今までローカルSEOを意識してビジネスを進めてきた人にとって、本当にローカルSEOの効果が出ているのか気になる人もいるのではないでしょうか?地域にフォーカスした検索で上位に表示されるために重要なローカルSEOは確かに意識するに越したことはありませんが、本当に効果が出ているのか分からないとどうしようもないと思う時もあるでしょう。
自分の店舗がどの順位にいるのか知ることができれば、今後どのようにローカルSEOを意識していけばいいのか分かります。それでは、ローカルSEOの順位の調べ方やツールについてご説明しましょう。
目次
検索順位はどのように決められている?
ローカル検索によって表示される順位が決まる法則性は、以下の要素が重要視されます。
・検索キーワードとの関連性
・知名度
・検索している地点からの距離
ユーザーが検索したキーワードとの牽連性が近いほど、自分の店が上位に表示されるようになります。このことから、上位に表示されるようにローカルSEOを意識したマイビジネスを考案しなければなりません。
また、お店の知名度も検索結果の上位に表示されるために欠かせない要素です。マイビジネスが上位に表示されるためには、Googleマイビジネスを活用してユーザーにお得な情報を提供したり、実際に来店したお客に口コミを投稿してもらうようにお願いしたり、投稿してくれた口コミに対して返信したりと様々な行動が知名度を上げることに繋がります。
さらに、検索された地名からどのくらい距離が離れているかどうかも上位表示に欠かせない要素になります。距離が離れているほど上位に表示されにくくなるので、適切な住所を登録する必要性があるでしょう。
パーソナライズド検索はローカルSEOに向かない
検索順位を調べる方法の一つにパーソナライズド検索という方法がありますが、この方法はローカルSEO向きではありません。
そもそもパーソナライズド検索というのは、Googleの検索エンジンを利用する際に過去の閲覧履歴やクリックしたサイトの傾向、そして位置情報を利用してユーザーに最適な検索結果を表示させる方法です。
パーソナライズド検索で一番の問題になるのが、『同じデバイスでも検索した地域によって検索結果が変わる』ことです。つまり、同じキーワードで検索しても地域によって表示される検索結果が違います。これの最大の落とし穴は、実店舗で自分の店を検索すると上位に表示されているものの、別の地域で同じように検索しても上位に表示されていないことです。
地域まで指定しないと実店舗が上位に表示されないことから、ローカルSEOの順位を調べる時は正確に順位をチェックしてくれる方法が望ましいでしょう。
ローカルSEOの順位の調べ方
ローカルSEOで自分のサイトの順位を調べたい時は、これからご紹介する方法で調べることができます。もしも順位が低ければローカルSEOが不完全だと考えられますし、上位に表示されていればローカルSEOの効果がしっかりと反映されていると言えます。
それでは、ローカルSEOの順位の調べ方についてご説明しましょう。
シークレットモード・プライベートモード
GoogleChromeであればシークレットモード、FirefoxであればプライベートモードでローカルSEOの順位を調べることができます。この方法では閲覧履歴やクッキー情報を残さずに検索することが可能であり、位置情報を反映する代わりに順位を調べることが可能です。
しかし、位置情報が反映された上で順位が表示されるため、本当の意味で正確な順位とは言えないかもしれません。
Google広告の広告プレビュー診断
シークレットモードやプライベートモードは位置情報を反映して順位が表示されるので、もっと正確な順位が知りたい人には向いていません。もっと正確な順位を調べたい人は、Google広告の広告プレビュー診断を行うことで調べることができます。
やり方は至って簡単で、Google広告の管理画面から広告プレビューの診断を行うことで検索結果が表示されます。誰でも手軽に順位が分かる上に、検索キーワードや地域、言語、デバイスを操作すれば別の地域から検索した場合の検索結果を知ることも可能です。
ただし、上位に表示されるのは上位3つのサイトまでなので、3つの中に自分の店舗がなければそれ以下の順位だということになるでしょう。
デベロッパーツール
Googleのデベロッパーツールを使うことで、順位を調べることができます。デベロッパーツールは各ブラウザに搭載されているツールであり、位置情報を書き換えることでその地域で検索された場合の結果が分かります。
ローカルSEOの順位チェックツール
ローカルSEOの効果を知るためには、順位チェックツールも活用する必要性があります。SEOチェックツールであれば多くのツールがありますが、ローカルSEOのチェックツールは数が少ない傾向にあります。
中でもおすすめなのは、ローカルSEO(MEO)チェキというツールです。
こちらは独自開発の順位チェックツールを開発した株式会社トライハッチが提供しているツールであり、日次1万店舗以上、6万キーワードから日々の順位計測とサイトデータの計測を行うことができます。
検索順位を指定することで日次の順位計測から、過去最大2年分のインサイトデータの確認が可能です。これにより、過去最大2年間の順位が分かるのがポイントです。
まとめ
どんなにローカルSEOを意識していても、それが順位にどう関係しているのかが分からなければ改善のしようがありません。設定したマイビジネス等が上位に表示されているのか知るためにも、上述した方法で調べるのがおすすめです。
最も手軽に調べられるのがGoogle広告の広告プレビュー診断ですが、その他の方法も試してみて総合的な判断を下す必要性があるでしょう。