あなたは、ポスティングの効果を高めるために何か実践していることはありますか?
お金をかけ、マネジメントまでやってくれるポスティング業者に依頼している人はそれなりに効果が得られているかもしれません。
しかし、この記事を読んているあなたは、ポスティングにそんなに費用をかけたくないと考えているのではないでしょうか?
- 費用を抑えるため自分でポスティングしたい
- どうせやるなら効果が出る方法を実践したい
そう考える治療家のために、今すぐ実践できるポスティングのポイントを2つお伝えします。
参考にしてみてください。
目次
ポスティングの反響率がどのくらいあるか知っていますか?
まずは、あなたはポスティングの反響率を知っていますか?
一般的に言われているポスティングの反響率は、0.1~0.2%と言われています。
だいたい、1000枚配って1~2人の方が、何かしらの反応を見せてくれるという感じです。
1000枚配ると必ず反応があるというわけではなく、チラシの内容や質によって反響率は変わってきます。
また、ポスティングする地域性によっても反響率は変わります。
この反響率は、一般的な視点で使われている割合であり、「確実にコレだけの効果が期待できます!」というデータはありません。
というよりも、どの指標をもって反響率と考えるのかなど、チラシを配る側の捉え方で変わるため、正確なデータが取れないという方が実態です。
反響率0.1~0.2%ならポスティングなら意味がない?
反響率を聞くと、「そんなに低いならポスティングは効果がない」と思われるかもしれませんが、そうではありません。
ポスティングの目的は、
あなたの整体治療院を多くの人に知ってもらい覚えてもらうことです。
例えば、何度かあなたの院のチラシを目にした人が腰を痛めた時に、「そういえば〇〇整体があったな」と思い出したとしたら、それはポスティングの効果があったと言えます。
ポスティングの効果がすぐに現れ、集客につながる場合もあれば、半年後、1年後に効果が現れる場合もあります。
定期的にポスティングすることで、あなたの院を見込み客に印象づけましょう。
ポスティングするときのポイント1.メリットとデメリットを把握しよう
ポスティングを業者に依頼するのか、自分で行うのか、どちらもメリット・デメリットがあります。
まずは、自分でポスティングするメリットとデメリットについて考えみましょう。
自分でポスティングする場合のメリット
- 費用(人件費)が掛からない
- 配布しながら地域情報を収集できる
- ポスティングの際、住民に会えば挨拶ができる(印象を売ることができる)
- どの地域にどれだけ配布したかなど細かな情報収集が可能
自分でポスティングする場合のデメリット
- 配布に時間がかかる
- 配布地域など全部自分で調べる必要がある
- クレームなど配布に伴う全責任を負う
費用はおさえられますが、徒歩で配るにはそれなり時間がかかります。
1日に配れる枚数にも限界があるため効果が出るまでに時間を要するでしょう。
メリットもデメリットも把握したうえで、自分で配る方が効果があると判断した場合は挑戦しましょう。
参考までに、業者に依頼するメリット・デメリットを考えよう
メリット
- 豊富な地域データに基づき配布地域を決めることができる
- クレーム対応してくれる業者もある
- 配布スピードが速い
デメリット
- 費用が掛かる
- 業者によってはチラシの在庫管理がずさん
- 配布禁止の場所や空き家にも投函される恐れがある
わかるよ
ポスティング早く終わらせたかったんだよね pic.twitter.com/rcuWqw5LR3— ちか (@uprp9999) April 14, 2018
上記は、ポストに何枚も同じチラシが入っていた方がツイートしたものです。
チラシを早く配り終えたいがために、このようなポスティングをする業者(正確には配り手)もいます。
これでは、あなたの院の印象が悪くなるのは言うまでもありません。
業者にお願いする場合は、安さで選ぶと失敗する可能が高くなります。
- 社員教育をしっかりやっている
- クレーム対応までやってくれる
- 配布後のフィードバックがある
この辺りがポスティング業社を選ぶ際のポイントになります。
ポスティングするときのポイント2.データ収集と分析
ポスティングもマーケティングの一部です。
自分でポスティングする大きなメリットは、ポスティングに関する詳細データを収集できる点です。
- 配布地域
- 配布枚数
- 配布日時
- 問い合わせなどのアクション数
など詳細なデータを収集することができます。
それを分析し、改善することで反響率が高まる効果的なポスティングが行えるようになります。
結果的に、業者に頼むより費用対効果が高まる可能性が十分にあります。
配布地域の選別方法
ポスティングを行う際の重要ポイントが、どこに配布するのかです。
業者に依頼する場合は、各業者が提供する地域データに基づき配布地域を決めることができますが、自分で配布する場合はそこから考える必要があります。
あなたが開院している(またはしようとしている)地域の世帯状況を調べるところから始まります。
幸い、今は各自治体がホームページで住民票基本台帳に基づく人口統計を公開しているので、どの地区に何世帯あるのかを把握するのにそれほど手間はかかりません。
(画像引用:東京都港区公式ホームページ”統計データ”)
引用画像のように、町・丁別に世帯数が公開されています。
他の自治体でも同じように公表されていますので、あなたが開院している自治体のホームページを調べてみましょう。
世帯数が分かれば、チラシの印刷部数を決めることができるため、予算の目途も立ちます。
