こんばんは、吉田です。

 

以前、Facebook広告の基本的な使い方の記事を書かせていただきました。

その中で、Facebook広告はターゲティングの精度が高いというお話をさせていただきました。

 

「でも実際どれぐらいターゲットを絞ることができるの?」

と、思われた方も多いと思います。

今回は、Facebook広告の『ターゲティング機能』について詳しく書いていきたいと思います。

 

ターゲティングできる項目の種類

 

前述した通り、Facebook広告では、ターゲットを細かく設定することができます。

はじめに設定できるのは、▼の4つです。

  1. 地域
  2. 年齢
  3. 性別
  4. 言語

まずは、この4つについて解説していきます。

 

ターゲティングできる項目その1 地域

Facebook広告では、地域をかなり細かく絞ることができます。

市町村単位はもちろん、指定した場所から半径○kmという設定もできます。

また他にも▼のような設定もできます。

  • この地域のすべての人
  • この地域に住んでいる人
  • この地域をにいた人
  • この地域を旅行中の人

 

整体院の場合は基本的に、「この地域にいた人」「この地域を旅行中の人」は使うことはないと思います。

「その地域に住んでいる人」を設定するようにしましょう。

 

ターゲティングできる項目その2 年齢

年齢は、13歳~65歳まで、1歳単位で設定することができます。

ただ、それ以下の年齢のユーザーには広告を配信することはできず、65歳以上のユーザーはそれ以上細かくターゲティングすることができません。

また基本的にどのような広告を配信するにしても、「お金を払うユーザー=大人」に対して広告を配信する事が基本なので、18歳以下にわざわざ配信することはおすすめしません。

 

ターゲティングできる項目その3 性別

「男性・女性・両方(すべて)」と、どの性別でも広告を配信することが出来ます。

純粋な治療院の場合は、最初は男性と女性両方に配信することをおすすめします

一旦配信を行った後、成約数に性での差が出た場合に、広告配信を区切るかどうかを検討する方が効率がいいです。

不妊治療専門の整体院のように、[keikou]女性限定のお店の場合は、はじめから女性限定[/keikou]で配信してください。

 

ターゲティングできる項目その4 言語

言語を設定することで、国籍を絞って配信することができます。

ただ整体院の場合は、言語設定を外国語ですることはほとんどないでしょう。

言語設定のメリット

言語設定のメリットは、言語を「日本語」に設定することで、日本にいる外国人に広告が配信することを防ぐことができることです。

普通に考えれば、外国人が広告を見て整体院に来店する確率は、日本人が広告を見て来店する確率よりも低いと思うので、無駄うちをしてコストが増すのを防ぐという意味で有効だと思います。

言語設定のデメリット

言語設定のデメリットは、配信できるユーザーが減ってしまうことです。

言語設定は、Facebook個人ページのプロフィールの言語欄」を使ってターゲティングされています。

その為、言語欄を記載していないユーザーには広告が配信されなくなってしまいます

結果プロフィール欄で言語を「日本語」に設定していないユーザーも多いので、配信できるユーザー数が減ってしまいます。

さらに細かくターゲットを絞ることもできる

上で説明した基本的な4項目以外にも、▼の3項目でさらに細かくターゲットを絞ることができます。

  • 利用者層
  • 趣味・関心
  • 行動

利用者層

「利用者層」の中で選択できる項目▼

  • 学歴
  • ファイナンス
  • 在宅
  • ライフイベント
  • 子供がいる人
  • 政治
  • 交際
  • 仕事

これらを選択することができ、ここからさらに細分化して条件を設定することができます。

趣味・関心

趣味・関心で選択できる項目例▼

  • スポーツ・アウトドア
  • テクノロジー
  • ビジネス・業界
  • フィットネス・ウェルネス
  • レジャー施設
  • 家族と交際関係
  • 買い物・ファッション
  • 趣味・アクティビティ
  • 食品・飲料品

これらを選択することができ、ここからさらに細分化して条件を設定することができます。

行動


行動で選択できる項目例▼

  • Soccer
  • その他のカテゴリ
  • デジタルアクティビティ
  • モバイルデバイスユーザー
  • モバイルデバイスユーザー/デバイスの使用期間
  • 多文化
  • 旅行
  • 海外駐在者
  • 消費者の分類
  • 記念日
  • 購入行動
  • 購買行動

これらを選択することができ、ここからさらに細分化して条件を設定することができます。

ターゲット設定の注意点

フェイスブック広告では、ターゲットを細かく設定することができますが、注意しなければいけない点があります。

それは、ターゲット設定には、「AND」のものと「OR」のものがあることです。

ANDのものとは

基本設定(地域・年齢・性別・言語)と、その他のセグメント(詳細ターゲット)の組み合わせはANDになります。

【例】

基本設定:東京都、40~50歳、女性

詳細ターゲット:(趣味・行動)ゴルフ

このように設定した場合、「東京に住んでいる趣味がゴルフのある40歳~50歳の女性」に広告を配信することができます。

ORのものとは

その他のセグメント(詳細ターゲット)内の組み合わせは全てORになります。

【例】

基本設定:東京都、30〜40歳、男性

詳細ターゲット:ゴルフ、世帯年収1000万円以上、成人した子供がいる(18〜26才)、健康

このように設定した場合、

  • 東京に住んでいて趣味がゴルフの30歳~40歳の男性
  • 東京に住んでいて世帯年収1000万円以上の30歳~40歳の男性
  • 東京に住んでいて成人した子供がいる(18〜26歳)30歳~40歳の男性
  • 東京に住んでいて健康に興味のある30歳~40歳の男性

この中のどれかに該当するユーザーに広告が配信されます。

ですので、「東京に住んでいて、趣味がゴルフで世帯年収が1000万円以上で、成人した子供がいる、健康に興味がある30〜40歳の男性」に広告が配信されるわけではないので、注意するようにしてください。

まとめ

Facebook広告では、ターゲットを細かく設定することができます。

はじめに設定できるのは、▼の4つです。

  1. 地域
  2. 年齢
  3. 性別
  4. 言語

これに加えて▼の項目でさらに細かくターゲットを絞ることもできます。

  • 利用者層
  • 趣味・関心
  • 行動

フェイスブック広告では、ターゲットを細かく設定することができますが、

「基本項目はAND」

「詳細ターゲットはOR」

となるため注意して設定するようにしてください。