ローカルSEO(MEO)対策をするときには、注意点がいくつかあります。きちんと注意点を守らなければ、検索上位に表示されるどころか最悪アカウント停止という事態にもなってしまうことがあるので、どの点に注意しなければならないのかをきちんと覚えておいて損はないでしょう。今回はローカルSEO(MEO)での注意点とともに、陥りやすい事例をいくつかご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ローカルSEO(MEO)における注意点

検索エンジンに引っ掛かるためなら何をしてもいい、というわけではなくしてはいけないことが当然あることをご存じでしょうか。どのような注意点があるのかをきちんと理解しておくことが、順位を上げることにもつながるでしょう。検索への対策をするときには、してはいけないことや注意点には十分気を付けてください。

注意点①過度な表現や広告

日本一や世界一、業界では最安値など根拠もなく過大な表現を使うことはあってはいけません。せっかくホームページを作成したとしてもそのような表現を多用してしまうと、ローカルSEO(MEO)では表示されづらくなってしまうでしょう。そのようなことにならないように、過度な表現や広告は載せないように気を付けてください。

注意点②うその書き込み

クチコミやレビューが多くあればあるほど、検索の上位に表示されやすくなります。しかし、自分自身が別のアカウントを獲得して書き込みすることやお金を払ってうその書き込みをしてもらうという行為は不正行為とみなされます。どういった手段で不正行為を見つけ出すのかは公表されていないために不明ですが、そのほとんどは見つかってしまいます。一度不正行為をしたことがわかってしまえば、その後の信用を大きく損なうことでしょう。そのため、クチコミやレビューを偽装することは推奨できません。

注意点③ビジネス名に注意

登録するときにはビジネス名を変えないように、注意しましょう。ビジネス名は登録した情報をそのまま入力してください。ここを間違えたりし支店名など余計な情報を入れたりするようなことになってしまうと、登録できなくなってしまいます。重要なのは、ホームページとGoogleマイビジネスのページが同じビジネス名になるようにすることです。少しでも違ってしまうと不認証になる恐れもあります。そのため、必ずビジネス名は一致させるようにしてください。

注意点④充実度が低い

コンテンツが薄いのもいけませんが、それよりもGoogleマイビジネスの充実度が足りないことにも注意してください。カテゴリはメインカテゴリのほかにサブカテゴリも選択できるので、基本的にはすべてを選択しておくことが大切です。とはいえ必ずしも10戸すべてを選ぶ必要はなく、メインカテゴリとサブカテゴリ合わせて2個もあれば十分というのであれば、それでもかまいません。基本的には関連する項目は、余さず記入しておくことをおすすめします。

ただし、いくらカテゴリが充実しているとはいっても業種によってはないものあるでしょう。とはいっても、カテゴリを追加することはできません。そんな時には競合他社がどのようなカテゴリを選んでいるのかを見てみるのも、おすすめです。

陥りやすい事例をご紹介

注意点とともに、陥りやすい事例を考えてみましょう。例えば目的が変わってしまった、キーワードの入れすぎなどさまざまな失敗例があります。どのような事例があったのかをご紹介するので、ぜひ参考にして同じようなことを繰り返すことのないように気を付けてください。

事例①ユーザーを無視している

ローカルSEO(MEO)は、あくまで集客と認知度の向上が目的です。そのために地名やキーワード、さまざまなコンテンツの充実を図って検索されたときに最も目につきやすくする必要があります。しかし、かきたいことやお店の情報をただ載せただけのホームページでは、上位に表示させることはできません。ユーザーが欲しい情報のないコンテンツをいくら詰め込んでも、Googleに評価されることはないからです。

実際にこう言った事例はいくつもあり、特にクリエイティブで自分に自信のある人は陥りやすい事例であるといえるでしょう。ページを作るときには必ず、ユーザーを想定しておきましょう。ユーザーの意図を把握すること、コンテンツに検索行為をするユーザーの求める情報を入れておくことが何よりも大切です。

事例②キーワードを入れすぎ

ローカルSEO(MEO)で重要なのは、地名とキーワードを入れることです。しかし、それらのキーワードをたくさん使用する必要はありません。むしろ入れすぎてしまうと読みにくくなったり、何のホームページかわからなくなったりします。実際にキーワードを入れすぎて、逆に検索しても上位に表示されなくなったというホームページもあります。

またキーワードの数はさほどごちゃごちゃしておらず適当であったとしても、選定を適当にしてはいけません。求められていてページに合ったキーワードを入れなくては、ユーザーに見てもらうことは難しいでしょう。

事例③長くリニューアルしていない

サイトは、一度作れば終わりというわけではありません。実際に作った当初は検索上位にあるサイトでも、まったく構っていなければじわじわと競合他社に抜かれて、順位もどんどん下がってきます。そのようなことにならないように定期的な投稿や、リニューアルが必要になります。

まったくリニューアルしていないサイトが、表示一位から気が付けば2ページ目の表示となっていたということもあります。ローカルSEO(MEO)であれば特に検索するのはその地域は初めて、という人も多く1ページ目には表示されなくては集客につながることはほとんどないでしょう。当然認知度が上がるはずもなく、実際に手を入れなかったばかりにホームページがあってないようなものになってしまった店舗も多くあります。

まとめ

ローカルSEO(MEO)には、さまざまな注意点があります。なぜ気をつけなければならないのか、注意を怠るとどうなってしまうのかなどを詳しく知っておくことが大切です。そのうえでローカルSEO(MEO)対策をしっかりとして、必要としている人に見てもらえるホームページを制作しましょう。この記事を参考にして、これまで放置していたホームページのリニューアルなどもぜひ、行ってみてください。