最近、MEO対策がアツい!整体院・接骨院にとってやっていないとマズイという話を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、ローカルSEO(MEO)とは一体何なのか?ローカルSEO(MEO)のメリット・デメリットを解説させていただきます。

ローカルSEO(MEO)とは

ローカルSEOとは、GoogleプレイスやGoogleマップなど地域情報(ローカル)検索サイトにおけるSEOのことを指します。つまり、自社サイトやビジネス情報が表示されやすいようサイトや掲載情報の最適化を行うことです。
これに対してMEOとは、『Map Engine Optimization』の略称で、直訳をすると『マップエンジンの最適化』です。ここではGoogleマップのことを指しておりGoogleマップで自社サイトやビジネス情報が表示されやすいようにサイトや掲載情報の最適化を行うことです。
つまりローカルSEOとMEOは若干のニュアンスは違うものの同じ意味の言葉です。

また通常のウェブ検索(Google検索)において、「新宿 整体院」「整体院 横浜」のような「地域」+「業種」や腰痛やマッサージなどサービスの掛け合わせキーワードの検索時には、通常の検索結果にも地域情報が表示されるため、特に地域ビジネスを展開する整体院・整骨院などの治療院にとっては集客効果の高いマーケティング施策となります。

ローカルSEO(MEO)が現在、注目されている理由

ローカルSEO(MEO)については理解していただけたことと思いますが、それではなぜ近年これが注目されているのでしょうか?理由については下記が有名とされています。

スマートフォン普及による検索行動の変化

ドコモ「モバイル社会研究所」の2020年1月の調査によると、日本におけるスマートフォン所有比率が88.9%となりました。2010年には4%程度だったスマートフォンの所有比率ですが、2015年に5割を突破し、2019年に8割を超えました。

また同じくドコモ「モバイル社会研究所」の調査によると2020年になりスマートフォンの普及率は40歳以下の9割以上がスマートフォンを所持し、50代は89%、60代は81%、70代は68%と全ての世代において普及しています。

この結果から、スマートフォンが持っているのが当たり前となっているのがわかります。

日本に限らず全世界規模でのスマートフォンの普及により、googleは検索行動が変化していくと考え検索アルゴリズムを2012年にアップデート(ヴェニスアップデート)しました。それを機にローカル検索が可能になりました。
※ローカル検索とは、特定の地域や場所に関連する検索キーワードや位置情報から、ユーザーに適した検索結果を表示させること。

ローカル検索が可能となったことで、ユーザーは自分が行きたいお店がより探しやすくなり、利便性が大幅に向上しています。

引用 NTTドコモ モバイル社会研究所(https://www.moba-ken.jp/)

地図アプリが普及し、地図アプリで検索が常識に

株式会社TesTeeの調査によると地図アプリ利用者は7割以上、iPhoneユーザーでもApple純正アプリ「マップ」を超え、Googleマップの利用率が63.5%(マップ23.0%、Yahoo!マップ7.3%)とGoogleマップが一番人気という結果となりました。
これまではポータルサイトやフリーペーパーなどでお店を探していましたが、現在は地図アプリで検索するのが常識となってきています。

ローカルSEO(MEO)のメリット

それでは具体的なローカルSEO(MEO)のメリットとはどのようなものがあるでしょうか?いくつかご提示していきます。

無料で始めることができる

ローカルSEO(MEO)は実店舗を持っているオーナーであれば、誰でも今すぐ無料で始めることができます。GoogleマイビジネスというGoogleが無料で提供しているサービスのアカウントを作成し、必要な情報を入力するだけ。もしGoogleマップで自院を検索しても出てこない場合は、まずは登録してみましょう。

視認性の高い場所に表示される

Google検索で「銀座 整体」と検索した時の結果です。
一番上部にある青枠の部分はGoogle広告(PPC広告)の表示枠で1〜3枠が表示されます。

そして赤枠の箇所がローカルパックといわれる箇所で地図とGoogleマイビジネスの情報が表示され、その下にオーガニック検索の結果が表示されます。SEOよりも上位に表示されるローカルパック。地図が表示されているため視覚的にもわかりやすく、電話や経路検索などの利便性も良いため、集客に繋がりやすい。
以前は、ローカルパックが表示される条件が「地域」+「キーワード」に限られていましたが、現在はスマホで検索すると、位置情報がGoogleに通知されるため、整体院や接骨院、サロンのようなローカルビジネスに関連する「キーワード」で検索するとローカルパックが表示されます。
こういったGoogleアップデートにより、SEO対策よりもLocal SEO対策が重要となってきています。

ユーザーが行動を起こすまでの利便性が高い

Google検索内のローカルパックやGoogle Mapsはユーザーの操作性が非常に高く、検索→クチコミや商品チェック→予約や電話→道案内が全て行うことができるため、顧客がCV(消費行動)に移りやすいというメリットがあります。

比較検討される競合が少ない

ローカルパックに表示されるお店の数は3枠しかなく、上位表示されている3つの中から比較検討を行う可能性が高い傾向にあります。そのため一度その三枠に入ってしまえば、有利に集客を行うことが可能というわけです。

ポータルサイトは登録できない

またGoogleマップはその地域で実店舗をもっているお店しか登録することができません。
そのため、ポータルサイトがSEOを独占するということがなく、純粋に商圏エリア内に実店舗を持っている競合と順位を競い合うことができるというメリットがあります。

ローカルSEO(MEO)のデメリット

ローカルSEO(MEO)のメリットは非常に多いですが、デメリットは実はほとんどありません。
もちろん運用には知識が必要だったり、投稿やクチコミ集めなど手間がかかることや悪いクチコミを書かれてしまうケースもあるため、正しく運用を行うことが重要です。また悪徳なMEO運用代行業者が存在していることも注意点の一つです。
SEO対策と同じようにMEO対策もGoogleのガイドラインに従って、違反とならないようにしながら上位表示されるような工夫ではありますが、中には違反と知りながら上位表示を狙う業者もいるので注意が必要です。

また高額な費用を請求されたという話もよく耳にします。

しかし、上記のようなデメリットはしっかり知識と身につけ
正しい運用を行っていれば全く問題がありませんのでご安心ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今、最も注目をされているローカルSEO(MEO)。しかし実際に正しい運用ができている方は少数派であることは間違いありません。そのため今から始めることで、上位表示まで時間をかけずに成功する可能性も高いといえます。
ぜひ、まずはGoogleマイビジネスに登録してみてください。