地方でお店を開いたのはいいけれど、思ったようにお客さんが来ない…
開店当初は良かったけど、だんだん客の数が減ってきた…
地方での集客方法に悩んでいるあなたは、もしかすると〇〇が足りないのかもしれません。
地方でも都心でも、集客を成功させるためにやるべき内容に大きな違いはありません。
地方で集客に成功するためには、他のサービス(競合)と十分に差をつける必要があります。
今回は、競合サービスと差をつけるために必要な〇〇についてお伝えしたいと思います。
商品・サービスを考える上で軸となる大切な内容です。
最後までお読みいただくことで、自分の商品・サービスに足りないポイントに気づくと思います。
「いい加減〇〇を教えて!」
そんな声が聞こえてくる前に、〇〇の答えをお伝えします。
〇〇 =「専門性」です。
それでは、地方でスモールビジネスを行い集客を成功させる上で力を入れたいポイントでもある「専門性」について考えていきましょう。
地方で集客を成功させるためになぜ「専門性」が必要なのか
「専門性」については、地方での集客に限ったことではありません。
ご自分の知識・経験・技術を商品・サービスとしてお客様に提供する場合には必ず必要です。
お客様は価値を感じた時に商品サービスを購入します。
地域集客では、[keikou]お客様の満足度を120%にするために何をすればよいのか[/keikou]を考えなくてはいけません。
お客様の満足度を上げるためには、あなたがお客様に与えられる価値を大きくする必要があります。
その対策の一つが、「専門性」を高めることです。
お客様の満足度を上げるために必要な価値の提供については、地方でスモールビジネスを成功させるために見直すべき3つのポイントで詳しく説明しています。参考にしてみてください。
「専門性」の高め方
専門性を高めると聞くと、
「何かの専門家にならないといけない」
「(更に)資格を取得しないといけない」
そんな考えが頭をよぎるかもしれません。
確かに、それもひとつの方法ですが、それではいつまで経ってもビジネスが軌道に乗りません。
ここでお伝えする「専門性」とは次のとおりです。
あなたが商品サービスを提供したいターゲットをギュッと絞り込むことで専門性を高める
どういうことなのか具体例に沿ってお伝えしていきます。
専門性を高める=ターゲットを絞り込み価値の高い商品サービスを提供すること
事例として、飲食店であるカフェで「専門性」について解説していきます。
Aさんはカフェを経営しています。
一番のお勧めメニューはパンケーキで味にも見た目にも自信があります。
それ以外にもランチメニュー10点や他のスイーツも10点ほど提供しています。
もちろんドリンクメニューもありますが、種類は豊富ではありません。
Aさんのカフェは、ランチもできてお茶もできる、どこにでもある普通のカフェです。
もう一度言います。
Aさんはどこにでもある普通のカフェを経営しています。
このカフェに「専門性」を持たせるとしたら何が必要だと思いますか?
「専門性」=ターゲットを絞り込み価値の高い商品サービスを提供する
この理論から考えると、[keikou]提供する商品(ここでは食事)をパンケーキに特化させる[/keikou]というひとつの「専門性」の案が考えられます。
理由は、Aさんはパンケーキが一番お勧めしたい商品で、味にも見た目にも自信があるからです。
他にも、以下のような案が考えられます。
- コーヒーにこだわり、それに合う軽食を提供する。
- ランチメニューにこだわり、有機野菜を使用する。
こだわる部分を追求することが「専門性」につながります。
考えられる「専門性」はいくつもありますが、ここでは、パンケーキにこだわるという方向で話を進めていきます。
特化させることでターゲットが絞りこみやすい=集客につながる
現在のAさんのカフェは、ターゲット設定があやふやなのが分かりますか?
Aさんが提供しているのは、
- パンケーキ
- それ以外のスイーツ10点
- ランチメニュー10点
- ドリンク
どこにでもある”いわゆるカフェ”メニューです。
そう、どこにでもありそうなカフェなので、別にAさんのカフェに行かなくても他に似たようなカフェがあればそちらでも行く可能性が高いんです。
他のカフェではなく、Aさんのカフェに行きたいと思ってもらうには、他のカフェと差別する必要があります。
Aさんのカフェの場合、一押しメニューのパンケーキに特化させることで、[keikou]他店と差別化でき「専門性」が高くなります。[/keikou]
私がお伝えしたい「専門性」は他店との差別化を図るために商品サービスに価値をつけるということです。
あなたは無性にパンケーキが食べたくなりました。
- お勧めはパンケーキだが、なんでも置いてある”いわゆるカフェ”的などこにでもありそうなAさんのカフェ
- パンケーキに特化した”専門店”的カフェ(見た目も華やかで美味しい)
どちらのカフェに行きますか?
