ローカルSEO(MEO)には、デメリットはないのでしょうか。デメリットがないといいながらも、メリットだけが存在するというわけではありません。そもそもなぜデメリットがないとされているのか、事例とともにわかりやすく紹介します。
目次
ローカルSEO(MEO)にデメリットがない?
ローカルSEO(MEO)には、デメリットは存在しないのでしょうか。もちろんそのようなことはありません。メリットもデメリットもあり、それらをよく理解してうまく対策を立てることで、デメリットをメリットに変えることができます。ここではメリットとデメリット、そしてデメリットをうまく活用するための対策を解説していきます。
メリットを知っておこう
ローカルSEO(MEO)にメリットは、集客が強化できることです。Googleで検索上位3位以内に入ることで、マップと一緒にGoogleマイビジネスの情報が表示されるようになります。もともと店舗がある周辺にいるか周辺エリアでお店を探している人が検索をかけた時にヒットするのが、ローカルSEO(MEO)です。そのため、検索上位に表示されることで集客に直結するのが大きなメリットであるといえるでしょう。
また、ユーザーの検索目的が明確であることが多く、行動を起こすのが早いのがメリットいえます。WEB検索ではGoogleマップで表示されることも多いため、ユーザーに店舗の場所がすぐわかるのも特徴です。
通常位のSEOと違って、上位表示されるまでの時間が短いこともまた、素晴らしい利点です。ローカルSEO(MEO)対策を始めてから上位に表示されるまでの時間が短いので、外部と契約するにしても契約期間を半年などですることができるでしょう。時間を無駄にすることなく、目に見えての成果が期待できるのではないでしょうか。
デメリットを知っておこう
ローカルSEO(MEO) のデメリットとは、ガイドラインが絶対厳守であることとクチコミに悪い評判を書かれることがあること、実店舗を持っていないとそこまで恩恵がないという3つです。それぞれのデメリットと対策を、事例を交えながら解説していきます。
デメリットと対策①ガイドラインの順守
Googleマイビジネスを登録、活用するにはやはりルールの厳守は重要です。例えば地方の飲食店の場合、サイト上のビジネス名とGoogleマイビジネスに登録した店名が違ったことで、検索しても表示されることがありません。検索しても表示されないということは、集客には全く結びついていなかったということです。
ガイドラインの順守をすることによってGoogleできちんと表示され、認知度も上がることでしょう。実際にガイドラインを守って正確に情報を入力した飲食店では、アクセス数も伸び、順調に集客数を伸ばしました。ルールを守るのは当然のことでもあるので、決してデメリットと呼べるようなものではありません。
デメリットと対策②悪いクチコミを書かれる
悪いクチコミを書かれてしまうことは、店舗にとってマイナスかもしれません。しかし、クチコミには直接オーナーが変身を書き込めるようになっているため、そこまで深刻になる必要はないでしょう。書き込みでフォローを入れつつさりげなくメニューや店舗情報なども入れておくことでローカルSEO(MEO)対策にもなります。
クチコミはよいクチコミだけでなく、悪いクチコミを参考にする人も多く的確なフォローを都度入れることで悪い印象を良い印象に変えることもできるでしょう。実際にフレンチレストランの場合には、待ち時間が長いと書き込みをされたときに丁寧に待ち時間が長かったことの謝罪と理由の説明を入れることで、悪い印象を引きずられないことに成功しています。
デメリットと対策③実店舗が必要
必ずしも実店舗が必要なわけではなく、あると恩恵が大きいというだけの話です。そのため、実店舗がなくても使うことは可能です。しかしあくまでも地域にフォーカスした検索サービスであるために、オウンドメディアの場合は、ローカルSEO(MEO)を活用するかどうかはよく考えたほうがいいでしょう。
やっておきたい対策
ローカルSEO(MEO)でこれだけはやっておきたい、という対策をご紹介します。いくつかやっておくことで、デメリットもある程度は問題なくなるでしょう。きちんと対策を立てて実行することが必要なので、ぜひやっておいてください。
NAPを記載する
NAP、いわゆる店舗名、住所、電話番号を記載することが必要です。基本情報でもあり、だれでもしているだろうと思われがちですが案外入力していない店舗も多くあります。ここでデメリットのところでもあったガイドラインを遵守するということが大切になります。とくに店舗名の表記なども少しでも間違いや入力ミスがあるとよくないので、最低でも2度は確認しておくことをおすすめします。
写真や動画を掲載する
実店舗がある場合は言うに及ばず、ない場合でローカルSEO(MEO)対策をする場合には、必ずユーザーの興味を引けるような写真か動画を掲載するようにしましょう。画像があるだけで、興味を持ってくれるユーザーも多数います。またとくに実店舗がないのであれば、画像があることでユーザーがさまざまな想像を働かせることも可能になるので、おすすめです。
ただし、オーナーだけでなく一般ユーザーも写真を投稿できるので、そこのところは覚えておきましょう。オーナーだからといって消すことは難しく、そのためにしっかり自分で納得のできる写真を複数投稿しておくことが肝要です。
クチコミには必ず返信
クチコミには必ず返信をしましょう。よいクチコミも悪いクチコミも等しく返信することで、誠実でよい印象をユーザーに与えることができるでしょう。返信にむらがあると、逆にいい印象を与えません。そのため、できる限りすべてのクチコミに返信することが望ましいです。
まとめ
実際にはローカルSEO(MEO)にもデメリットはあります。ただし、デメリットととらえるのかチャンスだととらえるので印象は全く違ってきます。デメリットをチャンスだととらえてうまく対策をすることで、よりユーザーの集客が可能になるでしょう。悪い印象を与えるだけだと思われがちな悪いクチコミも、あえてきちんと返信することでいい印象を残すことができるようにどのデメリットもとらえ方と対策次第でどうとでもなります。まずは、できるところから対策することが大切です。