整体院を経営される先生方とお話をすると、
「Facebookはやってますよ!」
と、ほとんどの方が答えてくれます。
ですが、企業ページ(Facebookページ)を持っているか聞いてみると、途端に皆さん渋い顔になり
「それはまだ・・・」
と声が小さくなってしまいます。
実はこれって非常にもったいないことなんです。
なぜなら、Facebookの個人アカウントは、もともとビジネスで利用するために作られていません。
ですので、個人アカウントではいろいろと制限がかかります。
それに対して、企業ページははじめからビジネスをするために作られています。
もしFacebookをお店の集客に活用したいのであれば、いますぐに企業ページ(Facebookページ)を作ることをオススメします。
目次
Facebookの個人アカウントと企業ページの主な違い
Facebookには個人アカウントと企業用のページがあります。
呼び方が似ているので混乱しそうですが、
- 個人アカウント:Facebook個人アカウント
- 企業ページ:Facebookページ
と呼ばれます。
Facebookの個人アカウントと企業ページは、一見同じように見えます。
「どこが違うの?」
と、よく聞かれますが、実はそもそも用途が全く異なります。
Facebook個人アカウントの目的
Facebookの個人アカウントのもともとの目的は、なんだと思いますか?
これは主に、
『友人や知人とプライベートなコミニュケーションを取る場所』
として作られています。
これがあることで、遠方に住んでいる友人や、なかなか直接会うことが難しい昔の仲間とも、オンライン上で繋がることが可能となりました。
ここからビジネスの話に発展することもあるので、そういう意味ではビジネスに全く結びつかないかと言われれば、そんなことはないかもしれません。
ですが、新規のお客様の獲得であったり、こと『集客』に関しては、企業ページに比べるとだいぶ見劣りしてしまうと言わざるをえません。
Facebook企業ページ(Facebookページ)の目的
それに対して企業ページの目的とはなんでしょう?
これは、企業・ブランド・製品・組織・団体・著名人、などの公式代理人が情報を発信するために作られた公式ページであり、『お客様と直接コミュニケーションを行う』という用途になっています。
それに伴い、個人アカウントよりも使える機能が多く、個人アカウントにあるような人数の制限もありません。
フェイスブック個人アカウントになくて、企業ページにできること
フェイスブックの個人アカウントと企業ページでは、できることや制限されることにかなり違いがあります。
具体的に、個人アカウントよりも企業ページが優れている点は、▼の4つが挙げられます。
- アカウント数の制限が無い
- 友達・ファン数の制限が無い
- 投稿した情報が検索ができる
- 分析機能がある
個人アカウントよりも企業ページが優れている点1 アカウント数の制限が無い
これを聞いて、私には関係ないと思われた方が多いと思います。
でも実はこれって結構重要です。
今は確かに1つのアカウントで大丈夫かもしれません。
ただし、今後事業を拡大し、2店舗・3店舗と増やして行った時に、1つのアカウントで運用していくことは困難です。
なぜ1つのアカウントではダメなのか
例えば、あなたの今の東京のお店が繁盛して、2店舗目を埼玉県に出したとします。
これを同じアカウントで運用しようとすると、ほとんどの場合うまくいきません。
なぜなら、地域によってお客さんの層や、文化が異なるからです。
▼都会と地方の集客方法の違いについて書いた記事です。
【最新版】地域集客の要 都心VS地方 集客方法の違いを理解しよう!
近所に2店舗出す場合は?
