こんにちは 。
一人治療家開業集客研究会の吉田しょういちです。
大きな夢を持って整体院を開業したにも関わらず、思うように集客できないと悩む人はとても多いです。しかし、集客できない原因は、ほとんどの整体院がまったく同じものです。
なぜ集客できないのか?
その原因と対処法をご紹介していきます。
目次
集客できない整体院に共通する3大原因!
集客できない整体に共通する原因は
次の3つの原因です。
原因1:そもそも知られていない
原因2:ターゲットが決まっていない
原因3:そもそも何もしていない
それぞれの原因がどのような状態なのか。どんなふうに対処していけば良いのかを具体的にお伝えしていきます。
【原因1】そもそも知られていない
整体院が集客できない原因のNo.1は、そもそも知られていないことです。とても単純な理由ですが、多くの整体院に共通します。
整体院を運営している自分からすれば、整体院の存在は当たり前のように感じると思います。しかし、そこが大きな落とし穴です。
患者様は自分が思っている以上に整体院の存在を認知していません。ご近所の人なら流石に知ってるだろうと考えることも危険。どんなにご近所の人でも、悲しくなるぐらい知らない人は知らないです。
集客するためには、まず整体院の存在を知ってもらていないことを理解すること。そして、整体院の存在を知ってもらうことから集客がスタートすることをご理解ください。
■対処方法
整体院を知ってもらうために効果的な活動がチラシです。チラシ集客は、これから開業する整体院でも、開業したばかりの整体院でも、開業して時間が経っている整体院でも効果を期待できます。
これから開業する場合は、「開院しました」「開院します」というチラシをポスティングや新聞の折り込み広告で出してみる。すでに開業しているなら「〇〇でお悩みの方へ」という形でチラシを出してみることで、整体院の存在をアピールすることができます。
1つ注意点は、「1回配ったら大丈夫」と思わないことです。チラシは一度配って終了ではありません。何度も何度も配ることで、徐々に整体院の存在が認知されるようになっていきます。
配ったチラシは必ず見てもらえるとは限りません。なので、何度も何度も配る必要があります。「ちょっとしつこいんじゃないか?」と不安になる方もいますが、そう感じるぐらいがちょうどいいと思ってください。患者様は自分に必要でなければ、わざわざチラシを見てくれるようなことはしないからです。
チラシ集客の実践の詳しいポイントについては「新規患者を集めるチラシの作り方」の記事をご覧になってください。
【原因2】ターゲットが決まっていない
集客活動はちゃんと実践しているにも関わらず「集客できない」と悩む整体院の多くは、ターゲットが明確になっていない可能性が高いです。
ここでいうターゲットとは、「自分の整体院に来院して欲しい患者様」のことを意味します。
・どんな人に来院して欲しいのか
・どんな悩みを抱えている人に来て欲しいのか
・どんな症状に苦しんでいる人に来て欲しいのか
など
自分の整体院に来て欲しい人が明確になっていないと、チラシ・ホームページ・ブログなどをどんなに頑張っても、集客につなげることが難しくなります。
最もよくある例としては、「うちの整体院はどんな人でも、どんな症状でも治せます」というものです。
施術に自信があることは良いことですし、治療スキルが高いことは素晴らしいことです。しかし、そうした技術の高さはチラシを見ただけでは、患者様に伝わりません。
患者様は「自分にとって必要などうか」「自分の悩みを解消してくれるのかどうか」という視点で判断します。
例えば、次の2つのメッセージを比較してみてください。
「どんな痛み・症状もスッキリ解消します!」
「毎日のパソコン作業で疲れた首・肩の疲れをスッキリ解消します!」
2つのメッセージを比べたとき、2つ目のメッセージの方が内容が具体的なので、ターゲットに響きやすいメッセージだといえます。
自分のターゲットが明確になれば、その人にどんなメッセージが響くのかを考えことができます。そして、メッセージが具体的になればなるほど、ターゲットは「気になるな」「行ってみようかな」という気持ちになってくれるのです。
ターゲット(患者様)が明確になればなるほど、彼らが抱えている悩み・痛み・苦しみを知ることができます。そして、ターゲットが抱える悩みにたいしてメッセージを出すことで、集客につながる可能性が高くなるということです。
チラシ・ホームページ・ブログなど、様々な集客活動をする前に、「自分の整体院にはどんな人が来て欲しいのか?」これを明確にするようにしてください。
■ターゲットを明確にする3つのステップ
ターゲットを明確にするためにオススメの方法は、次の3つのステップです。
- ステップ1:市場の細分化
- ステップ2:細分化した中から市場を1つ選択する
- ステップ3:選択した1つを自分のターゲットにする(ポジションを明確にする?)
