そもそも、SEO対策とは何なのかをご存じでしょうか。ローカルSEO(MEO)とはいったい何が違うのか、詳しく知りたいという人も多いでしょう。今回は二つの違いやSEOの効果的な対策方法を解説します。

SEO対策とは

SEO対策とはつまり、Google検索で上位を獲得するためのものです。なぜそのようなことをする必要があるのかといえば、上位に表示されたほうが目に付きやすく人がサイトに流入しやすいからです。

ローカルSEOとは

ローカルSEOとは、GoogleマップとGoogleマイビジネスを利用した地方の店舗などを探すときに便利に活用できるシステムです。「地域+業種」で検索することができ、GPS機能さえあれば地域を入れなくても近くにある店舗などが検索画面に表示されます。

二つには明確な違いがある

SEOは上位10件が検索画面に出てくるのに対して、ローカルSEOは上位3件までしか表示されません。このようにSEOとローカルSEOには、明確な違いがあります。どの程度の違いがあるのか以下の4つについて解説していきます。

1.対策範囲
2.対策方法
3.費用
4.効果期間

これらの違いについて、詳しく見ていきましょう。

違い1:対策範囲

SEOの対策範囲はウェブサイトであり、競合他社とのし烈な競争が繰り広げられているために非常に参入の難しい市場であるといえるでしょう。一方でローカルSEOの場合には、対策範囲はGoogleマップに表示される範囲内であり、検索画面上部のボックス内に表示されます。基本的には地域内の同業しか表示されることがないため、競争率は場所にもよりますがそこまで高くないのが一般的です。

違い2:対策方法

表示される範囲だけでなく、対策方法も異なります。SEOの場合にはURLの最適化やコンテンツの充実、外部リンクの獲得などがあります。これらの対策をとることで上位を狙うことはできますが、必ずしも10位以内には入れるというわけはではありません。

しかしうまく成功すればサイトに多くの見込み客が流入し、これまで以上に商品やサービスを売ることもできるでしょう。さらにサイトへの集客だけでなく、実店舗へも集客が可能になります。また、外部リンクを自然に増やすことで、より認知度を上げることができるのも大きな魅力といえるでしょう。

対してローカルSEOの対策方法は、口コミ投稿の依頼をかけることやクチコミへの返信、Googleマイビジネスへの情報を完璧にもれなくミスなく記入すること、常に最新丈夫を掲載していることです。競争はそこまで激しくなく、3位以内にとはいってもSEOほど難しいわけではありません。

とくにクチコミ対策は重要であり、実際に店舗に来た人に、感想をクチコミで投稿してもらうようにお願いできますでしょうか。さくらはいけませんが悪いクチコミなどは逆にチャンスととらえることが可能です。

違い3:費用

費用については、大きく違ってきます。SEO対策には、最低でも10万円からかかります。それだけの費用をかけても成功すれば十分元が取れます。ここまで費用が掛かる理由は、SEO対策にはウェブデザイナーやライター、SEOエンジニアなどの多くの人がかかわる必要があるからです。
ローカルSEOについては、費用は2.5万円から4万円程度が相場です。ある程度幅はありますが、どの業者も大きく変わることはないでしょう。こちらはSEOとは違って多くの人手がかかわることがない分、安くすることができるからです。

違い4:効果期間

違いの4つ目は、効果が出るまでの期間です。SEO対策の場合は、効果が発揮するまでだいたい3か月はかかるでしょう。長ければ半年以上かかることもあり、すぐに効果が出ないからとやめてしまう人も多くいます。せっかく立ち上げたサイトであれば、SEO対策を始めてから1年は継続して続けてみることが重要です。ただし、更新やリライトなどなかには1週間ほどで効果が出る対策もあるので、すべてが反映するのに時間がかかるというわけではありません。

一方でローカルSEOは、比較的すぐに結果が反映されます。上位3位までしか表示されませんがその分地域によっては競合も少なく、対策しやすいというのが利点です。

より効果的なのは

SEOもローカルSEOも、それぞれの分野でそれなりの効果が発揮できます。立っている土俵が違うので、比べるようなものでもありません。そのため、どちらが効果的かなどということは、考えるだけ無駄というものです。なぜなら考えたところで、大して意味がないからです。より向いている業種があるので、どんな業種にどちらが向いているのかを考えるのがいいでしょう。とはいえ、より効果的な方法を使いたいと思うのもまた、当然のことといえます。

実店舗があるならローカルSEOがおすすめ

両方とも取り入れられない、というときはあるでしょう。そういったときにどちらを選ぶのかは、実店舗があるかどうかが重要な部分になります。ローカルSEOは、実店舗がなければ大して効果がありません。なぜなら「地域+業種」などの地域とカテゴリーで検索することによって、地図と一緒に出てくるのがローカルSEOの利点だからです。つまり、実店舗があれば効果は大きく有効です。

理想はどちらもすること

より効果的な方法は、それぞれの集客方法を試すことです。両方を組み合わせることによって、それぞれの利点を取り入れて欠点をカバーできるでしょう。なぜならどちらも欠点を補いあい、両方をうまく使うことで集客もこれまで以上に見込めるからです。今まで逃していた見込み客も、その多くを取り入れることができることでしょう。そのため、どちらの方法も取り入れることが理想といえます。

まとめ

SEOとローカルSEOは、似たような言葉でも効果範囲や対策範囲など、さまざまな点で明確な違いがあります。どのような違いがあり、どの程度の効果が及ぼせるのかをきちんと理解してより効果的に利用することが、大切なことです。とくに向いている業種が重要で、SEO対策をするならどういった業種がもっとも有効であるのか、ローカルSEOを対策するのならどういった業種が対応できるのかなどを考える必要があるでしょう。どちらも取り入れることができないのであれば、まずは、取り入れやすいほうから試してみてはいかがでしょうか。