こんにちは 。
一人治療家開業集客研究会の吉田しょういちです。

治療院の集客方法として有効な方法の1つがポスティングです。安い費用から始めることができるので、まだ売上に困っている場合はオススメの集客方法といえます。

しかし、どのようにしてポスティングをすれが、集客につなげることができるかわからないという方は多いです。そこで、ポスティングの実践方法について詳しくお伝えしていきます。

・なぜポスティングがいいのか?
・実際にどんな感じでポスティングしていけばいいのか?

「自分の足を使ってポスティングすること』を前提に、ポスティングの基本的な考え方や方法をお伝えします。ではさっそく見ていきましょう。

治療院ポスティング|大きな2つの目的

ポスティングを実践する上では「ポスティングをする目的」をしっかり理解しておきましょう。自分が今、何のためにチラシを撒いているのかを理解しておくことでポスティングに取り組みやすくなります。

<ポスティング:2つの目的>

  • 目的1:集客
  • 目的2:治療院の認知度アップ

目的1:集客

誰もが理解していることですが、ポスティングの目的は集客につなげるためです。ポスティングをしたチラシを見てくれた患者様に来院してもらうこと。それがポスティングの目的です。

目的2:治療院の認知度アップ

ポスティングをする2つ目の目的は、治療院の認知度アップです。なぜなら集客できない原因の多くは、そもそも治療院の存在が知られていないからです。

もし撒いたチラシの反応が悪くても「治療院の存在を知ってもらうため」という認識があれば、ポスティングしたチラシの反応率に一喜一憂しなくなります。

ポスティングしたチラシが必ず見てもらえるわけではありません。その人その人のタイミングや理由があってチラシに反応してくれます。

チラシのような紙媒体は配る回数を重ねることで、反応が安定してきます。できれば毎週1回はポスティングしましょう。そうすることで、徐々に、あなたの治療院の存在が伝わっていきます。(詳しくは2-2 【基本2】ポスティングの頻度と枚数でお伝えします。)

「ポスティングでチラシを撒けば集客できる」と安易に考えている人も多いですが、必ずしもそうではありません。チラシを撒いても集客できないことはあります。

しかし、チラシを定期的に撒きづつけることには意味があります。それは治療院の認知度を上げるためです。「集客」と「認知度アップ」2つの目的があることをしっかり理解した上で、ポスティングを実践していきましょう。

ではどんなふうに実践していけば良いのか。具体的な方法を解説していきます。

治療院ポスティング|反応を上げるための3つの基本要素

チラシのポスティングで成果(=患者様の集客)を出すためには、3つの基本ポイントがあります。3つのポイントを押さえることでチラシの反応率を高めることができるので、しっかり確認しておいてください。

【基本1】 ポスティングする時間

ポスティングをする時間によってチラシの反応が変化します。オススメの時間帯は「朝」です。なぜなら、チラシを見たもらえる可能性が1番高い時間帯だからです。

特に朝刊(新聞)をとっている家庭へのポスティングは有効です。朝刊の上に自院のチラシを重ねるようにポスティングすることで、見てもらえる可能性が高くなります。

チラシ集客はチラシを手に取ってもらって、目を通してもらうことがとても重要です。当然ですが、チラシを見てもらえないことには集客には繋がりません。

「どんなふうにポスティングすれば自分のチラシを見てもらうことができるのか」ここを試行錯誤しながらチラシのポスティングを実践していくようにしてください。チラシの入れ方を自分なりに工夫できることは、ポスティングの大きなメリットでもあります。

チラシを見てもらえたら、今度はチラシの質が重要になります。「この治療院いいな」「行ってみようかな」と感じるチラシを作る必要があります。

チラシの作り方については「治療院集客|新規患者を集めるチラシの作り方」をぜひご覧ください。

 

