こんにちは 。
一人治療家開業集客研究会の吉田しょういちです。

「集客のためにニュースレターがいいらしい」

でも実際にニュースレターとは何か。どうやって作ればいいのか。ニュースレターについての知識がなくて困っているかもしれませんね。

ニュースレターは誰でも作ることができるし、決して難しいものではありません。作り方さえ覚えてしまえば、誰でも成果をだすことができます。実際、ニュースレターを有効活用している整体院は集客に成功していることが多いです。

もし、あなたの整体院でもニュースレターを活用して集客できるようになりたいと思っているなら、ぜひ、このページを読み込んでみてください。そうすれば、どうすればニュースレターを活用して集客できるようになるのかが具体的に分かるようになります。

それでは早速みていきましょう。

整体院のニュースレターの効果

ニュースレターとは、ひと言で言えば自院で発行する新聞です。チラシ広告などと大きく違うところは「売り込み」をしないことにあります。

患者様に対して定期的に発行することで、患者様にいろんな情報を届けることができます。そして、情報を提供すること患者様の記憶に残ってもらうことが、ニュースレターを発行する1つの狙いでもあります。ニュースレターを発行する主な目的は次の3つです。

  • 発行の狙い1:整体院の認知度アップ
  • 発行の狙い2:情報価値の提供
  • 発行の狙い3:整体院の価値教育

3つの狙いを明確に意識しながらニュースレターを発行していくことで、整体院の集客に結びつけていくことができます。1つ1つ解説していきますね。

発行の狙い1:整体院の認知度アップ

集客できない原因の多くは「整体院の存在をそもそも知られていないこと」です。

例えば、近所を散歩していたら「あれ?こんなところにこんなお店あったっけ?」などの経験が一度はあると思います。まさにこの状態が「知られていない」という状態です。

集客するためには「整体院の存在を知ってもらうこと」が最初のステップになるということです。

■どうすれば整体院の存在を知ってもらえるのか?

答えはシンプルで、患者様の目に何度も触れること。別の言い方をすれば、患者様とのコミュニケーションの回数が増えれば、患者様は自然と整体院の存在を認知してくれます。(行きつけのカフェとか居酒屋で、顔を覚えてもらえるのは何度も接触しているからですよね。)

ニュースレターを活用したコミュニケーションは「ソフトコミュニケーション」と呼ばれるコミュニケーションです。ソフトコミュニケーションとは、ニュースレターなど媒体を活用して複数の人と一度にコミュニケーションする方法のことをいいます。

一般的にイメージされるコミュニケーションは「ハードコミュニケーション」と呼ばれるものです。直接会って会話するので、相手に覚えてもらいやすいです。でも整体院の集客で考えた時には、無理がありますよね。一人一人の患者様にわざわざ会いに行って会話することは現実的に不可能です。

ソフトコミュニケーションは一度に複数の人にコミュニケーションをとることができます。しかし「必ず見てもらえる」という保証はありません。でもそれがソフトコミュニケーションの特徴でもあるので気にしなくても大丈夫です。

ソフトコミュニケーションであるニュースレターを活用して、整体院の存在を認知してもらうためには「何度も何度も」ニュースレターを発行することが重要です。定期的にニュースレターを発行して患者様(見込み客)とのコミュニケーションを取っていけば、患者様がだんだんと整体院の存在を認知してくれるようになります。

<ポイントまとめ>

定期的にニュースレターを発行して患者様(見込み客)に情報を届ける
・・
整体院の存在を認知してもらう
・・
集客につながっていく

発行の狙い2:情報価値の提供

ニュースレターで者様(見込み客)にとって価値ある情報やおもしろ情報などを提供することでもので。整体院の印象をプラスにすることが1つの狙いです。

例えば、次のような情報を掲載したりします。

・誰でも簡単にできるダイエットレシピ
・体の調子を整えるためのストレッチ方法
・冷え性を改善するために効果的な食事メニュー
など

患者様が関心のあることや興味のあるテーマについての情報を掲載することがポイントです。「この整体院のニュースレター面白い」「毎回読むのが楽しみだな」というように感じもらうことができれば、そこから集客(来院)につながっていくことが期待できます。

■ニュースレターはコンセプトが大事

「どんな情報を配信していけばいいのか?」を考えたとき、とても重要になるのがニュースレターのコンセプトです。コンセプトを決める際は、次のことを考えてください。

  • 誰に向けたニュースレターなのか?
    • どんな人に読んで欲しいのか?
    • どんな悩みを抱えている人に書くのか?
  • どんな内容を書くのか?
    • 患者様が知りたいことは何か?
    • 患者様が興味のあることは何か?
    • 自分が伝えたいメッセージは何か?
  • ニュースレターにか書かないことは?
<参考>
・商品・サービスの売り込みは書かない
・物販のセールスはしない

