これからの日本は高齢化社会になると言われており、老化による身体の不調を訴える人が今後もますます増えていき、若者の間ではストレスをため込まないための方法やメンタルヘルスが注目されていることから、体の凝りをほぐして、筋骨格系バランスを整える「整体師」という仕事の需要が高まることが予想されます。

でも、整体師になるためには、
資格が必要なのか?
資格を取得する場合にはどのような学校に行けば良いのか?と、悩んでしまいますよね。

そこで今回は、整体師になるために数多くの人が通う「整体学校」について詳しく説明していきます。

 

一般的な整体師になるための学校

整体師の民間資格を取得するには学校に通う必要があり、学校には「整体学校」「整体スクール」「通信講座」の3つのタイプがあります。

 

整体学校

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資格を取得する場合にまずイメージすることは、「校舎のある学校に通学すること」ではないでしょうか。

整体師を養成する整体学校は、希望すればいつでも入学することができて、しかも基礎的な整体知識を学ぶ初級クラスから、将来的な開業を目標とした上級クラスまで、様々な専科コースを選択することができるのが特徴です。

最短で半年〜最長で2年の間に、整体師に必要な知識と実地を学べますので、気になる学校を探して資料請求を行うか、体験説明会に参加してみましょう。

資料請求について

なるべくであれば体験説明会に参加して、講師の方や卒業生の声を聴いて自分にあったカリキュラムを選択したいところですが、なかなか時間が取れない場合や、整体学校までの距離が遠くて交通費が高くつくなどの理由で説明会に参加できないという方は、それぞれの整体学校のホームページや電話で資料請求をすることができます。

請求した資料には、学校の受講コースや授業の内容、講師紹介やよくある質問、入会案内などがまとめられており、学校の雰囲気を簡単につかむことができます。

 

整体スクール

セミナー

整体学校と比較して小規模で開催されている整体スクールもあります。

講師の自宅や整体院で運営されていることもあるため、整体学校と比較してカリキュラムが劣るようなイメージがありますが、実は実力派の講師が個別指導をしていることが多く、ほぼマンツーマンで実地を学ぶことができます。

スクールによりますが入学金、入会費、教材費、実習費などが必要なく、しかも整体師の基礎を学ぶだけなら3日間で約45,000円程度、独立開業を目指す人であれば4ヶ月で約280,000円程度と、整体学校と比較していずれも費用が安く、通学期間が短いものがあります。

すでに整体の現場で働いている人が、美容痩身、耳つぼダイエット、骨盤矯正などのピンポイントな知識を学びたい場合には、1Dayスクールで20,000〜30,000円の費用で受講することもできます。

そして小規模経営のメリットを活かして、週末限定あるいは午前10:00〜夜間22:00の時間に受講できるスクールも多いため、仕事をしながら通学する人、すでに整体院で仕事をしている人、時間の調整が困難な人にとってありがたい仕組みです。同じような状況にある身近な参加者たちとのグループレッスンでは、将来の同業者の仲間を見つけることもできるでしょう。

整体院を開業するなど、すでに第一線で活躍している講師から個別指導を受けることは、整体学校の専科コースに通うことと何ら遜色なく、将来的な開業を考えているのであれば、独立しようと思ったきっかけ、開業してから困ったこと、失敗談、成功談などを講師に詳しく聞くこともできます。

現場で活躍する人の体験談は、学校で学ぶ知識をはるかに凌駕するリアリティがあるため、整体スクールで勉強をしながら将来像が急速に固まっていくかもしれません。

卒業後に相談に乗ってくれるなど、アフターフォローもしっかりしているため、独立したときの“師匠”的な存在を見つけることもできます。認定サロンに指定されているスクールでは、卒業時に民間資格が付与される場合がありますので、無料のスクール説明会に参加して、入念にチェックしておきましょう。

実践的な知識と実技を、短期間で習得したい人には整体スクールがおすすめです。

 

通信講座

通信教育

テキストの教材や、DVDで勉強ができる通信講座もあります。

資格取得を目指す会社員や主婦の方は、勉強するための時間を確保することが課題となり、そもそも通学するための時間を確保できない場合もありますので、自分の好きな時間に勉強できる通信講座は便利です。

そして整体院で働きながら資格を取得する場合には、整体院やスクールに通学することで一時的に労働時間を短縮し、収入を減らすことになりますが、通信講座であればプライベートの時間を利用して好きなタイミングで勉強できる点で安心です。

しかも整体学校やスクールに通学するよりも、費用がリーズナブルであるというメリットがあります。

但し、実際にお金をもらって仕事として考えた場合は、通信のみでは難しいとのが実情です。

 

整体学校をおすすめする理由

校舎

整体師の資格を取得するのであれば、整体学校がおすすめです。

整体スクールと通信講座に比べて、時間と費用がかかりますが、定められた期間に整体師に必要なノウハウを基礎から順番に授業形式で学ぶことができて、しかも「実地指導を受けられる」からです。

中学校・高校で英語を勉強した人が、卒業する頃には英語が堪能になっているわけではありません。知識は知識でしかなく、それを現場で有効活用できるのか? と言えば全く別問題であることは、誰しも経験があると思います。

いくらテキストで整体に関する専門知識を勉強して、DVDの映像で施術を理解しても、それを現場で再現できるとは限りませんので、知識で理解したことを、繰り返し実践することによって体で学ぶことも大切です。

整体学校に通うことで、専門知識を現場で活用できるものに変えることができ、そして各地の整体院、整骨院、鍼灸院と提携しているケースが多いため、卒業前に就職先を斡旋してくれます。

自分で職場を探さなくても、進路指導の先生が条件にあった整体院を探してくれて、面接に向かうことができます。

提携している整体院と整体学校は強い信頼関係で結ばれており、就職面接に向かう前に生徒の成績や人柄の照会が行われるため、就職試験に受かる可能性は高くなるので、自分で一から就職先を探し、お互いに何も知らない状態であれば、面接に落ちてしまうことも珍しくはないため、就職面でのメリットも大きいものです。

 

整体学校について

費用

整体学校をお勧めしてきましたが、具体的な授業料などの費用や通学期間が気になるところだと思うので、事例をご紹介します。

整体学校に通うための費用(授業料)

一般的な整体学校の費用は、6ヶ月間通学して整体師になるための基礎知識を勉強して、家族や友人をマッサージで癒せるレベルを目指す「ベーシックコース」で¥180,000程度で、一番高額なコースになると、骨格調整授業や将来的な独立開業の仕方、経営論についてを海外研修も交えて学べ、業界のトップを目指していく人たちが24ヶ月間通学するカリキュラムは¥2,600,000程かかります。

費用の違いは、学ぶことができる知識と、カリキュラムの充実度の違いです。
そして、入学する人が将来的に何を目指すのかによって選択するコースが変わります。家族や友人を癒やしたいだけであればベーシックコースで基礎知識と手技を学ぶだけでも大丈夫ですが、整体院で仕事をするとなればもっと専門的な知識とスキルを学ぶ必要があります。

当然、受講料が高い整体学校は学べる知識量が多いことを就職先である整体院やサロンも知っているので、何千件という求人情報を学校に集まっており、修了後の選択肢も豊富にあることから就職率100%を誇っている学校もあります。

将来的に開業したいのであれば、独立のノウハウや経営論も必ず必要になりますので、整体学校を選ぶときには自分の将来像ともう一度向き合って、資料請求だけで納得するのではなく、無料で受けられる体験説明会などで講師の方や卒業生の方から詳しい話を聞いてください。

 

整体学校は人口の多い都市をはじめ、地方にもある

整体学校は人口の多い東京都や大阪府に集中しているのが現状ですが、新潟県や大分県などの地方にもありますので、インターネットを利用して、お住まいの地域で整体学校を検索してみると良いでしょう。

近くに整体学校がない場合は、通信講座であれば全国どこからでも受講することができます。

 

