ローカルSEO(MEO)の対策をするときに重要なのは、スマホユーザーのことも考えるということです。スマホを持っている世代がさまざまな検索をスマホで行い、ちょっとした投稿なら素人であっても簡単にできるようになりました。そこで今回は、ローカルSEO(MEO)の対策をするにあたって、重視するべき理由を詳しく解説していきます。

ローカルSEO(MEO)はスマホ検索も多い?

ローカルSEO(MEDO)を対策するときには、スマホ検索があるということを忘れないようにしましょう。実はインターネットの検索はスマホで、という人が年々増えてきています。パソコンは立ち上がりが遅く、もち運びにも便利とはいいがたいため使い勝手の面でいえばスマホのほうがいいからです。

とくにローカル情報は旅先での検索、ということも多くあるためにスマホを活用する人が多くいることでしょう。特定の地域にフォーカスしたローカルSEOであれば、なおさらにスマホで検索されることが多くなるためにスマホユーザーの取り込みは当然といえます。スマホに対応していないサイトは、スマホユーザーのほとんどを取り込むことができないために、集客率を上げることが非常に難しいです。

スマホ検索が増えた理由

スマホで簡単に検索できる、というのがスマホ検索の増えた理由の一つです。例えば旅行に出た時や買い物中など、どこかでお昼ご飯でもと思い至ったときに、スマホで地域とカテゴリーを入れるだけで簡単に音声ナビを発動することができます。検索したい土地にいるのであれば、地名を入れなくてもGPS機能に基づいてローカルSEO(MEO)検索ができるのが大きな利点です。

音声ナビなどもあるため、画面を注視することなく案内をうけることができるので車を利用してのスマホユーザーも増加しています。簡単に知らない店舗にも行けるのが、出先でスマホ検索をする人が増えた理由の一つといえるでしょう。

ローカル情報はスマホで取得

ローカル情報は事前にパソコンで検索することもありますが、訪れた先でスマホ検索することも増えています。実際にスマホ検索の3割以上が、ローカル属性を含んだ検索だという結果が出ています。スマホを活用したローカルビジネスの検索が増加しているのが、ローカルSEO(MEO)対策が必要とされる理由の一つです。

スマホの影響

スマホでのローカル情報の検索は、パソコンやタブレットと比べて大きく来店への影響を与えることがわかっています。実際に近くまで来てから地名とカテゴリーを検索することで、ローカルSEO(MEO)上位に表示された店舗に早速行ってみよう、ということになるからです。そのため検索と来店に密接な関係があり、その影響力はローカルSEO(MEO)にとっては無視できないものです。

ローカルSEO(MEO)対策で押さえておくべきポイント

ローカルSEO(MEO)対策では、いくつか抑えておくべきポイントがあります。どの点を重要視するべきなのかを知っておくことで、パソコンでの検索だけでなくスマホ検索ユーザーも取り込むことができます。ここでは4つのポイントを解説するので、ぜひローカルSEO(MEO)対策の際に参考にしてみてください。

スマホ画面で見やすい内容を意識する

スマホ検索が増えている現状、スマホに対応したサイトであることやスマホで見やすい画面にすることが大切です。スマホで見にくい画面では、せっかくのユーザーも離れてしまう可能性が高いです。そのため、スマホ画面で見やすく、読みやすくなるように意識することが大切です。

また、写真を活用することでスマホユーザーをより多く取り込むことができるでしょう。そのため、写真はわかりやすく特徴をとらえたものにすることがおすすめです。写真撮影自体は、スマホでも問題ありません。ユーザーに伝えたいものを、撮影するようにしましょう。

地名を入れる

ローカルSEO(MEO)対策の重要なところは、地名とカテゴリーで検索ができるところです。また、地名を入れないで検索してもGPS機能に基づいて、現在地から近いカテゴリーの店舗を表示できるのも、大きな特徴です。そのため、検索キーワードに必ず地名を入れておくようにしましょう。

ただし1ページにいくつもの地名が入っていると、逆に検索に認知されなくなってしまう可能性もあります。地名はもっとも重要な一つだけに絞るのがおすすめです。

クチコミの管理

クチコミの管理ができるのが、Googleマイビジネスの大きな利点です。スマホから簡単に投稿する人も増えているので、クチコミが来たらなるべく早めに返信するようにしましょう。返信が何日もなかったり、よいクチコミにだけ返信して悪いクチコミを放置したりすればユーザーの心証は悪くなってしまいます。

とくにパソコンと違ってどこでもすぐ開けるスマホは、クチコミの返信が遅れれば遅れるだけ心証を悪くしてしまうでしょう。悪いクチコミには反論したくなるものですが、下手に攻撃されるような材料を与えるのはリスクも伴います。そのようなことにならないためにも、真摯に誠意をもってクチコミへの返信をしてください。逆にクレームもむしろチャンスととらえて、前向きに考えるといいでしょう。

Googleマイビジネスへの登録確認

Googleマイビジネスは、勝手に登録されていることもあるのでまずは確認からしてみましょう。もし登録済みであったなら、オーナー情報の入力をしてください。登録情報がなければ登録から始めましょう。

地図やメニューの写真や説明、店舗の外観や内装の写真、店舗の名前や住所、営業時間などを正確に入力する必要があります。スマホでも見やすいようにバランスを崩さない程度にできるだけ写真を多く、文字は少なめにしておきましょう。情報に誤りがあったり、入力ミスがあったりするとGoogleで検索した際に表示されないこともあるので、登録時は注意が必要です。ローカルSEO(MEO)対策をする上では、必ずGoogleマイビジネスへの登録を忘れないようにしてください。

まとめ

スマホで簡単にインターネット検索ができるようになったために、ローカルSEO(MEO)対策では、スマホ画面を意識して作成する必要性が出てきています。せっかく上位に表示されたとしても、スマホ画面に対応していない場合やスマホでは見にくい構成になっていては、みすみすユーザーを逃がすことになってしまうでしょう。そのようなことにならないためにも、スマホユーザーを意識した画面構成を考えることが重要です。