後者、パンケーキに特化した専門的なカフェで見た目も楽しめて味もおいしいパンケーキを食べて満足したいと考えるのではないでしょうか?
お客様は、満足できそうだと感じた時に商品サービスにお金を払います。
集客において最も大切なことは、お客様に価値を感じてもらい、満足してもらえるような商品サービスを提供することです。
「専門性」を持たせることで得られるメリット
専門性が高まる=何かに特化した(こだわった)商品サービスを提供する
↓
詳細なターゲット設定ができる
↓
ターゲットへ提供する価値が高まる
↓
価値が高まるとお客様の満足度が上がる
↓
お客様は満足した対価を支払う
↓
集客に成功
「専門性」を高めることで、上記のように良い連鎖が起こります。
実際は、これだけで集客に成功できるわけではありませんが、ここができていないと成功しないのも事実です。
地方集客で悩んでいるあなたの商品サービスは、お客様にどんな価値を提供できますか?
あなたが提供した価値でお客様は満足感を得ていますか?
集客がうまくいかない原因の一つは、周りとの差別化ができていないことかもしれません。
地方で集客する場合、大都市に比べると競合他社は少ないはずです。
差別化し、お客様が満足するような価値が提供できれば、間違いなく集客力は向上します。
今一度、ご自身の商品サービスを見直し「専門性」について考えてみてください。
「専門性」を高めた成功事例
「専門性」を高めたことで、集客に成功している事例をご紹介します。
地方に特定した事例ではありませんが、「専門性」という観点から見ると参考になると思います。
パンケーキの火付け役『bills』『Eggs’n Things』
2010年頃から人気がでて、今もなお収まらないパンケーキブーム。
その火付け役が『bills』と『Eggs’n Things』です。
パンケーキのみに特化したメニュー展開ではありませんが、パンケーキに特に力を入れ「専門性」を高めたことで、オープン当初から数年は平日でも1~2時間待ちが当たり前という人気ぶりでした。
「待ってでも食べたい」
「人気の味を堪能したい」
「ふわふわの食感で満たされたい」
このような欲求を満たしたいと感じる顧客心理に、それが叶えられるという価値を与えることで集客に成功しています。
スープに特化して成功『Soup Stock Tokyo(スープストック東京)』
スープストックは、生みの親 遠山 正道 氏(株式会社スマイルズ 代表取締役社長)の”一瞬のイメージ”から始まったそうです。
「女性が1人でスープを飲んでいるシーン」が頭に浮かんだ。
(引用:PRESIDENT ACADEMY in TOKYO『やりたいことをやるというビジネスモデル』)
この段階で既に、スープに特化していますね。
女性を「秋野つゆ」と仮定し、彼女が望むであろう商品を提供しているそうです。
スープストックのスープメニュは85種類にものぼります。(2018.3.15現在の公式HP参照)
スープ専門店として詳細にターゲット設定したマーケティングを行った結果、他社との差別化ができ、集客に成功しています。
Instagramも「専門性」を高めると強い
地方集客と関係があるの?と思われるかもしれませんが、SNSも集客ツールの一つです。
写真や動画投稿が必須のインスタグラムは、何かに特化したアカウントに人気が集まる傾向があります。
何かに特化する=「専門性」が高い
と言えます。
例1.ファッションに特化したアカウント
例2.猫に特化したアカウント
このように、何かを専門的に投稿するアカウントは人気があります。
ビジネスアカウントを使っている場合は、集客にもつなげやすいというメリットがあります。
インスタグラムの成功事例は今すぐ取り入れたい!Instagram集客成功事例24選にも載せています。是非参考にしてください。
まとめ
地方で集客を成功させるためのポイントの一つ「専門性」についてお伝えしました。
- 商品サービスはお客様のためにある
- お客様に満足していただくことが大切
- 満足していただくためには価値を提供すること
- 高い価値を提供するためには専門性を高める
- 専門性を高めることで競合他社との差別化が図れる
以上5点が特に気を付けたいポイントです。
今回ご紹介したAさんのカフェの事例では、多少強引に「専門性」を高めました。
集客を成功させるためには、「専門性」を高めるだけではなく、提供できる価値をどのようにお客様に知らせるかなども重要になってきます。
集客に必要なポイントはいくつもありますが、「専門性」を高める事は基本中の基本です。
あなたも、今一度ご自分の商品サービスの「専門性」について見直してみてください。
この記事があなたの参考になれば幸いです。