整体学校へ通う年数・期間

取得したいスキルと、学びたい知識によってカリキュラムが変わるため、必然的に通学期間が変わりますが、整体学校は6ヶ月〜最長で2年間通うことが一般的です。

将来、整体師として開業したい方や、みっちり腕を磨き、知識を身に着けたい方は2年間のコースを通うことをおすすめします。

 

どのくらいの年齢層がいるのか

整体の勉強をする人は18歳〜70歳位までいます。

20代であれば最初の就職をするために通学する人もいますし、30代であれば脱サラする将来を見据えて通学する人もいます。

そして高齢者になると、奥さまの体をほぐしたり、知人の治療を行うために通学する人もいるそうで、その意欲には驚かされます。

とにかく整体学校のクラスには、色んな目的を持った幅広い年齢層の人たちがいます。

 

1つのクラスどれくらいの人数がいるのか

整体学校は「少人数制」であることが一般的です。

生徒3〜4人に講師が一人つくスタイルが多く、知識と実地指導を見逃すことなく実用的な専門知識を学ぶことができますが、これが1クラス30人程度の規模になると、講師一人では目が届きません。

実地指導のときの「待ち時間」が増えてしまい、体で経験できる回数が減ってしまうのは大きなデメリットです。論理で学んでいたことも、実際に行ってみるとイメージとは違うことがあるものですし、患者の特徴・症例によっても施術の仕方は変わります。

整体師は知識とともに、体で経験することが何よりも大切なため、少人数制のクラスには大きなメリットがあります。

 

どういうコースがあるか

コース名は通う整体学校やスクールによって名称が違いますので一般論でお伝えします。

「整体ベーシックコース」は仕事としてではなく、プライベートで知人から“マッサージが上手”と言われるレベルを目指すもので、「整体セラピストコース」は、基本的な知識を学びながら将来的に整体師の仕事をしたい人向けです。

「整体プロフェッショナルコース」は、資格を取得してから就職先で即戦力として働くことを目指す人が、高いスキルを身につけるためのコースで、「整体アドバンスプロフェッショナルコース」は、現場で即戦力となるスキルを身につけながら、将来的な独立開業を目指していく人向けのコースです。

最後に「総合実践経営コース」は、独立してからの経営ノウハウや、複数店舗を運営していくための実践的な知識を学んでいくためのコースになります。

高い学費をかけるほど、将来的に大きなリターンを見込める内容となっており、自分の将来のビジョンと照らし合わせながらコースを選択することが必要です。

 

授業内容はどういうものか

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「整体ベーシックコース」や「整体セラピストコース」などの基礎講座では、指圧法、マッサージの手技、ストレッチ方法、解剖学、生理学を中心に学びながら、メンタルセラピーや、小顔矯正なども選択して受講することができます。

指名率・リピート率トップになる即戦力を目指す人が受講する「整体プロフェッショナルコース」や「整体アドバンスプロフェッショナルコース」では、指圧法、マッサージの手技、ストレッチ方法、解剖学、生理学をより詳しく学び、骨格調整や肩こり、腰痛、神経痛の具体的症例に基づいた実地指導を受けることができます。

「整体アドバンスプロフェッショナルコース」では、将来的な開業を目指す人が多いため、基礎経営学を学ぶこともできます。

独立開業はもちろん、複数店舗を運営したい人が受講する「総合実践経営コース」では、指圧法、マッサージの手技、ストレッチ方法、解剖学、生理学、骨格調整、肩こり、腰痛、神経痛の具体的症例に加えて、接客ノウハウ、基礎経営学、実践経営学を学ぶことができます。

通学期間中には骨格調整授業や海外研修もカリキュラムに組み込まれており、卒業後は開業するためのコンサルティングを受けることも可能です。

 

仕事をしながらでも通えるのか

整体学校の生徒の約70%は、仕事をしながら通学しています。

やはり忙しいサラリーマンや主婦の人が気になるのは、授業の時間と拘束される時間ですよね。「整体師を目指す」決意を固めたのに、資格取得をするための学校に通えなければ、夢を実現することができません。

スケジュールに合わせて受講できるのは、忙しい人にとって嬉しい仕組みです。

 

週に何回通学するのか

授業は毎日行われているため、自分のライフスタイルに合わせた通学ができます。

それぞれのコースで定められた「在籍期間」は最長の期間であり、その時間のなかで指定された単位を取得できれば修了です。

残された時間と、取るべき単位数、自らのスケジュールを考えながら授業を受けていきましょう。

 

整体学校に通う強みは何か

カウンセリング

カリキュラムがしっかりと組まれている整体学校に通うことで、整体の現場で必要な専門知識を基礎から学ぶことができ、しかも自分の将来に必要な知識を習得することができます。

現場で経験を積んだ講師から教わることで、即戦力となるために必要なスキルを身に付けることができるのは大きなメリットです。

たとえば整骨院の現場では、「ヘタな素人知識を知っているぐらいなら、何も知らずに体を動かせる人がいい」という先生もおり、教科書で学んだことと、現場で活用できる知識には、それぐらい大きな差があるということを意味しています。

整体院ではマッサージ・ストレッチなどの施術スキルとともに、お客さんに論理的な説明をできることが必須です。経験に基づいたものであればより説得力が増し、患者の信頼を勝ち取ることができるでしょう。

とくに将来的な開業を目指す人は、“ファン”を獲得するためにはどうすればいいのか? を考えてみると、必要なことは教科書の知識だけではなく、修学期間から、どんどん人の体を触り、経験を積むことが大切であることがわかります。

整体師の民間資格には色んな種類がありますが、たとえば一般社団法人日本整体セラピスト認定協会発行の「整体師」「リフレクソロジスト」や、NPO法人日本セラピスト認定協会が発行している「整体セラピスト」などがあります。

前述しましたが、これは学校が発行する修了証のようなもので、就職試験に有利に働くものではありませんが、それでも専門知識を学んできたことの証になるので大切にしておきましょう。

 

整体学校を卒業後の就職率など

整体学校を卒業したらそのまま就職する方や、学んだ整体の知識を生かした他の道に進む方など、様々だと思います。

就職率は高いのか

整体学校を卒業した人の就職率は高く、学校によっては就職率100%を誇るところもあります。

提携している整体院、整骨院、鍼灸院などの求人を、常時30,000件保有していることで、卒業生の希望にあった求人を提供することができるからです。

今や整体院は乱立しており、あたかも就職には困らないように想像してしまいがちですが、実際に就職活動をしてみると競争を勝ち抜くのは難しいものです。

しかし、整体学校と提携している整体院の間では、就職試験前に卒業生の履歴書はもちろんのこと、人柄、成績、将来の目標なども含めて事前に照会されているため、面接がスムーズに進められるのは大きな強みです。

「せっかく整体師の資格を取得したのに仕事がない」という事態になるのが最も不安なことだと思いますが、整体学校の進路指導と密に相談していれば、就職先を確保した上で卒業することができます。不景気の今の時代、就職先を確保できるメリットは大きいものです。

 

整体学校で学んだことは生かせるのか

学んだ人体の知識を整体とは別の研究職に生かしたり、仕事以外でも家族や知人の体を癒したりなど、様々な方向で整体学校で学んだ知識は生かせます。

ただし、繰り返しになりますが、いち早く現場に出なければ知識を上手に活用できるようにはなりません。

そういった意味で「整体院で働きながら、整体学校に通う人」が最も実用的な知識を取得できる可能性が高くなりますが、「まずは知識と資格だけを取得する」という目的で学校に通うのも選択肢の一つです。

 

いち早く整体の現場で経験を積む方法

m016-086整体師は、自分の手足を動かした分だけ血肉になる職業です。

専門知識を学びながら整体院で仕事をすることが最も効率的ですが、今は別の仕事をしている人の場合は、掛け持ちで働くことはできないでしょう。

そこで「インターン」を募集している整体院を探すことができれば、給料こそ発生しませんが、その代わりに現場経験が積めます。仕事をしている人は勤務時間や休日などのスケジュールと相談しながら、応募してみると良いです。

