ホームページで集客する…と言われても、ピンとこない方も多いと思います。

そこで今回は、

  • どのような流れで新規客があなたのホームページで予約をするのか?
  • ホームページから集客していくというのはどういうことなのか?

このことについて説明していきたいと思います。

ホームページで集客するために必要な3つの流れとは?

あなたがホームページを初めて開設した時というのは、例えて言うなら「大都会の外れの片隅にポツンと医院を建てた状態」に似ています。

街には人が溢れあふかえっていますので、一見すると黙っていてもお客様が来てくれそうな気がします。

そういった状況がある中で、現実の世界なら院の看板を掲げておけば、かろうじてその看板を目にした方が来院してくれることもあるでしょう。

しかし、インターネットの世界では、「ホームページを作った=看板を揚げた」というだけでは、その存在を知られることすら難しいのです。

ホームページは作りさえすれば勝手に集客してくれる、というものではありません。

そこで、これからあなたがホームページを作って集客をしていくにあたり、そのホームページへと人が流れてくるような仕組み、集客に繋がる流れを作る必要があります。

整体院のインターネット上における集客の流れを見た場合、その流れは大きく分けて3つあります。

  1. SEO対策
  2. リスティング広告(PPC広告)
  3. ポータルサイト

この3つにはそれぞれに特性があります。

ホームページで集客する際には、これらを上手く活用しながら進めていくことになります。

集客への流れ~その1~ SEO対策

「SEO対策という言葉は聞いたことがあるけれど、実際にどういうことをするのかよく分からない…」という方が大半ではないでしょうか。

SEO対策とは、Googleなどで検索された際に、自然検索枠(オーガニック枠)内において、そのホームページが上位に表示されるようにする対策のことです。

下はGoogleで「渋谷 整体」と検索したときの画像です。

検索結果画面

SEO対策では、この自然検索枠において、表示される順位をあげていくようにしていきます。

SEO対策による流れ

あなたが何かを調べるためにGoogleなどで検索した場合、1ページ目にあるサイトから見ていくかと思います。

お客様もそれと同様に、1ページ目にあるイトから順に見ていくのが一般的な流れと言えます。

つまり、できる限りホームページを上位表示させることで、ホームページの閲覧者が増えることになります。

これにより、ページの閲覧者数を増やすこと=予約してくれる可能性のあるお客様の数が増える流れを作ります。

SEO対策はどうやればいいのか?

以前は外部リンクの数を増やすためにリンクを業者から購入する(有料リンクと呼ばれる)ことがメインの対策でしたが、現在はグーグルも公表している通り、この有料リンクの購入はは禁止されているので時代遅れと言って良いでしょう。

現在はコンテンツ(ホームページの中身)をどのように高めていくのかがが対策のメインになっています。

訪問したユーザー(ホームページを見るお客様)にとって有益で信頼のあるホームページ作りを徹底することが一番の対策です。

最近のGoogleはとても賢くなっています。
内容の薄いページやでたらめなページは、たとえプロが対策をとったとしても検索からはじかれてしまう時代になっています。

最初からすべてをプロにお願いできない…といった場合においては、まず、しっかりとした内容でホームページを作っていくことが、SEO対策の第一歩となります。

もちろん、今後の集客に向けてプロ的なSEO対策を考えていくことも大切ですので、こちらも順次進めていくと良いでしょう。

集客への流れ~その2~ リスティング広告(PPC広告)

リスティング広告は、PPC広告とも呼ばれているものです。

リスティング広告では上の画像にもあるように広告枠に表示されます。

これは先述のSEO対策と同じで、上位表示させることによりページへの訪問者数が増える流れを作ります。

お金をかける分、ページの最上部にあがってきますので、集客の流れを作るには効果的です。

Googleローカル検索(Googleマップ)

