治療院の集客手段として「看板」は有効な方法の1つです。特に一人治療院の場合は、ビルの5階の一室など通行人が自然と見つけにくい場所に出店するケースが多いため、看板を有効に使うこと集客に繋げることができます。
ここではどのように看板を利用すれば集客できるようになるのか。看板集客の中でも代表的なスタンド看板・A型看板・コルクボード・タペストリー(垂れ幕)などに共通して使える考え方。そして、看板の作り方・看板に書く具体的な内容について解説していきます。
目次
集客できる看板の作り方2ステップ
一人治療院が看板で集客するために必要となる考え方・看板の作り方を2ステップで解説していきます。各ステップを順番に実践していくことで、集客できる看板を作成できます。ぜひ1つ1つ順番に実践してください。
ステップ1:集客できる看板を作る準備|ターゲット設定
看板を作成する前には、看板を使って集客したいターゲットを明確にしてください。
■ターゲット設定
「治療院に来て欲しいターゲット(患者様)はどんな人なのか」これを明確にしてください。ターゲットを特定してから看板を作成することが重要だからです。ターゲットを明確にして文章を考え、写真を掲載する。この流れで看板を作成することで、ターゲットを惹きつける言葉・表現を考えることができます。
もしターゲットが明確になっていないと、どこにでもあるようなメッセージになってしまい、道を歩いているターゲットの興味・関心を惹きつけることができません。
「うちの治療院はどんな人が来ても治すことができる」などの理由からターゲット設定しない治療院があります。しかし、幅広くターゲットを設定して「なんでも治します」とメッセージを出してもターゲットには響くことはありません。
なぜなら「なんでも治します」と言われても、ターゲットは自分ごとに置き換えることができないからです。看板から集客に繋げるためには、ターゲットが看板を見たときに「これは自分のことだな」と感じてくれることが重要になります。
例えば、パソコン仕事のサラリーマン・OLに向けて「パソコン疲れの肩こり解消します!」と看板に掲載する。このようにターゲットを絞ることで、ターゲットに刺さるメッセージを考えることができるようになります。
『誰でも来てください=誰も来ない』この考え方を忘れないでください。そして、必ずターゲットを設定してください。
[aside type=”boader”]<治療院に来て欲しいターゲットを考える>
- 年齢
- 性別
- 職業
- 家族構成
- 趣味
- 価値観
- ライフスタイル
- 抱えている悩み
- 実現したい願望[/aside]
ステップ2:集客につながる看板の作り方|重要な2つの目的
治療院の集客に方法として看板を使う場合は、看板には2つ目的があることを理解する必要があります。この2つの目的への理解なしに看板集客を成功させることはできません。
<看板集客に欠かせない2つの目的>
目的1:治療院を『知ってもらう』
目的2:治療院に『来てもらう』
目的1:治療院を『知ってもらう』
集客のために看板を出す目的の1つが「治療院を知ってもらうこと」です。ターゲットが治療院の存在を知らない。これは治療院が集客できない理由の中でもNo.1に多い理由であると言われています。
反対に治療院の存在を知ってもらえるだけで、集客につながる可能性をあげることができます。ターゲットは治療院の存在を知らないということを念頭に、看板の内容を考えていくようにしてください。
■看板を使って治療院を知ってもらう方法
看板を使って治療院を知ってもらうために重要なことは『目立つこと』です。看板が目立つ。それだけで治療院の存在を知ってもらうきっかけが作れます。
看板を目立たせるためには、看板を景色に馴染ませないが大事です。歩いているターゲットの目に止まるかどうか。目に止まる角度で設置してあるかどうか。このような要素が重要になります。
そして、ターゲットが看板を見たときに一目で『治療院がある』とわかることも大切です。看板が目に止まったとしても「これなんのお店だろう」と思われてしまったら意味がありません。ターゲットはそのまま気に留めずに何処かへ行ってしまいます。
- 看板が目立つこと
- 治療院だと一目でわかること
この2つのポイントを押さえることが治療院を知ってもらうために必要になります。
■治療院を記憶してもらう
前述の「治療院を知ってもらう」これはあくまでも集客につなげるための第1段階です。集客につなげるためには、治療院を知ってもらうと同時に治療院の存在を「記憶してもらう」必要があります。つまり、治療院の存在を記憶してもらうことができて初めて「知ってもらえた」と考えてください。
では、看板を通して「知ってもらう」ためにはどうすればいいのか。それは、どんなサービスを提供している場なのか知ってもらうこと。そして、その内容をターゲットの脳内に記憶・イメージとして覚えてもらうことです。