3つのステップを実践することで、集客したいターゲットを明確にすることができます。
3つのステップの具体的な実践方法は次の通りです。
ステップ1:市場の細分化
市場とは「患者様」のことだと認識してください。そして、市場を細分化するとは患者様を何らかの基準で区分していくことをいいます。(細分化することをセグメンテーションといいます。)例えば、次の通りです。
- 市場:腰痛に困っている患者様
- セグメント1:学生でサッカーをしていて、腰痛に困っている患者様
- セグメント2:学生で野球をしていて、腰痛に困っている患者様
- セグメント3:学生でテニスをしていて、腰痛に困っている患者様
- セグメント4:学生でゴルフをしていて、腰痛に困っている患者様
- セグメント5:学生で柔道をしていて、腰痛に困っている患者様
「腰痛で困っている患者様」という市場を、『学生+やっているスポーツ』という基準で区分した例です。このようにして、自分の整体院に来院して欲しいターゲット像を具体的にしてください。
■どんな基準でセグメントに分けるのか?
セグメンテーションを実践する上では細分化の基準がとても重要です。セグメンテーションの基準には様々なものがあります。その中でも、患者様の価値観(ライフスタイル)に合わせてセグメンテーションするのがオススメです。
- 患者様がどんな生活を送っているのか
- 患者様はどんな悩みを抱えているのか
- 患者様はどんな痛み・症状を持っているのか
- 患者様は整体に対してどんなイメージを持っているのか
患者様の価値観を基準にしてながら、セグメンテーションを実践してみてください。
ステップ2:細分化した中から市場を1つ選択する
セグメンテーションした市場の中から、自分の整体院にふさわしい市場を決めるます。(これを専門用語でターゲッティングと言います。)
セグメンテーションした市場と自院の強みを比較して、ターゲットになる市場を選択してください。ターゲッティングする際は、次の2つのことを基準にします。
- 細分化した市場(セグメント)に魅力があること
- セグメントに対して、自分の整体院が優位であること(役に立てること)
1:細分化した市場(セグメント)に魅力があること
「魅力があるかどうか」というのは、シンプルに「そのセグメントでビジネスが成り立つかどうか」を考えてみてください。
例えば、セグメントの規模がある程度大きくないとビジネスになりません。もし仮に「学生で乗馬をしていて、腰痛に困っている患者様」というセグメントを選択してしまったら、患者様を集めることがかなり大変になります。
不可能というわけではありませんが、サッカーや野球などのスポーツに比べればマイナーなスポーツになるため、どうしても患者様の数は減ってしまいます。
細分化したセグメントの中から、自分の整体院にとって魅力があるセグメントを選択するようにしてください。
2:セグメントに対して、自分の整体院が優位であること(役に立てること)
細分化したセグメントに対して、自分の整体院が優位なポジションにあるのどうかも検証してください。「優位」とは例えば次のようなことです。
・高品質のサービスを提供できるのかどうか
・セグメントの抱える悩み・不安・痛みを理解しているのか
・自分の地域で賞賛がありそうか(すでに強力なライバルはいないか)
・自分が理想とする施術単価で勝負できそうかどうか
など
総合的に判断して、ライバル整体院よりも優位な立場になれるセグメントを選択しましょう。
ステップ3:自分の整体院が提供する価値を決める
ステップ2でターゲッティングできたら、最後はポジショニングを実践していきます。ポジショニングとは、ライバル整体院と比較して、自分の整体院が「どんな整体院なのか」を明確にすることを言います。