もし仮にご近所に2店舗目を出したとしても、それでも私はアカウントはお店ごとに作って運用することが望ましいと考えています。
なぜなら整体という特性上、自分が施術をしてもらった先生だから、コミニュケーションを取りたいと思うわけです。
2店舗目の知らない先生の投稿にコメントがつく、ということはなかなか難しいでしょう。
これでは、『お客様とコミニュケーションを取る』という本来の目的を達成できません。
ですので、経営者であるあなたが、2つのアカウントを取得して、そのうち1つのアカウントを店長さんに運用してもらうような形にすることが、会社としては健全です。
個人アカウントよりも企業ページが優れている点2 友達・ファン数の制限が無い
これは、1人で整体院を経営されている方にとっては、現状それほど関係ないかもしれません。
ただし、今後店舗を増やす形ではなく、そのお店自体を大きくして、従業員をたくさん雇っていく展望をお持ちの方にとっては大きな問題です。
今から自分のお店が繁栄していった時のことをしっかり想定しておくべき
整体院で5000人のファンがつくというのは、確かに簡単にではないです。
ただし、何年もかけて人数が増えて行った場合に、上限が5000人だからといってこちら側からお客さんを勝手に切るわけにはいきませんよね?
今は5000人という数字にピンと来ないかもしれません。
でも数年後に、お客さんが5000人近くなってしまってから考えるのでは遅いです。
あなたのお店が大きくなることを今のうちからしっかり想定して、企業ページを作っておくべきなのです。
個人アカウントよりも企業ページが優れている点3 投稿した情報が検索できる
個人アカウントでは、投稿内容やお店の名前を入れてgoogleやYahoo!で検索しても、表示されません。
ですが、企業ページであればフェイスブックに投稿した内容や、お店のページも検索で▼のように表示されます。
これは、まだHPを持っていない方にとって非常に重要な機能
HPは個人で作ろうと思うと、非常に手間がかかります。
人に任せる場合は、コストもかかります。
私としては、いずれはHPを作った方が絶対に良いと思いますが、開業当初はなかなかそこまで手が回らないという方も多いのではないでしょうか。
かといって、インターネットが当たり前になった現代社会で、WEB上にあなたのお店の情報が何もないのは、お客さんの信用を失いかねません。
そんな開業まもない時にこそ、このフェイスブックの企業ページというのは、無料で簡単に作ることができるので、特にオススメです。
個人アカウントよりも企業ページが優れている点4 分析機能が付いている
Facebookの企業ページでは、ページへのアクセス状況を分析する『インサイト』という機能があります。
この『インサイト』機能を使って▼の項目の推移を確認することができます。
- いいね数
- リーチ数
- ページビュー数
- ページでのアクション
- 公開済みの投稿のパフォーマンス(リーチ、エンゲージメント)
- 動画の再生回数
- メッセージ数(Facebookページとユーザー間のスレッド数)
これらを利用することで、絶えずユーザーの興味関心を惹きつけられるようコンテンツ内容を分析して、改善していくことができます。
個人アカウントよりも企業ページが優れている点5 広告が出せる
Facebook個人アカウントでは広告が使えません。
ですが、企業ページ(Facebookページ)では広告を出すことができます。
Facebook広告は、細かいターゲティング(性別・地域・職業・興味関心ごと)を設定することで、少ない広告単価で効果を上げることができます。
また先程の分析機能とも重複しますが、Facebook広告を出したあとの結果もとても詳しく分析できるようになっています。
企業ページの分析機能やFacebook広告に関しても、また別の機会に記事にできたらと思います。
まとめ
Facebookの個人アカウントと企業ページでは、そもそもの目的が全く異なります。
個人アカウントは主に、
『友人や知人とプライベートなコミニュケーションを取る場所』
を目的に作られています。
それに対して企業ページは、
『お客様と直接コミュニケーションを行う場所』
という用途になっています。
企業ページが個人アカウントよりも優れている点としては▼の4つが挙げられます。
- アカウント数の制限が無い
- 友達・ファン数の制限が無い
- 投稿した情報が検索ができる
- 分析機能がある
- 広告が運用できる
私たち整体院経営者も、企業ページを持たない理由はもはや見当たりません。
まだ企業ページを持っていないという方は、無料で簡単に作ることができますので、早速これから作ってみてください。