『記憶・イメージとして覚えてもらう』とは、例えば、「駅前で看板出してるあの店って何屋なの」とターゲットが友人から質問された時に「あれは治療院だよ。〇〇してくれるみたいだね」などの返答ができる状態です。
「あそこに治療院があるな」と認識してもらうこと。これが看板の第1の目的です。看板から集客するために絶対に必要なポイントになります。
目的2:行動してもらう
集客するために看板を出す2つ目の目的は、ターゲットに行動させることです。目的1の「知ってもらう」だけでは集客につながることはありません。看板を見て行動してもらう必要があります。
看板を見て行動してもらうためには、看板に掲載する内容が重要です。どんなことを書けば行動につながるのか1つ1つポイントを解説していきます。
■看板を見て行動してもらうためのポイント
ターゲットに看板を見てから行動してもらうためのポイントは『安心感を伝える』ことです。安心感を伝えるためには次の3つのポイントを意識にしてください。
- 値段を明確に提示する
- 患者様の声を伝える
- 動機付けをしてあげる(置き型のチラシをつけてあげる)
1.値段を明確に提示する
値段を明確に示すことは非常に重要です。稀に値段が書いていない看板を見かけますが、これは論外です。治療院がどんなところかもよく分からないのに、いきなり入ってきてお金をは払ってくれる人はいません。
どんなサービスをいくらで提供しているのか。それを明確に示してあげてください。
[aside type=”boader”]<値段を書くときにやってしまう間違い>
看板に値段を書くときに多くの治療院がやってしまう間違いがあります。それは「安い値段さえ書けばいい」と考えてしまうことです。例えば次のような値段の表示です。
“〇〇整体通常7000円が今だけ2980円!!”
ここで思い出して欲しいのは、ターゲットはそもそも『治療院がどんなところなのか知らない』という事実です。なので、『通常7000円が今だけ2980円』と言われても、その価格が安いかどうかも、ターゲットにはわかりません。
つまり単純に値段を下げただけの表記では、あまり効果がないということです。値段を下げて表記する時は『ターゲットにとってのメリット』を一緒に掲載してください。
例えば、肩こりに苦しむターゲットなら、『20分の施術で肩の張りがスッキリ解消して、夜はぐっすり眠れます!』などのメリットを提示すれば、2980円という価格を安く感じてくれる可能性があります。『可能性があります』という理由は、あくまでも正解はターゲットの頭の中にあるからです。
ターゲットが欲しいもの・望むこと。ターゲットにとって安いと感じる値段。これらもしっかりとリサーチ(調査)するようにしてください。[/aside]
2.患者様の声を伝える
患者様の声を掲載することでターゲットに安心感を伝えることができます。実際に来院してくれた患者様の声には説得力があります。なので、患者様は看板に掲載するようにしてください。1つ注意点としては、看板に掲載する患者様の許可を必ずもらうようにしてください。
[aside type=”boader”]<患者様の声を掲載する3つのパターン>
- 手書きのテキスト(患者様の声)のみを表示
- 患者様の顔写真を表示+テキスト
- 患者様と院長の2ショット写真+テキスト[/aside]
3.動機付けをしてあげる
ターゲットに行動してもらうためには『行動する動機』を与えることが重要です。しかし実際にのところ、看板を通して『治療院にお越しください』とダイレクトにメッセージを発信しても、ターゲットは来院してくれません。
そこで、ダイレクトにメッセージを伝えるではなく、看板を最初のきっかけとして活用する方法をご紹介します。
■看板を使った2ステップの集客戦略
2ステップというのは、次の流れのことを言います。
ステップ1:看板を見てもらい、看板にあるチラシを持って帰ってもらう
・・↓
ステップ2:チラシを見て、治療院に来院してもらう
ステップ1では、看板からいきなり来院に繋げることを目的にしません。看板にチラシやリーフレットなどを設置しておき、チラシを持って帰ってもらうことを狙いとします。
チラシやリーフレットであれば、看板よりも多くの情報を伝えることができます。
- ターゲットのメリット
- 施術の価格
- 治療院の雰囲気
- 治療院の考え方
- 患者様の声
- 予約方法 など
ターゲットに来院してもらうために必要な情報を掲載することができます。なので、この2ステップの看板戦略を用いてターゲットに動機付けするようにしてください。
[aside type=”boader”]<参考例:2ステップの看板戦略>
ステップ1:看板にはチラシを設置しておく。ポイントは、看板を見た人がチラシを持って行きたくなるような文章(コピー)を、看板に書いておくこと。
例:偏頭痛の原因って知ってますか?