ただ闇雲にチラシを印刷して配るのではなく、計画的に進めることが大切です。
A/Bスプリットテストの必要性
ポスティングの効果を高めるために忘れてはいけないことがチラシの質です。
1種類のチラシで効果が出ることもあるかもしれませんがそれは稀なことです。
マーケティングの世界では比較分析しながら、より良い結果を求めていきます。
そこで必要になるのがA/Bスプリットテストです。
整体治療院のポスティングに必要なA/Bスプリットテストは以下の通りです。
(1)2種類のチラシ(A/B)を準備する(全く違う内容ではなく、どこか1ヶ所だけ変えたもの) (2)2種類のチラシをそれぞれ数百枚ずつ準備して配布する
(3)効果を検証する
(4)反応が良かったチラシの一部を変えたチラシCを準備する
(5)手順1に戻り繰り返す
A/ Bスプリットテストとは上記のように、作成したチラシに少しずつ変化を加えながら、より効果の高いチラシを作るためのテスト方法です。
チラシは一度作ればそれで終わりではありません。
配布後の反響を確かめ分析を行い、変化を加えるながらより良い内容にしていきましょう。
ポスティングするときの工夫と注意点
ポスティングは、各世帯のポストにチラシを投函する行為です。
たくさんあるチラシの中から手に取ってもらい印象付けるには、何かしら目立たせる工夫が必要になります。
また、ポスティングする際の注意点もあります。
ひと手間加えたチラシが良い印象を与える
ポスティングするときのチラシは、
- 折らずにそのまま投函するのがよい
- 折ってOPP袋(透明の袋)に入れて投函するのがよい
どちらの意見もあります。
折らずにそのまま投函する場合、比較的目につきやすい印象を受けます。
逆にOPP袋に入れて投函する場合、雨に濡れるのを防げるというメリットがあります。
どちらにも良い面とそうでない面があるため、両方試してテストしてみるとよいでしょう。
また、粗品(ポケットティッシュなど)をつけると印象に残りやすいという声も聞きます。
予算に余裕がある場合は試してみてください。
Twitterに次のような投稿がありました。
ブログ更新しました。#絵日記 レス嫁の絵日記~レス解消&子育て奮闘記 : 思わず目に留まるポスティングのチラシ https://t.co/zBmC8mVCxB pic.twitter.com/hzz8VVq2oE
— tohu(とうふう) (@tohu4563) April 15, 2018
URLをクリックするとブログ記事が読めます。
その中に、「直筆で書いたあいさつ文がついたチラシは目に留まり好印象」と記してあります。
チラシ1枚1枚に直筆のあいさつ文をつける作業は大変ですが、そのひと手間でたくさんあるチラシの中から見てもらえる可能性が高まります。
パソコンが普及した現在だからこそ、手書きのあいさつ分は心に響くものです。
せっかく費用と時間をかけてポスティングを行うのであれば、もうひと手間かけて他のチラシよりも目立たせる工夫をしましょう。
ポスティングするときの注意点
- チラシは奥までしっかりと投函する(ポストからはみ出ると突然の雨などで他の郵便物が濡れてしまうため)
- マンションは配布禁止になっているところが多いため確認を怠らない
- 雨の日に配る場合は濡れない工夫をする(OPP袋に入れるなど)
- 配る時間帯に気を配る(早朝深夜は不審者と間違われる可能性があるため避ける)
- セキュリティが施してある住宅には無理に投函しない(不法侵入になる場合もある)
- 万が一クレームが入った場合は丁寧に対応する
言われてみると当たり前のことばかりですが、気を付けるに越したことはありません。
印象が悪くなると一気に評判は広がり集客に影響します。
そうならないためにも、ポスティングの際には最新の注意を払いましょう。
参考事例
ポスティング禁止になっているマンションの管理人に相談すると投函させてもらえることもあるようです。
昨日、ポスティング禁止の札が掲げられているマンションに行きましたが管理人さんの住まれている部屋番号が記載されていたため、部屋にお伺いしチラシの説明とポスティングの許可をお願いしました。
『ポスティングの許可を取りに来た人は初めて。みんな黙って入れて行くんだよ』と話されていました。— Light hope (@hikarinozomu) April 11, 2018
何ごとも丁寧な対応を心が得けるとプラスに働きます。参考にしてみてください。
おまけ
郵便局にタウンプラスというサービスがあります。
ご指定いただいた地域の配達可能なすべての箇所に荷物をお届けするタウンプラス。
新規顧客獲得やエリアを絞ったアプローチに最適です。DMやチラシとは違うユニークな媒体として来店促進や販売促進にお役立てください。(引用元:郵便局”DMファクトリー”)
郵便局員が郵便物などと一緒にチラシを配達してくれるサービスです。
配達可能な地域全てに投函できるところが魅力です。
詳しい配送料金はサイトには載っていないため、窓口で確認する必要があります。
予算に余裕がある方は検討してみてもよいと思います。
まとめ
今回は、整体治療家がチラシを自分でポスティングするための効果的な2つの方法をお伝えしました。
チラシはただ配れば効果が表れるものではありません。
チラシの質や反響率を分析し、改善しながら効果が高い検証することが必要です。
- 費用を抑えるため自分でポスティングしたい
- どうせやるなら効果が出る方法を実践したい
このように感じているあなたは、今回お伝えした「今すぐ実践できるポイント」に沿って、データ収取と分析を繰り返してみてください。
この記事があなたのお役にたてば幸いです。