最近では、ほとんどの治療院が『お客様の声』をホームページに掲載しています。理由はシンプルで『お客様の声』を掲載することで、ホームページからの集客力が上がるからです。

きっとあなたも『お客様の声』をホームページに載せていると思います。

しかし、『お客様の声』を載せているのに期待したような効果を感じない方も結構多いようです。あなたはいかがでしょうか?

ホームページの『お客様の声』を集客、予約に繋げるには、ポイントがあります。そのポイントとは、「新規のお客様が、どのくらい『声』の内容に「共感」するか?」と言うことです。

お客様の声に対する「共感」の度合いが重要なポイントになります。新規のお客様が共感する内容。
「私も治してほしい!」と思う内容。これを引き出すことが重要です。

では、「どのようにして新規のお客様が共感してくれる内容を集めるのか?」その答えは『お客様の声』を集める際の質問内容にあります。つまり、「患者さんへの質問のし方」が重要ということです。

そこで今回は、『お客様の声』の集客効果(共感)が上がる質問テンプレートをご紹介しようと思います。私が実際に使っているテンプレートも公開しています。

ぜひ参考にしてみてください。

集客の決め手は「共感」

「ホームページに『お客様の声』を載せているだけで集客できる」こういう時代もありました。しかし、今の時代は「お客様が共感できる内容」が、集客には必要です。

「共感」の決め手は質問力

実は、新規のお客様が共感するポイントはある程度決まっています。それは次の2点です。

  1. 自分と同じ症状
  2. 良くなったその後の姿

『お客様の声』には上記の2点を確実に書く必要があります。そのためには、回答を上手く聞き出す工夫も必要です。つまり、「必要な回答を引き出す的確な質問ができること」これが重要。つまり、あなたの質問力が集客の鍵を握っています。

では、具体的にどのような質問をすれば良いのでしょうか?

それを順にお伝えしていきますね。

『お客様の声』質問テンプレート

必要な回答(共感)を書いてもらいやすくなる「質問テンプレート」は、こんな感じです。

いかがでしょうか?

何となく、共感ポイントを掴んでいただけるでしょうか。ポイントを解説していきますね。

共感ポイント1 同じ症状

テンプレートの1番目の質問。実はここが質問が最も重要な部分です。

「あ!私と同じ症状の人が通っている!」などの共感を作るために必要になります。『私と同じ』という部分が強い共感を生みます。そして、「私も同じ症状だから、この治療院に行けば良いんだ!」という安心感にも繋がります。

もしくは、「これほど酷い状態だった人が治っているのなら…」などと、施術への信頼にも繋がります。ですので、この1番目の症状については、できるだけ具体的に書いてもらいましょう。

  • 「私と同じ症状の人(患者さん)が治っているのなら、きっと私も良くなる」
  • 「この先生なら信じてもいいかもしれない」
  • 「私もこの先生に治してもらいたい!」

こうした気持ちを感じてもらうことにつながり、結果として、集客に繋がっていきます。

共感ポイント2 未来の姿

テンプレートの2番目、3番目、4番目の質問についての解説です。しかし、解説の前に1つ質問をさせてください。

辛い症状に悩むお客様の「本当の望み」は何だと思いますか?

よく「痛みがとれること」と勘違いされやすいのですが、実はそうではありません。お客様にとって「痛みが取れること」は、本当の望みに向かう通過点なんです。

お客様の本当の望み、本当の願い。それは、「快適な人生(生活)を送ること」にあります。

2番目、3番目、4番目の質問をする目的は、「この先生に治療してもらえば快適になれる!」というような、「改善後の快適な姿」をお客様の言葉で表現してもらうためです。

質の高い回答をもらうコツ

単純に「膝が痛かった」と書かれているよりは「立ち上がろうと思った時に、膝に激痛が走って息が止まるかと思った」など。具体的に表現してもらうほうがより共感が高くなります。

共感される内容は文字量(文章の長さ)も多い傾向にあります。だからなるべく、文字量のあるお客様の声をもらうことを意識してください。

ここで、重要になるのは1番目の質問です。1番目の質問の回答が10行くらいあると、2番、3番、4番の内容も5行、7行と自然と文字量が多くなります。

反対に、1番の回答が1行くらいだと、2番、3番、4番の回答も1行くらいで終わってしまいます。

最初が埋まれば、あとも埋めたくなる。最初が少ないと、あとも少なくなる。不思議ですが、これは誰にでも当てはまる人間心理です。なので、患者さんにはできるだけ1番目の質問の回答をたくさん書いてもらいましょう。これが、より質の高い回答をもらうためのコツです。

吉田式『お客様の声』テンプレート

実際に私が使っている『お客様の声』のテンプレートも公開しておきます。
若干、先のテンプレートと文言は違いますが、意図は同じです。

『お客様の声』テンプレート まとめ

『お客様の声』では、「新規のお客様の共感に繋がる、プラスの意見が取れる質問をする」これが重要なポイントです。

今回ご紹介したテンプレートは、ご自由にご活用ください。

細かい文言などはカスタマイズしていただければと思います。絵柄を入れて綺麗にしていただいても良いと思います。

『お客様の声』が集客のきっかけになるためには、「共感」できる内容が必ず必要になります。なので、しっかり「共感」できる内容をたくさん集めていきましょう。

1つ注意点

『お客様の声』で質問する際には。顧客満向度向上の「アンケート」や「要望書」にならないように注意してください。『お客様の声』は「販促ツール」です。

「販促ツール」とは。症状に苦しみ困っている方へ、あなたの治療院(施術)をお勧めするツールということです。あなたの治療院をお勧めする場なのに、「もう少し、こうしてほしい」という要望が載っているのも場違いです。

ホームページでの集客は、『お客様の声』の掲載のし方も重要な要素となります。

ホームページへの掲載方法についてはこちらの記事をご参照ください⇒『【整体院、整骨院、鍼灸院用】ホームページの集客が変わる!『お客様の声』の正しい載せ方(画像&解説)』

今回の内容があなたのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございます。