開業前、あるいは開業して間がない治療院の場合、患者さんの数も少ないですし、実績も少ないのが普通です。
だからこそ1日でも早く、1つでも多く。ホームページに『お客様の声』を掲せていきたい。
でも、「具体的にどう取っていけば良いのか…」と、お悩みの方もいるでしょう。
ここでは開業直後など、患者さんが少ない時点での『お客様の声』の獲得方法について、お話したいと思います。
目次
知り合いに協力してもらう
開業前など、患者さんがいない(少ない)場合は、「知人・友人に無料(安く)で施術して書いてもらう」という方法があります。
私の場合は、開業時にこの方法で『お客様の声』を取りました。30人くらい、無料で施術したで記憶があります。
その中から、症状が改善した人にだけ書いてもらいました。それでも、20人ほど獲得しました。
ちなみに、あなたはそんなことをしないと思いますが、『施術もせずに適当な内容で書いてもらう。』これは治療家として、人としてのモラルに反します。
気心の知れた知人や友人であっても、「必ず、施術をしてから書いてもらう」
これは厳守してくださいね!
改善途中の患者さんに書いてもらう
『お客様の声』は「改善した患者さんに書いてもらう」
これが基本になります。
ですが開業間もない治療院の場合。
「患者さんはいるけど、まだ結果は出せていない(改善途中)」という場合もあるかと思います。その場合、まずは掲載を優先します。
改善途中の患者さんでも、一旦、書いてもらいます。内容は少し薄くなりますが、無いよりはましです。
施術の結果が出ていないとは言え、「雰囲気がいい」「先生が優しい」と、何らか「良いところ」が必ずあるはずです。
とりあえずでも、そういう感想から載せていきましょう。
そして、その患者さんが改善したら具体的な内容を書いてもらいましょう。
割引などで獲得する
謝礼をして『お客様の声』を書いてもらう方法です。
「施術料金を割引」とか「次回の割引券をプレゼント」とか。世間でも、よく見かける方法ですよね。
ホームページの掲載が少ない時点では、有効な手段です。
割引で獲得率を上げるコツ
「割引しますから書いてください!」と、これだけでも良いのですが、例えば、私の場合は次のようなことを意識しています。
このような感じでご協力を依頼します。
このような説明があると、獲得率は上がります。
さらに獲得率をあげるコツ
「すでに○人にお願いしてる」と、この部分についてです。
1番最初にお願いする時は、当然ですが「0人」ですよね。ですが、最初の1人目から「すでに5人います」とか「すでに10人います」と、人数を入れて説明します。
その時点で、実は「0人」だったとしても、です。
これには理由があります。
「書いてもらうのは○○さんが最初です」と、正直に言ってしまうと、患者さんは不安になるんです。
「え?誰も書いてないの?大丈夫なの…?」となる。
「あなたが最初の一人目です」と聞くと。
「ちょっと嫌だな」と、心情的に抵抗があるのです。
「すでに書いた人がいる」と聞くと。
「じゃあ、私も書こうかな」と、気が楽になります。
これは人の不思議な心理です。
なので、「すでに○人」は獲得目標の人数でいきましょう!ただし「5人」と言ったなら、絶対、5人以上は取ってくださいね(笑)。
でもそうやっていくと、不思議と5人、10人、15人…と、獲得数が増えていくんです。
推薦
「お客様」ではありませんが、「影響力のある人」の推薦文を『お客様の声』に載せる、という方法もあります。
患者さんや知り合いに「お医者さん」がいるなら、そのお医者さんに書いてもえると良いですね。
「へー!お医者さんが推薦してるんだー!」と、これは信頼度が上がると思います。
最初が肝心、急がば廻れ
「少しでも早く!」「とりあえず1つだけでも!」と、焦りは禁物です。
中には、「自分だけ載っている」「目立つ」というのを嫌がる方もいます。
何となく…あなたも分かりますよね?
「自分だけが出てる」っていうのは、誰でも居心地が悪いものです。「自分だが載っているのは嫌なので消してください」と言って来る患者さんもいます。
なので、『お客様の声』を初めてホームページに掲載する時は、ある程度の数を取りためてから、一気にアップしましょう。
ゼロから獲得する方法 まとめ
開業初期の頃は『お客様の声』もゼロからの出発になると思います。
ある程度の数になるまでは、どうにか頑張るしかありません。
「損して得を取る」
初期の頃には、この考え方も必要となるでしょう。
ホームページの『お客様の声』が、ある程度の数になれば。割引などをしなくても、普通に書いてもらえるようになります。
20人、30人と『お客様の声』が増えていけば、必ずその成果も見えてきます。諦めずに頑張って、『お客様の声』を獲得していきましょう!
今回の内容があなたのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。