■ポスティング業者のポスティングのメリット・デメリット

ポスティング業者に依頼するメリットは、自分の労力がかからないことです。チラシの原稿だけ入稿してしまえば、あとは業者が配ってくれるので余分な労力が必要ありません。

反対にポスティング業者に依頼するデメリットは、ポスティングする形をコントロールできないことです。例えば、郵便物が溢れているポストの中に無造作にポスティングされてしまえば、チラシを見てもらえる可能性が低くなります。

チラシ集客は見てもらうことがスタート地点なのです。なので、チラシを見てもらえないことには集客できません。

ポスティング業者にお願いするときは依頼料金だけではなく、ポスティングする時間帯やポスティングしている方法なども併せてチェックしておくようにしましょう。

【基本2】ポスティングの頻度と部数

<ポスティングの頻度>
ポスティングは実践する頻度が非常に重要です。「どのぐらい配ればいいのか?」という疑問に関しては、チラシを配る地域の反応率によって変化してきます。

例えば、毎日ポスティングをする方が反応が上がる地域もあれば、週に1回のポスティングで高い反応率を維持できる地域もあります。考え方としては、ポスティングの反応がいい地域には「週に1回」ポスティングすることがオススメです。

  • 住宅が多いか・少ないか
  • 商業施設が多いか・少ないか
  • 住んでる人の年齢層

など。

様々なエリアにポスティングしながら、反応が高いエリアを見つけてください。そして、反応が高いエリアに週に1回はポスティングする。そうすることで、ポスティングでの集客人数を安定させていくことができます。

<ポスティングの部数>

ポスティングは、1時間で250〜300部を1つの目安にしましょう。このぐらいのスピードで配れると理想的です。

おそらくはじめのうちは思うようにポスティングできないと思います。もしかすると1時間に100部も配れないかもしれません。しかし、必ず1時間で250〜300部は配れるようになるので、自分の配りやすいスタイル・ルートを考えながらポスティングしていきましょう。

【基本3】ポスティングするチラシのサイズ

チラシのサイズについては「このサイズが絶対にいい!」というものはありません。様々なサイズのチラシを活用していく中で、自院にとってベストな大きさを見つけることが理想といえます。

一般的にA4サイズが多く用いられています。多くの方が慣れ親しんでいるサイズの用紙なので、チラシとしても利用しやすいと言えます。情報を掲載するスペースも十分あり、印刷費用もリーズナブルなので、オススメのサイズであると言えます。

A4サイズよりも大きい、A3サイズにすると用紙の大きさでインパクトを与えることができます。「なんかこのチラシ大きいな」などの印象を与えることができれば、チラシを見てくれる可能性が高くなります。

A3用紙はサイズが大きい分、伝えたい情報をしっかり伝えることができることも1つのメリットです。

しかし、A3サイズのチラシは配るときに重たい・配りにくいというデメリットもあります。またポストによってはキレイな形でポスティングしにくいところもあるでしょう。

自分の地域ではどのチラシサイズだと反応が良いのか。ぜひポスティングを実践する中で見つけてみてください。

治療院ポスティング|チラシの配り方3ステップ

ポスティングで効率よく反応を高めていくために、3ステップでチラシの配り方を解説していきます。ポスティングを実践する際は3つのステップをぜひ活用してください。

【ステップ1】配る範囲を決め、エリアを区分けをする

これはあなたのお店を中心に考えて、3つのエリアに分けて取り組むことをオススメします。まずは半径500m圏内から始めて行き、徐々に配るエリアを広げていきましょう。

  • 半径500m圏内のエリア
  • 半径1km圏内のエリア
  • 半径2km圏内のエリア

今後は3つのエリアの中を4つに区分けしていきます。各エリアを4つに区分けすることで、ポスティングがしやすくなります。(下記イラストのA〜D)

