こんにちは 。
一人治療家開業集客研究会の吉田しょういちです。
整体師はお客様(=患者様)と1対1で向き合い、患者様が抱える体の痛み・症状を改善に導いていくことが主な仕事内容です。とてもやりがいのある素晴らしい仕事だと思います。
困っている人たちに貢献できるという仕事の特性から、「整体師になりたい」と考える人が増えてきているように思います。もしかすると、あなたも整体師になりたいと考えたことがあるかもしれませんね。
しかし、整体師になりたいけれど「自分に向いているのかな?」「どんなスキルが必要になるのかな?」そんなふうに考えてことはありませんか?
ここでは整体師に向いてる・向いていないの判断材料の1つとして、5つの適性をご紹介します。適性を満たしていないから働けないということはありませんが、整体師になって「実は私は整体師に向いていないのではないか?」と悩むことを避けるために、ここで5つの適性をチェックしておいてください。
今回は、整体師に向いている人の適正について説明します。
自分と比べてどこを強化すればよいのか?という判断の材料にしてみてくださいね。
目次
整体師になるための5つの適性とは?
整体師としての適性と呼べるものには、次の5つがあります。
- 適性1.体力があり健康的である
- 適性2.人の話を聞くのが上手
- 適性3.人の体・健康に興味がある
- 適性4.技術・スキルを学び続ける姿勢
- 適性5. 人の役に立ちたい気持ち
適性としてはこのような点が挙げられます。
適性1.体力があり健康的である
整体師として仕事をするならば、自分自身が健康体であること。これは必須の適性条件と言えます。
どんな仕事であっても健康であることが大事です。けれども、整体師は人の体の痛み・不調を改善する側の立場になります。
患者様の立場からすれば「なんか体調悪そうだな」と感じる人からは施術されたくないものです。また不健康なイメージが伝わってしまうと、「信頼できない」「安心できない」という信頼性の低下にも繋がってしまいます。
自分の健康状態というのは、なんとなくでも相手に伝わってしまうものです。例えば、家族・友人・恋人・お子さんの体調が悪いときは「あれ?」と感じると思います。それと同じように、患者様も整体師の健康状態を感じとるものなのです。
整体師がイキイキと健康的なエネルギーを出すことは患者様にとってもポジティブな影響を与えてくれます。「先生に会うと元気がもらえる」そんなふうに声をかけてもらうためにも、自分自身の健康管理はしっかり実践していきましょう。
■健康状態を確認する5つのチェックリスト
- 疲れている表情をしていないか?
- 過度の喫煙・飲酒をしていないか?
- 体臭・口臭がキツくなっていないか?
- 体重が増えすぎていないか?
- 定期的に検診を受けているか?
適性2.人の話を聞くのが上手
整体師は患者様との会話を通して、患者様の状態や症状の原因を探していくことがよくあります。また、痛み・症状を抱えている患者様というのは常に不安・恐怖心を抱えているものです。そうした患者様の精神的な部分に対してもケアをしてあげることが求められます。
患者様の肉体的・精神的状態を把握するためには、患者様の話をしっかり聞くことがスタート地点になります。自分勝手に言いたいことだけ言って、一方的な施術をするだけでは、誰も来院してくれません。
「ここの先生は私のことをわかってくれる」「私の気持ちを理解してくれている」など。相手の気持ちに寄り添うように会話をしていくことで、患者様からの信頼を獲得することができます。
患者様との会話の中で、患者様の言葉にしっかり耳を傾けること。最後まで話を聞いてあげること。そして、患者様が伝えたいこと・言いたいことをしっかり理解し、共感してあげること。
患者様の上手に話を聞くことで信頼の獲得ができ、患者様も安心して施術を受けてくれます。普段から人の話をちゃんと聞くことをぜひ意識してみてくださいね。
適性3.人の体・健康に興味がある
