お客様の声』は「質の良い内容」であること。これが集客に繋げるための基本です。

けれども、「質の良いお客様の声」は文字量も多く、長文であることが多いため、「ちゃんと読んでもらえない」というデメリットがつきものです。

しかし、『お客様の声』は「読んでもらってこそ」です。そこで、『お客様の声』をホームページに掲載する際には「見てもらえる工夫」「読んでもらえる工夫」が必要になります。

ここでは「具体的にどのように掲載すればよいのか」「一体、どのような工夫が必要なのか」をお伝えしていきます。集客できる『お客様の声』の掲載見本を解説付きで公開しているので、ぜひ参考にしてみてください。

『お客様の声』をホームページに掲載する際のポイント

整体院・治療院を探している新規のお客様は次のような不安を抱えながら、あなたのホームページを見ています。

  • 「この院で私の症状は治るのかな…?」
  • 「ここの院に通っても大丈夫かな…?」
  • 「施術は痛くないかな…?」

こうしたお客様の不安を解消するために活躍するのが『お客様の声』です。実在する患者さんの「真実の声」は、新規のお客様に安心感を与えてくれます。

本当は「患者さん手書きの声」を隅々まで読んでもらいたい。でも、多くのお客様は「細かい字」「長い文章」は読まないことがほとんどです。そこで、『お客様の声』をホームページに掲載する際には2つのポイントを意識する必要があります。それが次の2つです。

  • 「パッと見て、大体の内容が分かる」
  • 「必要な人(困るている方)に、最後まで読んでもらえる」

この2つがお客様の声をホームページに掲載するときに重要な「見せ方」のポイントです。

集客できる『お客様の声』の掲載見本(画像&解説)

ホームページで掲載する『お客様の声』はこんな感じです。

図の【1】~【6】の要素がポイントです。

順番に解説していきます。

【1】住所・名前

名前は本名(苗字だけでOK)、住所も○○市○○区まで記載がある。これが理想的です。

イニシャルや仮名がダメ、ということではありません。イニシャル(仮名)と本名とでは、お客様の感じる印象が違ってきます。簡単に言ってしまえば、イニシャルだけでは「嘘くさい」ということです。

本名のほうが「実在する人」ということで、真実味がアップします。真実味が高いほど、初めて見るお客様の信頼度(安心)も高くなります。

住所も同様です。「K市」よりも、「川崎市/麻生区」となっているほうがリアルですよね。

名前と住所はなるべく真実を記載すること。ここをまずは意識してください。

【2】症状

症状はブログ記事でいうところのタイトルと同じ役割を持っています。なので、「どういう症状の人が書いたのか?」を一目でわかるようにしましょう。

できれば「どんな症状を持っていた人が、どんなふうに変化したのか?」これを分かりやすくシンプルに伝えてあげましょう。

こうすることで、同じような症状のお客様が読みやすくなります。たくさんある中から、「自分が知りたい内容」を見つけやすくなります。

症状をテキストで載せておけば、SEO(検索エンジン対策)にも繋がります。ですので、内容に当てはまる症状は全て載せると良いでしょう。

【3】顔写真

写真は笑顔で撮ってもらうのがポイントです。「笑ってもらって良いですか?」と、一声かけてから撮りましょう。

院長(あなた)と一緒に映っている写真も、真実味が増して良いですね。

後ろ姿や目隠しはNG?

後ろ姿や顔を隠している写真はダメ、ということではありません。ただし、【1】氏名・住所でもお伝えしたとおり、真実味の問題です。

『お客様の声』では、「初めて見たお客様の共感をどれだけ得られるか?」が重要なポイントにります。

  • 「あぁ、こんな症状の人が改善したんだな」
  • 「私も改善できるかな」
  • 「私もこうなりたいな」

具体的に想像(共感)しやすいのは「笑顔の写真」です。後ろ姿や目隠し写真ばかりが並ぶと、いまいち共感することができません。

顔写真はお客様に信頼感を与える最大の要素でもあるので、できる限りご本人の顔写真を掲載してあげましょう。もし新規のお客様のご友人の顔写真が掲載されていれば、たったそれだけの理由で来院に繋がることもあります。

【4】抜粋文

抜粋を掲載する一番の理由は、「お客様は全文をまず読まない」からです。長文ほど「良い内容」なのですが、長いほど読まないものです。

全部読まれないのであれば、自分が伝えたいことを抜粋・要約して、分かりやすく掲載してあげましょう。「この文章は、こういう内容が書かれています」と、一目で伝わることがポイントです。

「抜粋を見て興味を持った方が本文を読む」という流れです。「院として、ここはアピールしておきたいな」という部分もピックアップして入れると良いでしょう。

あとは、患者さんの言葉をできるだけそのまま使うことも大事です(文章を整えすぎないこと)。これは、お客様の声に信ぴょう性を持たせるためのちょっとしたコツです。

【5】直筆文

直筆文をスキャナーなどで取り込み、画像にして掲載しましょう。「手書き」というのは、何より一番の「真実味」です。

また、ホームページでの掲載を画像にすれば、仮にブログなどで同じ文章を2次利用しても、ペナルティになりません。(※注:インターネットでは、同じ内容(テキスト文章)を複数箇所で使用するとペナルティになり、ホームページやブログが検索圏外に飛ばされる場合があります。)

【6】拡大機能

原稿の画像は、文字が小さくなって読み辛くなります。ですので、拡大機能を付けて本文を読みやすくします。

(※注:この見本では、患者さんのプライバシー保護のために、わざと文字をぼかしてあります。
実際には、くっきりと読める状態で載せてください。)

掲載する順番も大切

人間は縦に並んでいるものは、「上から順番に見る」傾向があります。そしてたくさん並んでいると「全部は見ない」これが普通です。

お客様の声の中で、質の良いものから順番に並べること。これも大切なポイントです。

『お客様の声』正しい載せ方 まとめ

ホームページに載せる『お客様の声』は、「真実味のある、質の高い内容」を見やすい形で載せる。これが重要なポイントでした。

  • できるだけ本名・住所・笑顔写真を載せる
  • 抜粋や拡大など、ひと手間をかける
  • 質の良い内容から順に並べる

大きく、この3つが重要なポイントです。

繰り返しますが「声の質=内容=共感」は本当に大切です。なので、内容は出来る限り具体的に書いてもらいましょう!

質の高い『お客様の声』を取り方を知りたい場合は、こちらの記事をご参照ください⇒整体院のホームページの予約が激増!「お客様の声」の質問テンプレート

今回の内容があなたのお役に立てば幸いです。お読みいただきありがとうございます。

(※注:説明で使用した掲載見本は、今回の記事のために作成したものです。写真の人物と症状などの内容は、一切関係ありません。)