・・その答えはこちらです
このように看板に記載しすることで、チラシを持って帰ってもらうことを狙います。その後、チラシの内容を見て集客につなげていきます。
チラシの作り方については、別の記事で詳しく解説しています。ぜひそちらの記事を参考にしてください。→ 治療院集客|新規患者を集めるチラシの作り方[/aside]
■集客に繋げるために看板に書くべき5つの要素
看板から集客に繋げるためには、前述の2ステップ戦略がおすすめです。しかし、治療院の予算など様々な理由から「看板だけで集客したい」と考えることもあると思います。
そこで看板から集客に繋げるためには看板に何を書けばいいのか。その5つの要素を解説していきます。
[aside type=”boader”]<看板から集客に繋げるために必要な5つの要素>
看板から集客に繋げるということは、治療院に足を運んでもらうことがゴールになります。治療院の存在を知って、肩こりや腰痛がよくなることが分かったとしても、治療院の中に入ってきて治療を受けてくれないことには売上にはなりません。
もし治療院の存在を知って、肩こりや腰痛がよくなることが分かっていたとしても、ライバル治療院の方が魅力的であれば、ターゲットはライバル治療院に行ってしまいます。
ターゲットがライバル治療院に行ってしまわないために『行動する理由』を看板の中に掲載していくことが重要になります。
▼行動する理由を与える5つの要素
- 治療院のUSP(=ライバル治療院にはない独自の売り・特徴)
- 治療院の実績・資格
- 治療院の患者様の声
- 治療院の治療方針(治療院のコンセプト)
- 治療院に安心感・信頼感を感じてもらえる要素(例:治療院の写真・院長の笑顔の写真など)
5つの要素を看板に掲載することで、ターゲットを行動につなげることができます。しかし、5つの要素が絶対的なものではありません。最も大切なことは、ターゲットが治療院に入りやすくなる情報を提供することです。5つ要素はそれを見つけるためのヒントであると考えてください。 [/aside]
■集客できない看板|5つのよくある間違い
集客できない看板にはいくつかの共通点があります。その共通点を「5つのよくある間違い」としてご紹介します。
- よくある間違い1:治療院名を無駄に大きく書いている
- よくある間違い2:治療院が言いたいことだけを言っている
- よくある間違い3:ターゲットが手に入れるメリットが書いていない
- よくある間違い4:どんなこと(どんな治療)をしているのか書いていない
- よくある間違い5:写真が1枚も掲載されていない
- よくある間違い6:「7000円が2980円」と値下げのアピールだけしている
[aside type=”boader”]<よくある間違い1と2の参考例>
- 予約者限定!完全個室の○○治療院
- 腰痛が必ず改善する!○○式整体!
- 当院は腰痛治療で地域No.1宣言![/aside]
看板のわかりやすさを生み出すポイント
そもそもわかりやすい看板の「わかりやすい」とは何か。それをはじめに明確にしておきます。わかりやすいとは、ターゲットが看板を見た瞬間に(ひと目で)「ここは〇〇しているところだな」と理解してもらえることです。
例えば、肩こり専門の治療院なら「ここは肩こりを良くしてくれる場所なんだ」などと、看板を見た瞬間に理解してもらう(分かってもらう)ことが重要です。これは看板を作ルための基本的な考え方でもあるので、しっかり覚えておいてください。
■『文章+写真』がわかりやすさを生む
看板に文章と写真を掲載することで、わかりやすさを作ることができます。一般的にテキスト(文章)だけの看板は、見た瞬間に何が書いたあるのかわかりません。一方画像だけの看板も、何が言いたいのかわかりません。
文章のポイントは、ターゲットがわかる言葉を使うことです。治療家しかわからない専門用語を使ってはいけません。
写真はキレイな写真・いい雰囲気が伝わる写真を使用してください。人物を写す場合は、笑顔の写真を使うことが大事です。
文章と写真。この2つの要素が揃ってはじめてわかりやすい看板を作ることができます。ポイントとしては、写真の方に力を入れてください。
例えば、産後の骨盤矯正が得意な治療院の場合。
自分の治療技術の高さを『妊婦さんでも安心!全く痛みがありません!』などとテキストだけを書いて、非常に胡散臭くなってしまいます。しかし、実際に施術を受けている妊婦さんが「気持ち良さそうにしている写真」「リラックスしている写真」を掲載した方が、何倍も大きな安心感を与えることができます。
わかりやすい看板を作るためには『文章+写真』が重要。けれども『写真の方がさらに重要』この考え方を忘れないでください。
