前回は「行動させるキャッチコピー」についてお伝えしました。

ホームページを作成する場合にキャッチコピーは重要です。

他の情報を見てもらうために行動を促すのがポイントだという話をしました。

今回はその次に見てもらうポイントです。

治療院の場合は「問題提起型」と「問題解決型」があります。

こんなことを意識している方は少ないかもしれませんが
大体はこの2つのパターンに別れます。

「あなたはこのような症状でお悩みではありませんか?」

こんな文言を本文の最初の方で見かけたら
それは「問題提起型」のホームページで作られています。

怖いのは意識してその表現を使っているかという点です。
実は治療院の7割のホームページはこのようになっています。

不正解とか正解の問題ではありません。
予約になるか、ならないかの大きな問題です。

ネットであなたの治療院を検索してくる人は既に不調を抱えています。

できればその不調をなんとかしたい。

いい治療院があればすぐに予約を入れたいと思っています。

中には情報だけを探し求めている人もいますが
そのような人を予約に持っていくには時間がかかります。

治療院ビジネスは、できるだけ早くその状態から抜け出したい、
痛みから解放されたいと思っている人に来てもらうべきです。

特に一人治療院で集客に課題を抱えている先生には必要な考え方になります。
チラシと比較するとわかりやすいでしょう。

チラシは不特定多数の人に向けての告知です。
健康な人や治療院に興味がない人にも配られます。

また興味はあるけれど現在は特に探していない人が見たり
既にどこかの治療院に通っている人もいます。

そんな人は今すぐにあなたの治療院を求めているわけではありません。

このような人たちには
「あなたはこのような症状でお悩みではありませんか?」
その悩みの状況を列挙してより明確にしてあげるという流れは正解です。

意識の低い人たちを意識の高い状態へ引き上げる役割として
「このような症状でお悩み・・・」は有効です。
ではネットの場合どうでしょうか。
実は「検索」という行為そのもので既にフィルターがかかっています。

そのような人に
「あなたはこのような症状でお悩みではありませんか?」
となると少し「くどい」表現になります。

というのも既に自分の悩みを自覚してあなたのホームページに訪問しているからです。

それよりもその悩みがここに来れば解決しますよ。
ということを伝えてあげるほうがメリットを感じます。
違う視点で見ると広告には大きく分けて「プッシュ型」と「プル型」の2種類があります。

「プッシュ型」はチラシのように不特定多数に告知する方法で潜在顧客に働きかけます。
このような場合は「問題提起型」で「あなたはこのような症状でお悩みではありませんか?」が当てはまるでしょう。
一方「プル型」は以前では電話帳、今ではネット検索など問題点が顕著化している人に働きかけます。
「あなたのその辛い肩こりを3回で改善します」という「問題解決型」の表現になります。

自分の悩みを自覚している人に解決案をストレートに表現しています。

この使い方をしっかりと区分けするだけで予約が入るか、
入らないかの大きな分かれ目になります。

再度ご自分のホームページを見直してみてはいかがでしょうか。