまう理由の1つでもあります。
では、みなさんも一緒に考えてみてください。
今日あなたの会社に木村拓哉が来ました。
誰かに話したい!仲の良いAちゃんに連絡しよう!
「Aちゃん!今日会社にキムタクきたんだけど!!」
とLINEで連絡すると思います。
でもこの時たまたまLINEがメンテナンス中で送れません。
あなたは同じ内容をわざわざメールしますか?
若い人ほど、しない!って人が多いと思います。
今の40代以下の人はほとんどこの感覚ではないでしょうか。
それぐらい今はLINEが主流の時代です。
■連絡を取るとき「携帯のメール」と「LINE」では、どちらを使うことが多いですか?
メール派 73人(24.3%)
LINE派 227人(75.7%)引用元:株式会社マイナビ「大学生の7割以上がメールよりもLINE派と回答! 若者はどんなときに、メールを使うの?」2015/03/23の記事(アクセス2018/2/9)https://gakumado.mynavi.jp/freshers/articles/13442
- メールはビジネスで使うものでかしこまったもの
- LINEはプライベートに使う手軽な連絡手段
という位置付けです。
LINEでの予約はハードルが低い
何が言いたいかというと、メールでの予約は想像以上にハードルが高いということです。
同じように予約を取るなら、ハードルの低いLINEでも受け付けましょう!
できれば予約だけでなく、質問や相談もLINE@で受け付けるようにしましょう。
そうすれば、お客様と先生との距離感も一気に縮まります。
これだけで、かなりリピート率変わると思いますよ!
整体院がLINE@でリピーターを増やせる理由その3. お客様に忘れさせない
腕の良い先生ほど、痛みを少ない回数で治してしまうと思います。
例えばAさんの腰痛を1回で治したとします。
Aさん「すごく感謝しています!また痛くなったらお願いします!」
とたいていの場合、言ってくれます。
でも人間ってどんどん忘れていく生き物なんですねえ。
特に一度しか会っていない人のことなんて、数ヶ月もすれば忘れてしまいます。
あなたは歯医者の先生や、内科の先生、もしくは美容師さんでもいいです。顔まではっきり思い出せますか?
綺麗な受付さんしか思い出せませんよね?
人間なんてそんなものです。
そこでLINE@の出番です。
LINE@ではどれくらいの頻度で連絡をしたらいいのか?
従来の整体院では、1度腰痛を治してしまうとまたその方がどこか痛くなるまで、こちらから連絡をすることはありません。
でもLINE@があれば連絡できます。
まずは月に2回でいいです。
クーポンを配信したり、もし値引きをしたくなければ、定休日のお知らせだけでもいいんです。
あなたのことを月に2回思い出してもらいましょう。
これだけでだいぶ違います。
もちろん余裕のある先生は、2回と言わず3回でも4回でも送ってみてください。
マメな先生の中には定期的に
「ハガキを送っています。」
という方もいらっしゃるかと思います。
でも月に2回もハガキ送れてないですよね?
むしろ隔週で家に整体の先生からハガキが来たら、ストーカーと勘違いされて通報されてしまうかもしれません。
ハガキ代や送料だって馬鹿になりません。
LINE@の無料プランならほぼリスクなし
ですが、1人経営の整体院レベルなら、LINE@はお金がかかりません。
LINE@の無料プランであれば月に1000通配信できるのです。
この月に1000通というLINE@のシステムは、ちょっと特殊な考え方なので注意が必要です。
無料プランの配信上限数の考え方
上限数1000通=配信人数(登録者)×配信回数
となっています。
例えば、具体例を挙げますね。
●登録者が1人の場合
→1人×1000回=1ヶ月間に1000通送信可能
●登録者が200人の場合
→200人×5回=1ヶ月間に5通送信可能
つまり500人までであれば月に2回以上は配信ができるのです。
料金がかからないので、ほぼノーリスクですよね。
そういう意味でも、これはやらない手はないと思います。
整体院がLINE@でリピーターを増やせる理由その4. 友達リストを増やしやすい
LINEを使っている皆さんならわかると思いますが、LINE@もアプリ上で『友達』にならないとメッセージのやりとりができません。
ですので当然、できるだけ多くのお客様に、友達になってもらう必要があります。
LINE@を導入した企業が最初につまづくのがここなんです。
どういうことかというとなかなか友達ができないんです!
決して担当者がヲタクでコミ障なわけではありません。
ITが弱いからでもありません。
普通の一般企業だと、単純にお客様と1対1で直接関われる時間が少ないんです。
スーパーやカラオケで、店員さんから
「LINE@に登録してください!」
ってお願いされたことありますか?
・・・ないですね。
でも私たちならこれできませんか?
施術中に
「実は最近お店でLINE始めたんです。すぐに通知が来るようになっているので、今度からそっちに体の状態とか気軽に聞いてきてくれればお答えできますよ。」
とか
お会計の時に
「いま試験的にお店のLINEアカウント作ってみたんです。割引クーポンとか配信してみよう思うので、もしよかったら登録してみてください!」
なんて具合に声かけできそうですよね。
施術でしっかり成果を出していれば、お客さんも喜んでくれているはずだし、信頼関係もできていますからね。
これって他の業界にはない、私たちの強みだと思うんです。
まだ整体院でLINE@はあまり浸透していないので、ピンとこないかもしれませんが、
整体院とLINE@は抜群に相性良いですよ。
まとめ
整体院がLINE@でリピーターを増やすことができます。
理由は以下の4つです。
- 来店する『きっかけ』を作れる
- 予約へのハードルを下げることができる
- お客様に自分のことを忘れさせない
- 友達リストを増やしやすい
リピートが取れなくて困っている整体院の皆さん、
リピートしてもらえないのは、あなたの施術の技術が足りないわけではないかもしれません。
しっかりした施術の技術があれば、ちょっとした工夫をするだけでリピートは計画的に増やすことができます。