看板から集客するためには、わかりやすさが最重要です。何をしてくれるのか・何を提供しているのか・いくらかかるのかなど、ターゲットが知りたいことが“わかりにくい”看板では集客できません。自分の治療院の看板がわかりにくいものになっていないか、ぜひ今すぐ確認してください。
<わかりにくい看板の特徴>
- 何をしてくれるのかわからない
- 専門用語ばかりで意味がわからない
- 看板から入りづらい雰囲気が出ている
- 文字ばかりでそもそも見る気がしない
- 掲載している写真が古臭い・汚い
看板を見てもらうコツ
通行人に見てもらえる看板の配置
看板を見てもらうためには、看板の置き方が重要になります。意識するべきことは、見込み客の視界に入るように設置することです。
歩いてくるターゲットに対して、看板が垂直に設定してある。ターゲットの身長を考慮した高さ設定になっているなど。看板の置き方1つでも反応率を変化させることができます。
設置する看板の数を増やして、ターゲットの目線に入りやすくすることも1つの方法です。
[aside type=”boader”]<看板の弱点を補って目線を引きつける方法>
看板の弱点は『動きがない』ことです。人間は動くものに目が行く習性があります。なので、動きのある看板や映像型の広告は、思わず見てしまうものです。
しかし、看板には動きがありません。そこで、看板を見てもらうためのアイディアとして『何か動くもの』を取りつけてください。
- 動くおもちゃ
- 風車
- 風鈴 など
どんなアイテムでも構いません。動きがあるだけで、人の目線を惹きつけることができます。そして、惹きつけた目線を無駄にしないために、看板の内容(書いてある文章)や看板にチラシやリーフレットを置くようにしてください。(看板の2ステップ戦略)チラシやリーフレットを見た人が、後日、患者様として来院することに繋がっていきます。[/aside]
看板にオススメの色
看板の色は、自分の治療院のイメージに合わせた色を利用してもらえば問題ありません。基本的には清潔感・安心感のある色がおすすめです。青・みどり・ピンク・オレンジは治療院が使っている色として人気のある色になります。
看板を目立たせようとしすぎて派手な色を使いすぎることは注意してください。「変な看板を出しているお店」と知ったもらうことはできても、「怪しい」などの理由から行動(来院)してもらうことができない可能性が高くなります。
整骨院・接骨院の看板について
整骨院・接骨院の場合は広告制限により、看板に掲載できる内容が決まっています。なので集客できる看板を作成するためには、看板のデザイン性でアピールしていくことを考えてください。
デザイン性とは、わかりやすさ・ライバルとの違い・独自のロゴ・見た目に好感が持てるなどのポイントを意味します。広告の制限はあっても、わかりやすい看板を作成できれば、集客に繋げていくことができます。
集客できる看板づくりに必要な3つの視点
集客できる看板を作成するために看板の役割・看板を作るときの視点を解説します。看板の役割・看板作りに必要な視点を理解しておくことで、自分の治療院に合った形で集客できる看板を作ることができるようになります。
1:看板集客で忘れてはいけないこと
2:看板とホームページの内容に一貫性を持たせる
3:新規の患者様を迷わせないために『看板を目立たせる』
1:看板集客で忘れてはいけない視点
看板集客を実践していく上では次の考え方・視点を忘れないでください。
『そもそも治療院という場所がどんな場所なのかターゲットは全く知らない』
治療と言っても何をしてくれる場所なのか。何を治療してくれるのか。整骨院・接骨院・整体院などとは何が違うのか。このような治療家にとっては当たり前のことが、ターゲットにとっては当たり前ではありません。 つまり、一般的な人は「治療院がどんな場なのか」を全く認知していないということです。例えば良くある例としては、「治療院」と「整体院」って何が違うのという質問です。治療院がどんな場所なのか。何をしてくれるのか。行くことでどうなるのか。こうした内容を分かりやすく、イメージできるように伝えることが重要です。
2:看板とホームページの内容に一貫性を持たせる
集客できる看板を作る上では、看板以外の集客方法も意識して看板を作ることが重要です。特に意識して欲しい看板以外の集客方法はホームページです。なぜなら、看板を見てくれた患者様は、治療院のホームページをチェックする可能性が高いからです。
患者様が治療院のホームページを見たときに、看板の雰囲気とホームページの雰囲気が大きくずれていると、そこに違和感を感じてしまい「やっぱやめておこう」となる可能性があります。