エリアを4つに区切るメリットは2つです。1つは、範囲が限定されるのでチラシが配りやすくなること。2つめは、チラシの効果を測定しやすくなることです。

「Bのエリアは反応がいい」
「Cのエリアは反応が悪い」
など

配ったエリアごとに反応がよかったのか・悪かったのかを確認しやすくなります。

【ステップ2】反応のいいエリアを見極める

【ステップ1】で決めた場所にポスティングをしていると反応の良いエリア、悪いエリアがはっきり分かるようになります。反応が良いエリアに集中してポスティングすれば、集客効果を高めることができます。

注意点

エリアがごとの反応の差がわかったとき、よくやってしまう間違いがあります。それは『反応の低いエリアの反応を上げようとすること』です。

反応の低いエリアは「反応率をあげたい!」と考えてしまうと思います。そのため、反応が低いエリアに何度も新しいチラシでポスティングしたくなるかもしれません。しかし反応が悪いエリアは、ポスティングの回数を増やしても、基本的には反応が悪いです。

反応が悪いエリアに力を入れるよりも、反応の高いエリアにポスティングする回数を増やして、もっと多くの患者様を集客できるようにしましょう。

反応の高いエリアを見極めておけば「今月もう少し患者様が欲しいな」と思った時、そのエリアにポスティングすれば簡単に集客することができます。

■ポイント:反応の高いエリアを見極める

ポスティングで集客するためにとても重要なポイントです。エリアごとの反応率を見極めて「反応の高いエリアは200部・低いエリアは100部」という具合に、ポスティングするチラシの枚数をコントロールできる状態を目指しましょう。

【ステップ3】エリア外へのアプローチ

【ステップ1・2】を何度も実践し反応が高いエリアも見つけることができたら、エリア外にもチャレンジしていきましょう。

集客できる人数としては決して数は多くありませんが、反応が高いエリアを見つけることもできます。また資金的に余裕があれば、配るエリアや時間帯を指定できる業者を活用してポスティングしてもらうことも1つの方法です。

ポスティングで用紙すると良いものベスト5

ポスティングの際に用意しておくと良いと思うものを箇条書きでご紹介しておきます。ぜひ参考にしてください。

  1. チラシ
  2. チラシを入れる手さげカバン(少し頑丈なやつ)
  3. 背中にリュック(配布分のチラシを入れる)
  4. 好きな音楽・音声(朝刊の新聞配達員や車には十分に気をつけましょう)
  5. 夏は水分・冬は防寒具

チラシのポスティング 〜メリット&デメリット〜

ポスティングを実践していく上でもメリット・デメリットをご紹介します。メリット・デメリットを理解した上で、ポスティングの実践に役立ててください。

【メリット1】反応が早い

ポスティングしたチラシは、配ったその日のうちに反応があります。なので、配布したチラシに効果があったのか、なかったのかをすぐに確認すること可能です。実践と改善がしやすいので、反応が高いチラシを作りやすいというメリットがあります。

少ない部数でポスティングしながら、反応が高いチラシを作る
・・
反応が高いチラシが作成できたら、部数を増やしてポスティングする

上記のような流れでチラシの反応が高めていけば、費用を抑えながらも集客することができます。

<参考>

同じチラシ集客でも新聞の折込チラシの場合、業者にお願いして実際に折込みをするまでには最低でも2〜3日の時間が必要になります。

【メリット2】ライバルが少ない・不在

ポスティングは労力が必要な分、ライバルが少ない傾向にあります。自分の治療院がある地域でポスティングしている方がいるかどうか、ぜひ一度確認してみてください。

もし自分の治療院の地域でポスティングしているライバルがいないのであれば、大きなチャンスです。定期的にポスティングするだけで、治療院の存在を地域の方に知ってもらうことができます。もちろん集客につなげることも可能です。

ホームページ・ブログ・SNSなど、web集客に注目が集まっているからこそ、ポスティングすることでライバルに差をつけることができます。

治療院集客は「目立ってなんぼ」です。ぜひ積極的にポスティングを実践していきましょう。

【メリット3】顧客獲得単価が安い

チラシは1人の患者様を獲得するためにかかる費用(=顧客獲得単価)が安くすることができます。実践と改善を繰り返していくことで、チラシの反応を高めることで1人の新規患者様を獲得する費用を安くすることができます。