ニュースレターのコンセプトを考えおくことで、ニュースレター全体に一貫性を生み出すことができます。コンセプトが定まっていないと、「なんだこれ?」などの印象を与えてしまうニュースレターになる可能性が高いです。

発行の狙い3:整体院の価値教育

ニュースレターを通して「自分がどんな想いで整体院をしているのか」「どんな考え方で治療をしているのか」を患者様に知ってもらうこと・伝えることが1つの狙いです。

整体院の考え方や方針に納得・共感してもらえれば、それが集客につながっていくからです。「なるほど、そうなんだ」「この整体院の考え方面白いな」というように感じてもらえる内容を掲載していきましょう。

例えば、巷で糖質制限ダイエットが流行っていれば、糖質制限ダイエットについて自分なりの考え方をコラムとして掲載する。テレビで〇〇健康法について特集されていたら、〇〇健康方法について自分なりの見解・考え方を掲載してみる。

「患者様たちの興味・関心が高いこと」を取り上げてあげることで、ニュースレターを読んでもらえる能性も高くなるので、オススメ方法です。

他には次のようなことをコラムで書くことも1つの価値教育になります。

・整体院の治療方法について
・誰もが悩んでいる症状についての考え方(肩こり・腰痛など)
・食事や運動についての考え方・具体的な実践方法
など

自分の想いを書いたら必ず読んでもらえるというわけではありません。しかし、定期的にニュースレターを発行していれば、どこかのタイミングで読んでもらうことはできます。

自分が患者様に伝えたい・届けたいメッセージを明確にした上で、「患者様への価値教育」を考えてみてください。

整体院のニュースレターの書き方

実際にニュースレターには何を書けばいいのか・どんな内容を掲載すればいいのかをお伝えしていきます。ニュースレターを作成する際の参考にしてください。

7つの掲載情報

ニュースレターに掲載する7つの項目について簡単にお伝えしていきます。

<おもて面>

①タイトル
②今月の特集
③院長のひと言

<うら面>

④お客様の声
⑤おすすめ情報
⑥今月のトピックス(新着情報)
⑦整体院の情報

①タイトル

ニュースレターのタイトルを掲載します。自分の整体院名に合わせたタイトルをつける。ニュースレターのコンセプトに合わせてタイトルをつける。もしくは、患者様に覚えてもらいやすいタイトルをつけることを意識してみてください。

②今月の特集

今月の特集では、1つのテーマを取り上げてそれについての情報・考え方をお伝えしていきましょう。例えば、「椎間板ヘルニアについて」「花粉症について」「アトピーについて」など、患者様が興味のありそうなテーマを選んで特集を組んでみましょう。

■ネタの見つけ方

テレビや雑誌で話題になっていることをテーマにすることが1つのポイントです。テレビ欄や雑誌で取り上げられているテーマをチェックして、ネタを探してみてください。

テーマに沿った自分の考え方や見解を伝えることで、患者様に価値教育することができます。

③院長のひと言

院長のひと言は、患者様へ伝えたいメッセージを書く欄です。難しく考える必要はありません。患者様と会話するように、何か1つのテーマやメッセージを掲載していきましょう。

季節に合わせたテーマに関して、ひと言をメッセージを伝えることがポイントです。

<参考例>

・夏場のエアコンと睡眠の質について
・食欲の秋!食欲を抑えるツボってあるの!?
・最近、〇〇(出来事)から自分が感じたこと
など

「②今月の特集」と同様、自分の考え方や見解を伝えることで患者様に価値教育することができます。

④お客様の声

「当院の〇〇を体験された〇〇さんの声」という形で患者様の声を掲載してあげましょう。実際の患者様の声を掲載することで、信頼・信用のアップにつながっていきます。

掲載する患者様の声は1人分あれば大丈夫です。

⑤おすすめ情報

1つのテーマに沿ったおすすめ情報を掲載してあげましょう。

<参考例>

・〇〇におすすめの食事・レシピ
・〇〇解消におすすめのストレッチ
・20日で格好いいカラダを作る筋トレ
など

もしネタにこまれば、エンタメ情報を掲載するのも1つの方法です。もっともわかりやす例としては「占い」があります。

患者様が毎月楽しみにしてくれるような内容の掲載を意識してみてください。

⑥今月のトピックス

「②今月の特集」とは違い、マメ知識・お役立ち情報・雑学的な情報を掲載してあげましょう。「へぇ〜そんなんだ」「面白いな」というように感じれもらうことができれば理想です。