他にも、母校のスポーツクラブ(部活)に出掛けていき、選手のコンディショニングをすることで経験を積む方法もあります。

もちろんボランティアとなりますが、野球、サッカー、バスケットボールの選手たちのコンディショニングを整えて、パフォーマンスを向上させる経験は、お金には代えがたいものになります。

今では中高生のスポーツクラブでもスポーツ医学に興味を示している場合が多く、強豪校になると専門のスポーツトレーナーを雇用しているほどですから、もし卒業生からボランティアの申し出があれば、学校側に断る理由はなく、むしろ喜んで採用してくれるでしょう。

実際の現場で感じた疑問点、問題意識を持ちながら授業に臨むことで、教科書の知識だけを学ぶ人との差がつくのは当然です。

整体学校に通っている半年〜2年の間に得た現場での経験は、就職してからも必ず役に立ちます。

整体師になるために資格は必要か

体のバランスを整える整体の仕事には、「国家資格」が必要な職種と、「民間資格」はあるものの、必ずしも取得する義務がない職種に分かれ、それによって整体学校のカリキュラムを選ぶ基準も異なるので細かく解説していきます。

 

国家資格

身体のバランスを整える仕事で国家資格が必要なものには「柔道整復師」と、「鍼灸師」があり、いずれも国家試験に合格することで付与されます。

 

民間資格

姿勢の矯正を行うことで身体の不調を改善する「カイロプラクティック」や、ほぐしや癒しやストレッチ、手技療法によって身体の自然治癒力を高める「整体師」という職種がありますが、これらには今のところ国家資格は存在せず、整体学校やスクールに通うことによって取得できる民間資格があります。

ちなみに民間資格と言っても、全日本共通のものではなく、あくまで卒業(修了)した学校が付与するものであり、就職試験に有利に働くものでもありません。

ただし、就職する整体院によっては、有資格者と無資格者で時給・月給に差をつけている場合があります。

 

民間資格が必要なケースと、不要なケース

「カイロプラクティック」「整体師」は、開業するときにも、雇用スタッフとして働く場合にも資格は不要で、整体院の就職試験に合格することができれば働くことが可能で、整体院で働いたことがない未経験者であっても、院長として開業することもできます。

 

整体師の資格を取得するメリット

民間資格しかなく、保有することが義務付けられていない「整体師」を目指す場合には、「資格を取得するメリットが無いのでは?」と疑問に感じてしまいますよね。

たしかに整体師の資格を取得するには、整体学校やスクールに一定期間通い、しかも取得費用が発生するため、その割には就職試験に有利に働くわけでもないので、躊躇してしまう人もいるでしょう。

それでも整体師の民間資格を持っておくことで、お客さんの信頼を得るための知識と論理が身につくというメリットがあります。

あなたが病院に行った場合のことを想像してください。

担当の医師が短時間で体を触診して、「あなたは◯◯(病名)ですね!」と言われてしまった場合に、どう感じるでしょうか? 「本当に正確に診断してくれているのか?」と疑問に感じてしまうでしょう。

一度そう感じてしまうと、処方された薬に対しても「適切な薬なのか?」、あまりにも長い通院を求められたときには「本当に治療する気があるのか?」という疑念を抱いてしまいます。

そして最後には通院することを止めて、他の病院を探すことになるでしょう。

整体師は、医師のように体の内部まで入り込んだ治療をすることはできませんが、「身体の調整」という大切な役割を担っており、解剖学などの専門知識を持っていること、あらゆる症例を改善してきた経験を持っていることで、お客さんの信頼を勝ち取ることができます。

知識に基づいた論理で説明を行い、お客さん(患者)に治療の意義を理解し信頼してもらわなければ、施術に満足してもらうことはできず、リピーターにつながりません。

経験は整体の現場で身につくものですから、とにかく頑張って仕事をしながら、専門知識を学ぶことが強い武器になります。