整体師になりたい!
と考えてはいるあなたは、どんな免許や資格が必要か調べていますね?
そもそも、整体師にどんな免許や資格が必要なのかわからない状態だと思います。
そこで今回は、整体師に必要な免許・資格について分かりやすく解説していきます。
あなたが整体師を志すうえで大切な情報です。ぜひ参考にしてください。
【整体師がどんな仕事をしているのか、仕事内容や役割について知りたいあなたへお勧め】
→【整体師になりたいあなたへ】整体師の仕事と役割を3分でサクッ解説!
目次
1. 整体師は免許や資格は必要なの?
整体師って聞くと、何か免許や資格が必要かと思うかもしれませんね。
ですが、実は整体師という職業には免許や資格は必須ではありません。
1-1. 整体師として開業する際も資格は要らないの?
雇用される場合は、整体院の就職試験に合格することができれば働くことができます。
また、整体院で働いたことがない未経験者であっても、院長として開業することもできます。
つまり、資格がなくても整体師として仕事をする事も、開業する事も可能ということです。
「えっ?資格がない人が整体師として施術をしているの?」とビックリしましたよね。
カイロプラクティックや整体師は、
- 開業する場合
- 雇用されて働く場合
いずれの場合も資格は不要なのです。
1-2. 整体師と似たお仕事で、資格が必要な3つの職業
よく勘違いされることなので、説明しておきます。
整体師と似たお仕事の中でも、国家資格が必要な職業が3つあります。
- 柔道整復師
- 鍼灸師(しんきゅうし)
- あん摩マッサージ指圧師
いずれも、厚生労働大臣や文部科学大臣が定めた専門学校などで3年以上学び、必要な科目の単位を履修する必要があります。
卒業後、さらに国家試験を受験し、合格した人だけに資格が与えられます。
これらの国家資格保有者には、独立開業権が与えられ、健康保険を適用した施術を行うことができるようになります。
ですが、何度も言いますが整体師は厳密に言うと、上記3つの職業ではありません。ですから、国家資格は必要ありません。
2. 整体師に関係のある免許と資格
先程もお伝えしましたが、整体師としてお仕事をするには、免許や資格は必須ではありません。
ただし、人の身体を扱うお仕事として免許や資格は持っておいても損はありません。
資格がなくても整体師として仕事はできますが、ほとんどの整体師が何かしらの資格を取得し業務に携わっているのが現状です。
2-1. 整体師として知っておいたほうがいい2種類の資格
体のバランスを整える整体師に関係がある資格には、
- 国家資格
- 民間資格
の2つがあります。
.国家資格について
先程もお話したとおり、
- 柔道整復師
- 鍼灸師(しんきゅうし)
- あん摩マッサージ指圧師
この3つは国家資格です。整体師としては必須ではありませんが、上記の施術をする際には国家資格が必要です。
民間資格について
整体に関する民間資格としては、
- 整体学校に通う
- 整体スクールに通う
- 通信講座を受講する
の3種類があります。
- 専門療法
- 解剖学
- 生理学
- 経営学
- 手技療法(最も重点的に学ぶ)
などを学ぶことになりますが、学ぶ内容や資格取得の難易度は各スクールによって違います。
全日本共通のものはなく、あくまでも卒業(修了)した学校が付与する資格を取得することができます。
民間資格の取得方法については、働きながら整体師の資格を取りたい!民間資格の取り方3種類を徹底解説で詳しく解説しています。参考にしてください。
3. 整体師が資格を取得するメリット
整体師には、資格を保有する義務がないため、「資格を取得するメリットが無いのでは?」と感じてしまいますよね。
しかし、それは間違いです!
確かに、整体師にとって「この資格があれば仕事に困らず一生安泰」というものはありません。
ですが、人の体を調整するうえで必要な知識を勉強してきた証になります。
メリット1)整体院によって時給・月給に差をつけているところがある
もし雇われとして整体院で働く場合、資格によってお給料に差が出る事があります。
資格を取得したからといって、就職に有利に働くわけではありませんが、整体院によっては、有資格者と無資格者で時給・月給に差をつけているところもあります。
メリット2) お客様に安心感を与えることができる
整体師が資格を取得する最大のメリットは、治療に訪れたお客様に安心感を与え、信頼を得るための知識と論理が身につくことです。
整体師は、医師のように体の内部まで入り込んだ治療をすることはできませんが、[keikou]「身体の調整」という大切な役割[/keikou]を担っています。
繰り返しになりますが、整体学校やスクールでは、
- 専門療法
- 解剖学
- 生理学
- 経営学
- 手技療法(最も重点的に学ぶ)
など、人間の身体に関する重要な知識と技術を学びます。
その知識と技術を習得することは、あなたが自信をもってお客様に施術を行うことにつながります。
4.お客様の立場になって考えてみよう
もしあなたが、腰痛が悪化して整体院を訪れた際に、院内に資格証書が展示されていなかったらどう感じますか?
- 「この先生は信頼しても大丈夫なのだろうか?」
- 「適切な施術が受けられるのだろうか?」
と不安を感じませんか?
あなたが不安を感じることは、お客様も同じように不安を感じます。
整体師に限らずどんな職業でも言えることですが、お客様が感じるであろう “不安” は出来る限り取り除くことが大切です。
資格はお客様の不安を取り除くための手段の1つ
民間資格の取得は、不安を取り除くためのひとつの要素と考えてください。
また、将来独立開業したいと考えている場合は、資格はとっておいた方が有利です。
「資格がない人が開院している整体って大丈夫なのかな?」とお客様に感じさせては院の存続に関わります。
きちんと学んだ知識と技術をもとに行われる施術と、独学で学んだ知識と技術で行われる施術では、前者の方が格段に安心して施術をお願い出来ますよね。
もちろん、資格が全てではありませんが、お客様に安心を与えるためにも、出来ることは全て取り入れるようにしていきたいですね。
5.まとめ
今回は、整体師になるために必要な資格についてお伝えしました。
おさらいすると、整体師になるために必要な資格には、国家資格と民間資格の2種類がありますが、必ずしも資格は必要ありません。
資格取得は、整体に関する知識と技術を身につけ、
- 施術に訪れたお客様に安心感を与えること
- あなたが自信をもって施術できるようになること
が目的です。
あなたが整体師になるために何が必要なのか、これを期にじっくり考えてみてください。
この記事があなたの参考になれば幸いです。