ローカルSEO(MEO)に費用が掛かるかどうかは、大きな問題です。そもそもローカルSEO(MEO)の相場がよくわからない、という人も多いのではないでしょうか。相場を知ることも大切ですが、一括で支払うのか、分割できるのか、もしくは毎月継続して料金がかかるのかなど費用に関して知っておきたいことはたくさんあります。今回はそんなローカルSEO(MEO)の費用について、詳しく解説します。

ローカルSEO(MEO)にかかる費用

自社でローカルSEO(MEO)対策をする場合には、人件費や労力はかかりますがそのくらいです。しかし、アウトソーシングする場合には約2.5万円~3万円程度の費用が掛かると考えていいでしょう。

ローカルSEO(MEO)対策を依頼する場合にかかる費用は、料金形態や契約状況によって多少変わっていきます。また、契約する会社によって契約期間・対策内容・報酬額支払方法の違い・対策キーワード数などが違ってくるため、費用も違います。ここではまず、どのような料金形態をしているのかを、詳しく見ていきましょう。

形態①成果報酬型

成果報酬型はその名の通り、成果が出た時に支払うものです。一定の順位まで来たら料金を支払うという契約になり、費用としては高くても日額数千円程度でしょう。つまり日額を千円として契約すると、千円×検索が上位に入った日数が報酬として支払う金額です。成果を出さなければ支払うことはないので、依頼する側にとっては低コストで成果を上げることができる形態といえるでしょう。

また、成果型報酬柄は例えば対策するキーワードが4つあったとして、そのうちの一つでも上位に表示されれば料金を支払う必要があります。とはいえ表示されるキーワードが2つでも3つでも報酬額に変動があるわけではないので、コスト的に言えば決して高くはありません。

形態②固定月額型

固定月額型は成果報酬型とは違って、毎月決められた金額を支払うというものです。つまり、検索が上位に来ても来なくても費用を支払う必要があります。固定で月3万円などの費用が掛かるので一見すると成果報酬型のほうがいいようにも思えますが、月額固定型を利用するメリットは別の部分にあります。こちらは、クリック数や訪問数、予約などといった部分に重点を置いていて、それぞれのデータを蓄積してユーザーの反応数を上げるのが主な目的であるといえるでしょう。

契約期間が業者によって違う

ローカルSEO(MEO)を業者に依頼するときには、初めに契約期間を決めておく必要があります。契約は半年や1年の単位で行われることが多く、ローカルSEO(MEO)の性質上、1か月や2か月の短期契約はほぼできません。検索上位に表示させるのには、それなりの時間が必要であるというのが、理由の一つです。

費用相場

課金形態はわかったけどローカルSEO(MEO)にかかる費用の相場を知りたい、という人もいるのではないでしょうか。成功報酬の場合は日額1000円前後が報酬の相場であり、月額固定の場合は2万~3万円程度といえるでしょう。契約するキーワードの数や契約期間にもよって違ってきますが、それでもどちらの課金形態も4万円を超えると、かなり割高であるといえるでしょう。

ローカルSEO(MEO)対策が必要な状況

ローカルSEO(MEO)で対策が必要な状況とは、どのような状況なのでしょうか。もともとはホームページを持っていなかったという会社も多いですが、状況の変化により認知度や集客率を上げるためには、ホームページの制作やローカルSEO(MEO)対策が必要になってきました。

ローカルSEO(MEO)の大きな利点は、WEBサイトがなくも問題がないという点です。Googleマイビジネスから電話番号案内などへ直結することができるため、無理にWEBサイトを作る必要がありません。そんなローカルSEO(MEO)対策が必要な状況に陥ってしまったら、ぜひ検討してみてください。

スマートフォンの普及により集客率が低下

例えばスマートフォンなどの普及によって、誰もが簡単にインターネットでの検索を行えるようになりました。そのため、従来のアナログ方式では集客できず、とりあえずホームページを作っておけといった状況に陥ってしまった企業もあるのではないでしょうか。しかしそれで集客できるはずもなく、スマホで検索したときに上位に表示されるのが望ましいのです。

難易度が上がったために表示されない

もともと自社でホームページを作成していて、ある程度のローカルSEO(MEO)対策ができているという企業もあるでしょう。また、たとえホームページがなくてもGoogleマイビジネスに登録済でローカルSEO(MEO)への対策はできていると思うかもしれません。しかし、ローカルSEO(MEO)対策は年々難易度が上がってきています。そうなると自社では手に負えないという状況になってしまうことも、少なくありません。

比較競合サイトが少ない

グーグルマップの上位表示枠は、わずか3枠です。それ以上をあえて見るユーザーはあまり、いないのではないでしょう。キーワードに対しておすすめを3枠も見れば地域性にフォーカスするローカルSEO(MEO)の特性上、競合するような企業も周辺には少ないのではないでしょうか。比較競合サイトが少なく、比較的上位に入りやすいというメリットが、ローカルSEO(MEO)にはあります。また、通常の検索とは違って、ポータルサイトが入っていないことも利点です。

Googleマイビジネスへの登録確認が必要

費用対効果の高いローカルSEO(MEO)対策ですが、何より大切なのはGoogleマイビジネスへの登録です。Googleが自動的に手続きをしていることもあるので、まずは登録されているかどうかを確認しておきましょう。もしも登録されている場合には、必ずオーナーの確認が必要になります。オーナー権限がある場合とない場合では使えるサービスや見られるページが違ってくるため、オーナー登録がない場合には、必ず申請しておくようにしてください。

まとめ

契約期間やキーワードの数によって違いはあるものの一般的な相場から見ると、ローカルSEO(MEO)対策は、通常のSEO対策とは違ってかかる費用がかなり少なくて済むのが特徴です。成果報酬型でも月額固定型でも、上限が4万円程度です。そのためSEO対策よりも気軽に始められるのではないでしょうか。また費用が安いだけではなく、WEBページを作らなくても問題ないところも、参加しやすい理由の一つです。状況に必要と思われる料金プランを選択してみてください。気になるようならぜひ、チャレンジしてみてください。