患者様の日々の生活の中で、役立ちそうな情報を提供してあげることがポイントです。患者様にとってメリットのある情報を提供することができれば、「このニュースレター」面白いなと感じてもらうことができます。

⑦整体院の情報

ニュースレターを発行している整体院はどこなのかを明記しておきましょう。掲載する情報は次の3つがあれば大丈夫です。

  • 整体院名
  • 住所
  • ご予約の電話番号

ニュースレターのデザイン

ニュースレターは「何を書くのか」という内容の部分が注目されてしまいがちです。しかし、ニュースレターの見た目(デザイン)の部分も、患者様からの反応を上げるためにはとても重要なポイントになります。

思いだしてみてください。デザインを見るだけでワクワクするようなチラシ。「これなんだろう?」と思わず手に取ってしまったチラシが今までにあったと思います。

ニュースレターをみてもらうために、デザインも非常に重要な要素であることをしっかり覚えておいてください。ここではデザインを考える際に大事なポイントをお伝えしていきます。

  • 写真(イメージ画像)・イラストを入れる
  • 文字と文字の間、行間を見やすく設定する
  • 太字や赤文字を使って、文章にメリハリをつける
  • 使うフォント(文字の種類)は1〜2つにする(ターゲットが読みやすいフォントを意識する)
  • ①〜⑦の掲載項目には見出しをつける
  • 色を使いすぎないようにする(見やすい配色にする)
  • わかりやすい日本語で書く(小学生が読んでもわかるように書く)
  • 箇条書きなどを利用して、見やすく・読みやすくする

整体院のニュースレター|7つのNGネタ

ニュースレターと通して、患者様を「楽しませよう!」「面白いと思ってもらえる情報を掲載しよう!」と考えることはとても良いことです。しかし、稀に書いてはいけないことを書いて失敗してしまう方がいます。

書いてはいけないことを書けば、当然、整体院はイメージダウンします。そうなれば集客することも難しくなるでしょう。掲載内容に関して自由度の高いニュースレターですが、書いてはいけない内容はしっかり抑えておいてください。

<7つのNGネタ>

①嘘(根拠・証拠がないもの)
②商品・サービスの売り込み
③ライバル院などの誹謗中傷
④詳細な個人情報の掲載
⑤院長の自慢話
⑥下ネタ・アダルトなネタ
⑦政治・宗教・差別ネタ

整体院のニュースレター|メリット・デメリット

整体院がニュースレターを発行することメリット・デメリットをお伝えします。メリット・デメリットの2つを把握した上で、ニュースレターに取り組むようにしてください。

ニュースレターのメリット

・売上アップにつながる
・リピート率アップにつながる
・患者様と話のネタになる
・口コミツールとしても利用できる
・売り込み感をなくして、自分の整体院をアピールできる
・実践しているが少ないので、実践するだけでも差別化になる

ニュースレターのデメリット

・作成に時間がかかる(パソコン作業に慣れていない人は特に。)
・慣れないうちはネタ探し、内容を考えることが大変
・集客効果に即効性がない

まとめ

「集客につながるニュースレターをどのように作っていけばいいのか?」その書き方を中心に、ニュースレターについてお伝えしました。

ニュースレターを活用した集客は即効性はありませんが、優良な患者様を集客するためにはとても効果の高い方法といえます。

『ニュースレターを通して、徐々に整体院の認知度を高めて、整体院に対して良い印象を抱いてもらう』これができると、整体院に良い印象を持ってくれた人を集客することができるからです。

「ニュースレターはどんな効果を持っているのか?(目次1)」ここをしっかり理解した上で、ニュースレター集客に取り組んでいってください。

何を書けばいいのかわからない場合は、今回ご紹介した7つの項目を掲載することから始めてください。いきなり完全オリジナルのニュースレターを作ろうとしなくても大丈夫です。実際にニュースレターを作成して配布する流れの中で、自分の整体院に合わせた内容を構築してください。

ニュースレター集客の効果を感じるには、最低でも3ヶ月ほどかかると言われています。効果が目に見えないので、継続がツラく感じるかもしれません。

しかし、ニュースレター集客は早く始めて、継続して続ければ続けるほど効果が高まっていきます。ぜひ今回ご紹介した内容を参考にして、ニュースレター集客に取り組んでみてください。

集客につながるニュースレターの具体的な使い方については、別の記事でお伝えします。楽しみにしていてください。