ローカルSEO(MEO)とは、すべての業種に有効なわけではないことは、ご存じでしょうか。実は、対策をすれば有効に集客できる業種と、ほとんど効果のない業種があります。ここでは、どの業種が向いていてどの業種が向いていないのか、詳しく解説していきます。ローカルSEO(MEO)を始める前に、この記事を参考にして効果が望めるかどうかを確認しておきましょう。
目次
ローカルSEO(MEO)には向く業種と向かない業種がある?
ローカルSEO(MEO)をしたとして、すべての職業に効果があるわけではありません。効果がある職種と、大して効果のない職種があります。そもそも職種の向き不向きを知る前に、ローカルSEO(MEO)の効果とはどのようなものなのかを知ることが重要です。
どんな効果があるのか
ローカルSEO(MEO)には、主に以下の4つの効果が望めます。
・通常の検索結果よりも上位に表示される
・実店舗への集客・問い合わせ・予約の増加
・ホームページへのアクセス増加
・費用対効果が高い
ローカルSEO(MEO)は、Googleマップと一緒に検索画面の最上部に1位から3位まで表示されます。そのため、地図を見て近くの店舗情報を開く人が増えるでしょう。さらに店舗の場所や電話番号も掲載されるので、直訪問や電話での問い合わせ、予約の増加も狙うことができます。ホームページがある場合には、ホームページをリンクさせることもできるので興味を持った人はホームページへアクセスしてくれるでしょう。
費用対効果の高さも、重要です。通常のSEO対策をすると月に週十万円かかり、リスティング広告はクリックされるたびに費用が掛かってしまいます。その点、ローカルSEO(MEO)であれば月に数万円と、他よりもかなり安くすることができるでしょう。費用が安い割にはそれなりの効果も見込めるため、おすすめです。
ローカルSEO(MEO)には向く業種
ローカルSEO(MEO)は、それなりの効果が見込める割にはコスパも安くておすすめではありますが、それも向いている職種である場合の話です。ローカルSEO(MEO)と相性がいいのは以下の5つの職種です。
1.飲食店
2.美容院・サロン
3.不動産会社
4.病院
5.士業
どのあたりが相性がいいのかを、一つずつ見ていきましょう。
1:飲食店
飲食店は、非常にローカルSEO(MEO)に向いている職種ではないでしょうか。マップとともに店舗の場所が表示されるので、初めての場所でも訪れやすいからです。また、地域名と併せて「レストラン」や「カフェ」などと検索するときには、基本的に訪れるためです。検索上位に表示され、クチコミでもいい反応が多ければ自然と行きたくなるのではないでしょうか。飲食店の集客には、ローカルSEO(MEO)ほど効果を発揮する集客方法は、そうはないでしょう。
2:美容院・サロン
美容院やサロン、エステなどで顧客が重要視するのはその多くが立地です。自宅の近く、会社の近くなど通いやすい立地が望まれます。そのため、マップとともに店舗の場所が表示されるローカルSEOL(MEO)は相性が抜群です。一度気に入ってもらえればリピーターになってくれる可能性も高いため、集客のきっかけとしては十分効果的といえるでしょう。
3:不動産会社
不動産会社もまた、立地が重要視されるためにローカルSEO(MEO)とは相性がいいといえます。地域に根付いた職種であり、地元の情報をよく知っているため基本的には引っ越し先で探すことがほとんどです。知らない土地で地域と業種を検索する場合には、検索上位にマップとともに表示された不動産会社を訪れることが多くあるでしょう。
4:病院
病院もまた、地域性が重視されます。何かあった時には、とりあえず自宅の近くにある病院を調べるからです。スマホで調べる人も多く、検索上位に入ることができればマップとともに表示されることもあり、訪れる人も増えるのではないでしょうか。そのため下手に広告を出したり宣伝をしたりするよりは、ローカルSEO(MEO)を対策するほうが費用も抑えることができます。
5:士業
弁護士事務所や税理士事務所などもまた、知名度よりも立地が重視されます。また普段から利用する職種ではないため、とりあえず検索で一番上に出てきたところに行ってみようという人も多いでしょう。まずはローカルSEO(MEO)で検索の上位に表示させることが、集客への近道です。
ローカルSEO(MEO)に向かない業種
ローカルSEO(MEO)の効果は高いですが、職種によってはその効果が望めないものもあります。向いていない職種の条件は以下の3つです。
1.実店舗を持たない業種
2.BtoBが中心のサービス
3.枠が出ていない業種
上記に当てはまる職種であれば、ローカルSEO(MEO)の意味がほとんどありません。そのため、これらの条件に当てはまるようならほかの宣伝方法を考えましょう。
1:実店舗を持たない業種
マップとともに実店舗の場所を表示させてこそ、集客の効果が望めるためそもそも実店舗がない職種、いわゆるECサイトの運営、実店舗のないネットショップのみの販売などは相性がよくありません。もともとオンラインから実店舗への集客が狙いの一つであるため、実店舗がなければその効果はほとんど発揮されないでしょう。
2:BtoBが中心のサービス
企業から企業へ商品やサービスの販売・提供を行う会社であれば、ほとんど効果がないでしょう。価格やサービスが重視されて、立地はそこまで重視されないためです。地域性がなく、どこで検索しようと変わらない職種では、意味がありません。
3:枠が出ていない業種
枠が出ていない、というとわかりにくいかもしれませんが検索をかけてみた時にGoogleマップが表示されないことがあるのはご存じでしょうか。キーワードにもよりますが中には検索してもGoogleマップが出てこないものもあります。そういったときには、ローカルSEO(MEO)に何の意味もありません。効果どころか無意味なので、やめておくほうがいいでしょう。
まとめ
ローカルSEO(MEO)は、集客効果が高くコストは低いのでおすすめの対策です。何よりホームページがなくてもできるのが、中小企業や個人店などでは助かるところも多いでしょう。しかし、中には実店舗がない、検索しても枠が出ないなど向いていない職種もあります。自社の職種がローカルSEO(MEO)向きかどうかを確認してから、対策をすることをおすすめします。