看板に掲載する内容、そして看板に掲載する写真の雰囲気などはホームページとの一貫性を大切にしてください。
3:新規の患者様を迷わせないために『看板を目立たせる』
新規の患者様は治療院を選ぶにあたりホームページ・口コミサイトなどを見て、自分に合った治療院を探しています。そして「行ってみようかな」と感じて来院してくれます。
しかし患者様が治療院の住所まで来たけれど、治療院がどこにあるのかわからない。多分ここだと思うけれど間違えたら嫌だな。患者様をこのような状態にしてはいけません。迷ってしまった結果、「やっぱりやめておこう」と帰ってしまう患者様は一定数存在します。
このように新規の患者様を迷わせない対策としても、看板を立てておくことが非常に有効です。その際、看板に掲載する内容・写真などはホームページの内容や雰囲気と一貫性を保つようにしてください。ホームページの雰囲気と実際の治療院の雰囲気が違うことも患者様を遠ざけてしまう1つの要因になります。
看板の集客効果と役割
ホームページやSNSとは違う形で治療院の存在をアピールできることが、看板の集客効果です。
地域密着型の治療院ビジネスでは、地域の見込み客(=お客様になってくれる可能性が高い人)に治療院の存在を知ってもらう必要があります。なぜなら、治療院の存在を知ってもらえない限り来院してもらえないからです。
集客できていない治療院に最も多い理由は『治療院の存在を知られていないこと』といわれています。そのぐらい「治療院がここにあります」と伝えることは重要です。
看板を利用して「治療院がここにありますよ」と道を歩いている見込み客に伝えることが集客つながるので、ぜひ看板集客を実践してください。
■治療院集客における看板の役割
治療院集客における看板の役割は次の通りです。
1:治療院を知ってもらうこと
2:治療院に来院してもらうこと
これ目次1-2でもお伝えしました。では、なぜこの2つの役割なのか。これを理解すためには患者様が治療院に来院するまでの心の変化を理解する必要があります。
[aside type=”boader”]<新規患者が治療院に来院するまでの心の変化>
認知する(治療院の存在を知る)
・↓
選択する(ライバル治療院と比較される)
・↓
決断する(自分の治療院に行こうと決める)
・↓
行動する(実際に来院してくれる)
患者様の心の変化(流れ)を理解しておくことで、看板集客の効果を高めることができます。
例えば、現時点で治療院の看板は、
- 認知の要素が弱いのか
- 選択されて負けているのか
- なぜ行動してもらえないのか など
こうした視点から看板の改善と実践を繰り返えすことで、集客効果を高めていくことができます。「看板の役割」と「患者様が来院するまでの心の変化」この2つを一緒に考えながら、看板集客を実践していくようにしてください。[/aside]
まとめ
2018年現在では、ホームページやブログ、SNSなどのオンライン集客が主流になってきています。しかし、看板やチラシなどのオフライン集客もまだまだ集客効果の高い方法で
す。
特に、目次1の中で解説した「看板集客の2ステップ戦略」は看板を使った集客方法として王道かつ効果の高い方法です。
一人治療院は、場所がわかりにくいところで出店しているケースも多いので、ぜひ2ステップ戦略を実践して新規患者を集めて欲しいと思います。
看板集客を実践する際は、治療院を知ってもらう。そして、実際に来院してもらう。この2つの目的を常に忘れないでください。この2つの目的を忘れてしまった看板は、ただの自己満足で集客できない看板になってしまいます。
- 患者様が知りたい情報
- 患者様にとってのメリット
- 患者様が安心・信頼できる材料
- 治療院の患者様の声
- 治療院のUSP(=ライバル治療院にはない独自の売り・特徴)
これらの内容をしっかり掲載すれば、集客できる看板を作ることができます。特に『治療院のUSP』は治療院が継続的に安定して売上を獲得するために重要な要素になるので、看板の中でも明確に示すようにしてください。
もしも、まだ自分の治療院のUSPがわからない・作っていないという場合は、現在無料でプレゼントしている動画をご覧になってみてください。ライバルに差をつけるための戦略を詳しくお伝えしています。ライバルと差をつける戦略を学んでもらうことで、治療院のUSPを手に入れることができます。
売上を獲得するための集客戦略も学べる動画にもなっているので、自分の治療院にあった集客戦略を手に入れることで、売上・集客に関する抱える悩みを解消してください。