整体師である以上、人の体に興味を持つこと・持ち続けることが非常に重要です。なぜなら、人の体と一生をかけて向き合っていくことになる仕事だからです。
- 人の体の仕組み
- 筋肉の動き
- 骨の名称や働き
- 内臓の役割や機能
- 脳・神経の働き
- 様々な症状と原因
など。人の体は「小さな宇宙」と表現されるほど、様々な機能・働きを持っています。そのすべてを覚えることは困難だと思いますが、絶えず人の体について学び続ける姿勢は整体師である以上、忘れてはいけない部分です。
人の体は十人十色。Aさんで改善した方法が、Bさんでは改善しないなんでことはよくあること。「あれ?」「なんで?」と感じる場面は多々あります。そんな時に、「どうしたら改善されるのか?」を見つけていくための原動力になる部分。それが人の体に対する強い興味・関心だったりします。
整体師として活躍し続けるために、人の体・健康に対して、純粋に興味を抱き続ける気持ちを持ち続けて欲しいと思います。
4. 適性4.技術・スキルを学び続ける姿勢
「適性3.人の体・健康に興味がある」の続きとも言えるのが、適正4. 技術・スキルを学び続ける姿勢です。
人の体に興味があり、たくさんの知識を知っているだけでは、ただの健康マニアです。しかし、プロの整体師は「ただの健康マニア」ではいけません。普段からインプットしている知識を施術のスキル・技術という形でアウトプットできるようになる必要があります。
整体師のスキルといっても、実は様々なものがあります。
- 筋肉のマッサージ
- 骨格の矯正(カイロプラクティックなど)
- 関節の調整
- 筋膜の調整
- 内臓の調整
など。「スキル・技術」と呼べるようなものが多く存在します。
どれが良い・悪いというものではありません。それよりも、「どのスキル・技術を使って自分は整体師としてやっていくのか?」を選択することが重要になってきます。
自分が「これだ!」と思えるものを使っていくことが1番のおすすめです。「これだ!」と思えるものを見つけるためには、適性3でもお伝えした、人の体・健康への興味・関心を持ち続けること。そして、技術・スキルを学び続け、トライ&エラーを繰り返していく姿勢を忘れないようにしてください。
適性5.人の役に立ちたい気持ち
最後にご紹介する適性は「人の役に立ちたい気持ち」です。「誰にでもあるじゃん!」と感じるかもしれませんが、整体師にとってはとても重要な要素です。
整体院に来る人は、必ず何かしらの問題を抱えています。一般的には身体的な問題を抱えている人が来院する場所と思われていますが、精神的な問題を抱えている方が来院されるケースも多いです。
例えば、人間関係や自分の将来について悩みから「体に不調が出てしまった」というケースもあります。こうした場面で、「人の役に立ちたい気持ち」がとても重要になります。
ただ単に「人の痛みを解消してあげたい!」という気持ちだけだと、精神的な面での相談をされた時に「めんどくさい」と感じてしまうからです。
しかし、「めんどくさい」という感情は必ず患者様に伝わります。そして患者様からすれば、そんな人には施術して欲しくありません。
整体師として活躍していくためには、患者様が抱える身体的な悩みだけでなく、精神的な悩みに対しても寄り添ってあげることが大切。そのためには、純粋に「人の役に立ちたい気持ち」を持ち続けることがとても重要になります。
まとめ|5つの適性と今の自分
いかがでしたでしょうか?
5つの適性に当てはまるものもあれば、まだ自分には足りない部分があったかもしれません。5つの適性を1つの指標にして、今後の自分の成長に役立てて欲しいと思います。
- 今の自分に足りない部分は?
- 自分が弱い部分、強い部分は?
そうした視点から適性を確認してもらえればと思います。
■さいごに
最後に1つだけ、誤解のないようにお伝えしていきます。
今回ご紹介した適性はあくまでも1つの例に過ぎないので、5つの適性がないと整体師になれないというわけではありません。あくまでも今の自分の状態を判断するための1つの指標として活用していただければ嬉しく思います。