ポジショニングができると、患者様の頭の中では「〇〇といえば、〇〇整体院」というように、ある分野に関して地域のNO.1として認識してもらえるようになります。
ポジションを考える際は、下記の【・】の中を、自分の整体院に合わせて考えてみてください。
<ワーク:ポジショニングを考える>
【選択したセグメント】に
【自分の整体院・整体院のサービス】を
【〇〇(わかりやすいフレーズ)】と認識してほしい。
【ライバル治療院】よりも、当院が良いと思ってほしい。
【原因3】そもそも何もしていない
「集客できない」と嘆く整体院の多くは、そもそも集客活動をしていないことが多いです。正しく言えば、1回活動しただけで「大丈夫」「なんとかなる」と考えている方が多いように感じます。
「何当たり前のこと言ってんだ」と感じるかもしれませんが「集客できない」と悩む人にはとても多い傾向です。
残念ながら、たった1回の集客活動で成果が出ることは稀です。集客できている整体院ほど、何度もトライ&エラーを繰り返しています。
・ホームページを作ったら人が来る
・チラシを配ったら人が来る
・ブログを書いたら人が来る
など。
何かしらの集客活動を1回やっただけで「大丈夫だ」と安心してしまう人が多いです。
集客活動は継続していくことがとても重要になります。
例えば、チラシ集客の場合。チラシを1回ポスティングしたら、自然とたくさんの患者様が来院してくれるようなことはありません。
・チラシの反応は良かったのか?
・思ったより反応は悪かったのか?
・どの地域の反応が良かったのか?
・どの時間帯に配ると反応が良さそうか?
など。
試行錯誤を繰り返しながらも、集客活動を実践していく必要があります。
チラシに関していば、何度も何度も配ることがとても大事です。チラシを見た患者様が、たまたま腰が痛ければ来院してくれるかもしれません。何度もチラシを目にすることで「あっ、こんなとこに整体院あるんだな」と初めて認知してくれるかもしれません。
たった1度の活動で安心しないこと。集客活動は何度も実践しながら、改善していくことを忘れないようにしてください。
■対処法
集客活動を継続的に実践していくためには、行動計画(アクションプラン)を立てることが重要です。
『いつ、どんな集客を実践するのか(したのか)』自分が実践すると決めた集客活動を行うための行動計画を立ててみてください。行動計画作成のコツは次の通りです。
- 実践できることを書く
- やるべきことを動詞で書く
- いつまでにやるのか期限を作る
まとめ
整体院が集客できない3つの原因をお伝えしました。
原因1:そもそも知られていない
原因2:ターゲットが決まっていない
原因3:そもそも何もしていない
原因1と原因2は、集客活動を自分なりに頑張っているけれど集客できない人に多いです。特に集客できていない時の原因のほとんどが『そもそも知られていない』これに尽きると思います。
・患者様は整体の存在を知らない
・整体に行くとどうなるのかわからない
・整体ってどんなところかよくわからない
・自分が行っていいのかわからない
など。
患者様はそもそも知らない状態であることを前提にして集客活動を実践していきましょう。
原因3に関しては論外に思えるかもしれませんが、意外と多くの方がこの状態になっています。少し集客活動しただけで「患者さんが来ない」と嘆いている方は非常に多いです。
しかし、解決策としては単純に行動するだけです。自分の整体院が実践できることを1つ1つ継続的に実践していく。それだけで、集客できるようになる可能性が大いにあります。もし心当たりがある場合は、アクションプランを立てて行動量を増やすことから始めてください。
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