Googleでは「地域名+●●」というキーワードで検索した際に、Googleマップとともにその地域に根差している店舗情報が表示されることがあります。

上の画像にもあるように、現時点ではGoogleが任意抽出した上位3店舗がマップの下に表示されます。

これ以外の店舗は「さらに表示」をクリックすれば見ることができます。

上位3店舗に表示される条件としては、Googleマイビジネスに登録していることのほか、SEOと同様に何らかの対策が必要となるようですが、Googleマイビジネスへの登録は無料でできますので、余力があれば登録しておいても良いかもしれません。

Googleマイビジネス公式ページを見てみる

集客への流れ~その3~ ポータルサイト

ポータルサイトはいわゆる口コミサイトと呼ばれるものです。

ポータルサイトで良く知られているものではエキテンホットペッパーなどがあります。

例えば「渋谷 整体」で検索してみると、上の画像からも分かるとおり、自然検索枠の上位には、ホットペッパーやエキテンからの情報も並んでいます。

特に都市部においては、こういったポータルサイトの影響力は強いように思います。

もちろん都市部以外においても、ポータルサイトの情報は多くの方が見ることになるかと思いますので、ポータルサイトではここからの予約も念頭に置いて、口コミ情報によって院の存在を広めていくといった流れを作ることができます。

エキテン

初めて開業される整体院の場合、まず、エキテンの登録から始めるのが良いかもしれません。

エキテンでの掲載は無料枠と有料枠があります。

有料枠の場合はその金額に応じた様々なプランが設定されています。

まずは無料で登録をしてみて、その後、有料にするか無料にするかは様子を見ながら決めていくと良いでしょう。

エキテン

ホットペッパー・ビューティー

ホットペッパービューティーは有料掲載となりますが、女性セラピストが活躍するような、例えばリラクゼーション系などの場合はアクセスが期待できるかもしれません。

最近では整体関係にも力を入れてきているようです。

ホットペッパービューティー

ヘルモア

ヘルモアは治療院やサロンに特化したポータルサイトです。

エキテンやホットペッパービューティーと比べると、まだその存在が弱いかな…という気はしますが、運営者が治療院や整体院を熟知しているので今後に期待がもてます。

露出が多くて困ることはありません。
登録は無料ですので、余力があればこちらも利用してみると良いかもしれません。

ヘルモア

ポータルサイトをホームページとして利用することはできるのか?

ポータルサイトの内容を見て頂ければ分かるとおり、院のホームページ代わりとすることは十分に可能となります。

ただ、整体師が集客する場合にホームページは必要なのか?でもお伝えしたように、ポータルサイトでの掲載はあくまでも「間借り」のようなものですので、いつどのようなことになるかは分かりません。

やはり、ポータルサイトはホームページでの集客における1つの窓口と捉えて活用することをお勧めします。

SNSは新規客獲得への架け橋

ホームページで集客をしていくために、SEO対策・リスティング広告・ポータルサイト、この3つは主な流れを作る柱と呼べるものですので、しっかりと進めていただきたいと思います。

この他の流れとしては、SNS(ソーシャルネットワークサービス)やアナログ媒体があります。

その概要としては、SNSにホームページのアドレスを載せる、またはホームページにSNSを組み込んでいく、といった形になってきます。

SNSはお客様にとって分かりやすいアプローチでもあり、お客様とあなたを繋ぐ架け橋とも言えます。

ホームページでの集客には是非、SNSも取り入れて進めていただきたいと思います。

SNSによる流れ

SNSではFacebook(フェイスブック)Twitter(ツイッター)Instagram(インスタグラム)LINE@(ラインアット)などがあります。

それぞれ、利用者の属性に違いがあることも1つの特徴です。

Facebook(フェイスブック)

40代の利用者が最も多いと言われています。

すでに口コミでの来院が多い場合は、余裕があればどんどん情報発信をして活用していただくと良いかと思います。

また、あなた個人がメインで使う場所とは別に、Facebookページという専用の固定ページが作れますので、そこを院専用のページとしてブログのように使うこともできます。