<顧客獲得単価について>

例えば、1回200部を1ヶ月に5回配る場合、1ヶ月に1000部配ることになります。1000部なら業者さんに頼んだとしても、2000円前後でカラーのチラシをプリントしてくれます。仮に、チラシ1000部印刷するのに、1500円かかったとします。

1500円で印刷した1000部のチラシをポスティングして、新規の患者様が3人きた場合。新規患者様1人あたり500円で獲得できたことになります。

地域のフリーペーパーなどの情報誌は掲載するのに、毎月2〜3万円かかります。もし掲載料が3万円だった場合、新規患者様を3人獲得できたとしても顧客獲得単価は1人あたり1万円です。

同じ3人の患者様でも顧客獲得単価に大きな違いが生まれます。

・ポスティングは顧客獲得単価が500円
・地域のフリーペーパーは1万円

ここでは単純な計算になりますが、もしも1回の施術が5000円の場合、ポスティングなら5000円ー500円で4500円の利益。地域のフリーペーパーなら5000円ー10000円でマイナス5000円です。

顧客獲得単価は安ければ安いほど、経営にとってはプラスです。なのでポスティングは非常に効果の高い集客方法であるといえます。

【デメリット1】慣れるまでがめんどくさい

ポスティング最大のデメリットは、労力がかかることです。ストレートに言ってしまえば「めんどくさい」です。

例えば、ポスティングは朝がオススメですが「朝早起きは辛い」という人は多いでしょう。朝の4時から配ろうとすれば、かなり早起きしないといけません。朝が強い人にとっては何てことはないかもしれません。しかし、朝が弱い人にとってはかなり辛いポイントです。

ポスティングを実践するオススメの時間帯は朝4時頃ですが、どうしても起きれない場合は、5時や5時半頃から開始しても構いません。

まずは自分が起きられる時間からポスティングを始めること。そして、ポスティングを実践する習慣を身につけることを意識するようにしてください。

【デメリット2】時間と労力がどうしても必要

ポスティングは自分の足を使うので、時間と手間がかかります。1日の中でポスティングする時間と労力を確保する必要があります。

ポスティングしている時間は他の作業・仕事ができなくなります。診療時間外を利用してコツコツ実践する必要があります。ポスティングに慣れないうちは、施術中に眠くなるなどの影響があるかもしれません。

集客したい場合、お金を使うか・時間と労力を使うか、この2択になります。

ポスティングは時間と労力がかかる代表的な集客方法です。集客にお金をかける余裕がない場合は、時間と労力を使って集客していきましょう。

お金を使った集客方法には、ホームページ作成やWEB広告などがあります。

【デメリット3】クレーム

ポスティングをしていれば多少のクレームがあります。頻度としては少ないですがたまにあることは覚えておきましょう。

クレームをもらった場合は、素直に謝罪すること。そして、クレームのあったご自宅にはポスティングしないようにすれば大丈夫です。

まとめ

治療院のポスティング方法についてご紹介しました。治療院の集客方法もホームページ・ブログ・SNSなどのWEB集客が主流になっていますが、まだまだポスティングも高い効果を期待できます。

時間と労力がかかるからこそ、実践しているライバルが少ない集客方法でもあります。つまり、先にやったもん勝ちともいえます。地味でめんどくさいからこそ、しっかり取り組んだ時の効果は大きいです。

「お金をかけずに集客したい!」という場合は、ぜひポスティングに取り組んでください。ここでお伝えした「チラシの配り方3ステップ」を実践していけば、ポスティングで集客できるようになっていきます。

ポスティングで集客できるようになったら、次は『リピート』が非常に重要になります。リピートは治療院の売上を決める最重要ポイントです。現在「80%以上のリピート率を作る安定経営法」を無料プレゼントしているので、合わせてご覧になってください。