この他Facebook(フェイスブック)では有料で広告を出すこともできます。

ただ、その効果は安定していない部分もありますので、広告を出す際は下調べも必要でしょう。

Twitter(ツイッター)

20代の利用者が最も多いと言われています。

利用者層を考えると、ここからの集客は弱めかな…という印象です。

店舗ビジネスでの活用は難しいのかな、とも思います。

Instagram(インスタグラム)

30代の利用者が最も多いと言われています。

Instagram(インスタグラム)は特に女性の利用者が多いことから、例えば小顔系の美容整体や産後骨盤といった、女性向けの内容の場合に活用していくと良さそうです。

綺麗な写真でアプローチするのがポイントです。

LINE@(ラインアット)

LINE@(ラインアット)は店舗などが使う公式アカウントのLINEです。

年代に関係なく利用されます。

最近では業界に関係なく、LINE@で自社の宣伝をすることが非常に増えてきています。

LINE@(ラインアット)に関しては他のSNSと少し違った流れになります。

今回の場合、SNSではその利用者に向けてホームページの存在を広めていくことに重点を置きますが、LINE@はホームページから登録してもらうことに重点を置いていきます。

LINE@(ラインアット)で集客の流れを作る

基本的にホームページでの集客にLINE@を採り入れる場合、自社LINE@のQRコードをページ内の数か所に入れておくことがポイントになります。

LINE@による流れ

例えばホームページを訪問したお客様の中には、「今すぐに予約はしないけれどとりあえず院の存在は覚えておこう」という方がいます。

いわゆる様子見のお客様です。

そういったお客様にLINE@は手軽に登録・保存ができて便利です。

また、院にとっては今後予約をしてくれる可能性のあるお客様を集めておくことができます。

様子見のお客様はLINE@の情報によって予約を入れる

LINE@で発信していく情報は主にキャンペーンや空き情報がメインとなってくるでしょう。

様子見のお客様はそういったLINE@の情報を見て、「この施術はいいな」とか、「この日だったら行けるかな」と思った時に、自分のタイミングで予約を入れてくれる、といった流れがあります。

もちろん、LINE@は既存客のリピート対策としても有効な手段ですので、ホームページでの集客にSNSを活用していくのであれば、LINE@は1番にお勧めしたい方法です。

LINE@では定期的な情報発信を

できる限り新規客を増やしていくためには、定期的に情報発信をしていく必要があります。

いつ、お客様が予約してくれるか、そのタイミングがいつ来るのかは分かりません。

また、あまりに情報が来ないLINE@は、お客様がブロックなどしてしまう可能性もあります。

情報を発信する間隔は、その内容やあなたの都合にもよるところですが、せめて月2~3回は発信していきたいところです。

地域密着型はアナログ媒体との連携プレー

地域密着型の場合、その状況によっては「ぱど」のような地方紙やチラシなどの紙媒体がうまくいくこともあるでしょう。

紙媒体の場合、載せられる情報量には限りがあります。

そういった時にホームページのアドレスやLINE@のQRコードを載せておけば、

「詳しい内容はホームページをご覧ください」
「キャンペーンはLINE@で随時お知らせいたします」

という感じの流れができて、限られた紙面の中でもお客様に院の情報をお伝えしやすくなります。

まとめ

整体師がホームページで集客をしていく際には、そのホームページへの訪問者を増やしていく=ホームページへのアクセスを集める、といった流れが必要となります。

まずは、

  1. SEO対策
  2. リスティング広告(PPC広告)
  3. ポータルサイト

この3つをしっかりと進めていくことです。

次に、

SNS、紙媒体などを状況により活用していくことになります。

SNSではLINE@が1番のお勧めですので、これは積極的に使っていきましょう。

余力があればFacebookも使ってみてください。

紙媒体ではホームページのアドレスを必ず入れていくことがポイントになります。

ホームページで集客する際の流れとそれについての概要は以上のような形になります。

この記事があなたのお役に立てば幸いです。